02 広島県 学校法人広島三育学院小学校 3年 能美 俊介

平成 26 年度「土砂災害防止に関する絵画・作文」作文小学生の部 優秀賞(事務次官賞)
「広島の土砂災害」
のうみ
しゅんすけ
広島県 学校法人広島三育学院小学校 3年 能美 俊 介
この前の夜、すごいかみなりがなった。かみなりはどんどん音が大きくなって、すぐ近くに落ちたように思っ
た。そして外が見えないくらいすごい雨がふっていた。ぼくの家はマンション 15 階なので落雷もこう水も心
ぱいないと思い、つかれてそのままねてしまった。
朝、目がさめると雨がやんでいていつも通りだった。でも、テレビを見るとニュースで広島市のことをつたえ
ていた。すごいことになっていてぼくはびっくりしました。山がくずれて家や車が流されていた。町中がどろ
だらけだった。すごかった。ニュースで見たものがぼくはこわかった。たくさんの家がなくなり、たいへんだと
思った。だいじなものが全部なくなってかわいそうだと思った。勉強道具もゲームも本もおやつもいっきにな
くなったらぼくはどうしよう。考えたけどわからない。でもやっぱり「いやだな。」と思った。
死んだ人やけがをした人、まだみつからない人がたくさんいる。かなしいと思った。みんなこまっているだ
ろうと思った。
きのう、おかあさんと買い物にいった時ぼきんばこがあった。たくさんのお金が入っていた。ぼくも千円入
れた。「これで何か買ってくれるといいな」と思った。
夏休みに入って雨のふる日が多い。今日も天気が悪い。またたくさん雨がふったら山がくずれるかもしれ
ない。こんどはちがうところがくずれるかもしれない。ひなんしたらたすかると思う。家ぞくがばらばらになっ
たらかなしい。ぼくだけたすかったらどうやって生きていこう。わからない。でもみんなでいっしょにひなんし
てたすかったらいいと思う。
もうこんなことがおこりませんように。