経営評価シート 1.団体の基本的情報 団体名 福岡県漁業信用基金協会 設立年月日 昭和29年2月24日 所在地 福岡市中央区舞鶴2丁目4番19号 基本財産(資本金) 1,104,000千円 主な出資者 出資額 出資割合 県出資額 320,450千円 福岡県信漁連 346,900千円 31.4% 県出資割合 29.0% 漁協等 19.4% 213,950千円 本県市町村 191,200千円 17.3% 設立目的等 中小漁業者等の漁業経営に必要な資金の融通を円滑にし、その債務を保証すること により中小漁業の振興を図ることを目的として中小漁業融資保証法が昭和27年に 施行され、この法律に基づいて本県基金協会が昭和29年に設立された。 現状の主要事業の内容 事業名 保証業務 事業内容 中小漁業者等が漁業経営に必要な資金を金融機関から借り入れる際 に、基金協会が債務保証を行うことにより、資金の融通を円滑にす る。 2.団体の組織・人員情報 代表者名 理事長 竹 井 紀 一 県OB 常勤 常勤役員名 (上記理事長のみ) 常勤 2名 県派遣 名 プロパー 2名 他団体派遣 名 県OB 名 その他 名 合計 2名 3.福岡県第1次行政システム改革大綱における団体別改革方針 財政的、人的支援等を見直す 区分 職員数 非常勤 4‐①.改革の実施状況 平成11年度 職員1名削減 平成12年度 職員1名削減、非常勤役員を6名削減 平成14年度 非常勤役員報酬5割削減(年間220,000円→110,000円) 4‐②.経営改善計画における改善目標の達成状況 別紙に記載 シート1 名 5.経営状況 項目 H12 H13 H14 単位 【貸借対照表】 資産合計 16,084,979 19,277,160 17,691,535 千円 うち金銭債権 2,249,870 2,422,684 2,291,789 千円 うち棚卸資産(販売用不動産含む) - - - 千円 負債合計 15,893,612 18,709,301 17,084,288 千円 うち借入金額 1,727,100 1,710,100 1,709,400 千円 資本の部合計 191,367 567,859 607,247 千円 県債務保証額又は損失補償額 - - - 千円 団体債務保証額 6,099,693 7,432,305 6,634,830 千円 【損益計算書】 売上高 35,408 70,083 68,362 千円 営業損益 △ 10,246 17,028 18,962 千円 経常損益 △ 355,353 18,642 34,138 千円 当期損益 △ 355,353 18,642 34,138 千円 【その他の補足項目】 県財政負担額 418,495 433,860 407,828 千円 内訳:出資金 - 25,800 - 千円 内訳:補助負担金 7,245 8,060 7,828 千円 内訳:委託料 - - - 千円 内訳:貸付金 411,250 400,000 400,000 千円 人件費総額 29,686 27,672 24,915 千円 【財務指標】 自己資本比率 1.2 2.9 3.4 % 県財政負担率 16.7 15.0 14.1 % 人件費率 83.8 39.5 36.4 % 経常利益率 △ 69.7 2.2 4.0 % 【団体毎の経営評価指標】 求償権残高 2,412,716 2,407,878 2,280,769 累積損失額 △ 636,261 △ 617,620 △ 583,482 6.団体(経営責任者)の自己点検評価 14年度は、人件費の削減(対前年比△2,758千円)及び基金の造成(増資額15,600千円)等に より34百万円の当期利益を計上したが、求償権回収については、督促強化を図るも6,215千円(前 年度4,840千円)に止まった。 繰越欠損金については、経営改善計画比955千円減の583,482千円と計画以上の実績であった が、有価証券の利率の低迷並びに漁業者の経営悪化に伴い保証残高が減少傾向にあるため、繰越 欠損金を計画通りに解消するにはさらなる経営努力を必要とする。 7.経営評価結果 多額の累積欠損金を計上しており、その解消に向けた抜本的な経営改善に取り組んでいるところで あるが、平成13年度及び14年度は、有価証券利息の増加や人件費等管理経費の節減等により、2 年連続当期利益を欠損金の解消に充て、累積欠損金の額は、636,261千円から583,482千円 と、合計で52,779千円の減少となった。 今後とも、経営改善計画に基づく平成27年度までの欠損金解消に向け、求償権の回収の強化や、 経費の削減の取り組みを引き続き実施するとともに、関係機関と協力して債権保全に努める必要があ る。 シート2 4‐②.経営改善計画における改善目標の達成状況 改善目標 達成状況 繰越欠損金の解消 ①基金の造成 14年度増資額 15,600千円 ②求償権回収の促進 14年度回収額 6,215千円 償却額 120,895千円 ③人件費の削減 対前年比 △2,758千円 非常勤役員報酬 5割削減 ※平成13年度末の繰越欠損金は、617,620千円であったが、平成14年度は、 当期利益金を34,138千円確保出来たので、 繰越欠損金は583,482千円に 減少した。 指導指針に基づく改善事項 上段:計画、下段:実績 H14 H15 H16 H17 H18 組織の簡素化、フラット化 執 行 役員数の適正化 体 制 職員数の削減 運 基本財産等の安全・有利な運 用 用 方 法 リスク管理の強化 人事 人材育成及び士気の高揚 ・ 給与 制度 給与制度等の見直し ノウハ ノウハウの共有化 ウ ・ 情報の 共有化 類似団体との情報の共有化 コスト 共通事務に関する団体間連携 管理 情報 情報公開制度の導入 公開 その他団 体独自の 求償権回収の促進 改善事項 実施 実施 実施 実施 実施 実施 実施 実施 実施 実施 実施 実施 実施 実施 シート3(別紙) 備 考 実施済 職員2名のため業務課1課体制と なっている。 実施済 平成12年度役員6名削減して12 名体制となっている。 実施済 平成11年度1名、12年度1名削 減し、現在2名体制となっている。 平成14年度運用額のうち78%を 国債・地方債・特別法人債等へ運 用、22%を信漁連への預金運用 (緊急代弁資金の対策) 求償権償却引当金金額積立済、 延滞保証先の管理の強化を図 る、求償権の管理の強化を図る。 各種研修会等へ積極的に参加し ている。 平成14年度県に準じて給与制度 等の見直しを行った。 平成15年度業務マニュアル策定 作業中である。 基金協会・中央会・信用基金間の 電算処理ネットワークの構築に向 けて作業中である。 実施済 平成11年度P/Cプログラムの 全国統一発注等 情報公開規程を整備し、平成14 年7月から実施している。 職員2名と少数のため、信漁連、 漁協の協力を得て回収促進を図 る。
© Copyright 2024 ExpyDoc