報道資料平成２７年２月 19 日食中毒発生概要本日、食中毒発生に伴い飲食店への営業停止処分を行いましたので、お知らせします。１概要（１）探知平成２７年２月１７日（火）９時５０分、熊本市健康教育課から熊本市保健所に「市内の中学校１学年の１クラスで腹痛、吐気、発熱等により１１名が欠席している。登校している生徒９名も同様の症状を呈している。他クラスには同様の状況はない。又、当該クラスは、クラス行事で２月１５日（日）に市内の飲食店を利用している」との連絡がありました。（２）調査調査の結果、平成２７年２月１５日（日）に当該クラスの内３０名が飲食店で食事をしており、この内２２名が２月１５日（日）から２月１７日(火)にかけて、腹痛、嘔吐、下痢、発熱などの症状を訴え、内１３名が医療機関を受診していることが判明しました。（３）決定有症者の共通食は、学校給食を除き当該飲食店で提供された２月１５日（日）の食事のみであり、喫食状況、発症状況等から、この飲食店の食事を原因食品とする食中毒と断定し、この飲食店に対して営業停止を命じました。２有症者の状況（１）発症日時平成２７年２月１５日（日）１９時（初発）（２）主な症状腹痛、嘔吐、下痢、発熱（３）喫食者数３０名（４）有症者数２２名（有症者の年齢１２歳～１３歳）内訳男性：１４名、女性：８名（５）その他入院者はいません。（有症者はいずれも快方に向かっています）３原因食品２月１５日（日）に当該飲食店で提供された食事４病因物質ノロウイルス（GⅡ）５６原因施設（１）名称（屋号・商号）すみびやきにく炭火焼肉あぶりばん炙り番や（２）業種飲食店営業（一般食堂）（３）営業者氏名 (有)熊本なべしま（４）営業所所在地熊本市東区東町４丁目２-５２取締役とうさか東坂しんや措置等営業停止平成２７年２月１９日（木）から２月２１日（土）までの３日間慎也【備考】検体内容検体数有症者便６調理従事者便４調理場等の拭取り食品１０３結果備考５検体からノロウイルス熊本市での検査（GⅡ）検出１検体からノロウイルス熊本市での検査（GⅡ）検出検査中熊本市での検査検査中熊本市での検査 ※平成２７年２月１６日現在 ※検査機関：熊本市環境総合センター【参考】熊本市における食中毒の発生状況（ただし、本件は含まない。）平成２７年平成２６年平成２５年平成２４年発生件数（件）２５５３患者数（名）１８６２６７４３２死者数（名）００００平成２３年２１６４０【ノロウイルスの特徴】・一年を通じて発生していますが、秋から冬に集中して発生します。・食中毒と感染症の２つの『顔』を持ちます。・感染力がとても強く、わずかなウイルスがついた食品・人・床・ドアノブ・便座などから感染し大規模な集団感染につながることがあります。・感染から１～２日で、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱等の症状がでます。・３日程度で回復しますが、抵抗力の弱い高齢者や乳幼児などは、吐いたものを気管に詰まらせたり、脱水症状があらわれることがあります。【ノロウイルス食中毒の予防対策】・・・３つの『しっかり』を励行しましょう！ ★石けんをよく泡立てて、しっかり手洗い！（２度洗いが効果的） ★調理するときは、食材の中心部までしっかり加熱！（８５～９０℃ ９０秒以上の加熱） ★調理器具などは、しっかり洗浄・殺菌！・８５℃以上の熱湯で１分間以上・塩素系漂白剤で浸すように拭き、１０分後水洗い ★エタノールや逆性石けんはあまり効果がありません。 ※現在、熊本市では『ノロウイルス食中毒注意報』を発令中です。（お問い合わせ先）熊本市保健所食品保健課課長：中間幸弘担当：中澤、神山電話：０９６－３６４－３１８８０９６－３７１－５００６