食中毒の発生について

食中毒の発生について
(平成28年9月17日19:15現在)
早良区保健福祉センター衛生課食品係
(早良保健所) 担当:稲吉,松崎
℡851-6543
保健福祉局生活衛生部食品安全推進課
食品衛生係
担当:髙塚,庄嶋
℡711-4277(内線 2258,2259)
1 探知
平成28年9月15日(木)10時頃,佐賀県生活衛生課から福岡市食品安全推進課に「9月
13日(火)に福岡市早良区内の飲食店が調理した弁当を喫食した佐賀県佐賀市内の職場の同僚
複数名が食中毒様症状を呈しているとの通報があったため,弁当を調理した施設の調査を依頼す
る」旨の連絡があった。
2 概要
平成28年9月13日(火)18時30分頃から下記施設が調理した弁当を食べた1グループ
12名のうち9名が,同日19時30分頃から吐気,嘔吐,腹痛等の食中毒様症状を呈した。
3 症状
吐気,嘔吐,腹痛等
4 摂食者数
12名
5 有症者数
9名
20 歳代
30 歳代
男性
4
2
女性
2
1
合計
6
3
※入院者無し。全員快方に向かっている。
合計
6
3
9
6 検査 ・・・ 検査中
有症者便
: 6検体(食中毒菌陰性)
従業員便
: 1検体(検査中)
施設ふきとり : 7検体(検査中)
残品
: 1検体(エビピラフからセレウス菌を検出)
7 原因食品
下記施設で平成28年9月13日(火)に調理された弁当
<メニュー>
エビピラフ,ローストビーフと焼いた牛もも肉,野菜のトマト炒め,スモークサーモンとク
リームチーズ,鶏肉炭焼き,コロッケ,春巻き,スペイン風オムレツ,スパゲッティ等
8 原因施設
(1) 営業所所在地 福岡市早良区西新一丁目7番27号
ライオンズマンション西新オレンジ通り101
(2) 営業者氏名
池田 貴史
(3) 屋 号
レターレ
(4) 業 種
飲食店営業
9 原因施設に対する指導事項
(1) 調理工程の見直し
(2) 食品の適切な保管
(3) 食器・器具類の洗浄・消毒の徹底
(4) 施設の清掃・消毒
(5) 手洗いの励行
(6) 調理従事者の健康管理と衛生教育の徹底
(7) 営業の自粛(9月15日(木)18時から営業を自粛している)
10 措置処分
福岡市早良区保健福祉センター(早良保健所)は,以下の理由により,当該施設が平成28年
9月13日(火)に調理した弁当が原因のセレウス菌による食中毒と断定し,平成28年9月
17日(土)19時から19日(月)19時までの2日間の営業停止処分とした。
(1) 有症者9名の共通食は,当該施設で9月13日(火)に調理された弁当のみであること。
(2) 有症者が喫食したものと同じ弁当(有症者の職場で未開封のまま冷蔵保管されていたも
の)からセレウス菌が検出されたこと。
(3) 疫学調査の結果,潜伏期間や症状がセレウス菌による食中毒と一致すること。
(4) 医師から食中毒の届出がなされたこと。
〈参考〉福岡市における平成 27 年及び平成 28 年食中毒発生状況
月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
計
(件数)
1
3
0
5
1
1
5
0
2
3
0
1
22
(患者数)
51
59
0
251
9
1
25
0
5
8
0
2
411
(件数)
2
0
1
0
1
5
2
3
1
15
(患者数)
6
0
155
0
266
41
3
5
1
477
平成 27 年
平成 28 年
(注)現在調査中の件及び本件を含まない。
<報道機関の皆様へ>
セレウス菌(嘔吐型)による食中毒は,温度管理がされていない米飯やめん類が原因になること
が多く,注意が必要です。
報道機関の皆様におかれましては,食中毒予防について,市民の方へ以下の点に注意するよう呼
びかけていただきますようお願いします。
【セレウス菌(嘔吐型)について】
・土壌などの自然界に広く生息する。
・食品中で毒素を産生する。
・耐熱性の細菌で,芽胞は 90℃,60 分の加熱でも死滅せず,家庭用消毒薬も無効。
・潜伏期間は 30 分~6時間。吐き気,嘔吐が主症状。
・過去の主な原因食品:ピラフ,スパゲッティなど。
【予防方法】
・米飯やめん類の作り置きをしない。
・穀類の食品は室内に放置せずに,調理後は8℃以下又は 55℃以上で保存する。
・保存期間は可能な限り短くする。