平成 26年度 自己評価・学校関係者評価書 学校法人若杉学園若杉幼稚園長 杉山順子 学校法人若杉学園若杉幼稚園 学校関係者評価委員長 岡﨑聡美 1. 園の教育目標 1.がんばる子 2.考える子 3.思いやりのある子 心と身体の調和の取れた子どもの育成を目指し、心身共にたくましく、がんばりのきく子に育つよう、日々の保育に取り組んで いる。 2. 本年度の重点課題(学校評価の具体的な目標や計画) ・職員間の協力体制を強化し、担任と補助教諭の連携を密にして保育の充実を図る。 ・YY の体操を含めた運動遊びの取り組み方法の工夫 ・未就園児教室の充実 ・組織運営の見直しと改善 3.評価項目の達成及び取り組み状況 評価項目 評価点 (1) 職員間の協力体 制を強化して保 育の充実をはか る 自己評価 評価点 ・年少組、年中組は級外担当も含め、学年に関わる 教諭が全員揃っての話し合いの時間を定期的に確 保して、共通理解をしたうえで子どものサポート の仕方を考え実践した。 また、年少は補助教諭の担当クラスを交替する ことで、互いに保育内容の振り返りをし、研修に 繋げていった。 ・気になる子の対応に関しては、情報を共有し共通 理解の下で、誰でも同じ対応が出来るように努め た。 A (2) YY の 体 操 を 含 めた、運動遊び の取り組み方法 の工夫 ・活動に応じて加配をし、どの子も楽しく参加でき るよう援助していった。 A ・YY の体操も含め、基本的な動きや全身の感覚を刺 激する様な遊びに、楽しんで参加できるように活 動内容を考え実践した。 ・成果のみに目が行かない様、過程を大切にし、そ れぞれがちょっと難しいと思うことに挑戦しなが ら、運動遊びが楽しめるように取り組んだ。 B (3) 未就園児教室の 充実 A A ・家庭における育児では、情報量も多く迷いが生じ ることもあり、また、外で遊ぶ機会や同年齢の子 どもと一緒に遊ぶ機会を持ちたいなど、参加人数 からみても2歳児の未就園児教室のニーズが高い ことがわかる。今後も、親子が楽しんで参加でき る会を工夫していきたい。 ・予想以上に在園、卒園児の第 2 子の参加が多く、 集団に慣らしていきたいという意識が高いことを 感じた。 ・親子で半年間参加する中で、親が楽しんで参加し ているのを見て子どもも一緒にやってみようとい う姿が見られ、次第に気持ちもほぐれていき、自 然に環境に慣れていった。後半は子どもだけでの 参加としたが、前半の積み重ねで「幼稚園は楽し い」という気持ちもあり、母子分離で泣くことは あっても、親と離れ皆と一緒に参加することがで A 学校関係者評価委員会 ・先生方の目も行き届き、子どもたちに多く接してくれている。 色々な先生が各クラスに入ってくれ、情報交換もでき連携が出来 ていると思う。 ・クラス担任を持たない先生方も、話し合いで皆の様子が分かるよ うにしている。子どもたちが安心してスムーズに活動していける 様、努力していると思う。 ・若手の先生とベテランの先生が、お互いを補っていると思える。 ・たくさんの目(大勢の教師)がある中で保育を行っている。 ・補助の先生を替えていくというのはとても良いと思った。子ども も同じ先生だと甘えが出てまとめにくくなる事もあると思うの で。 ・時代の変化と共に、親や子どもたちの生活が変わっていく中、園 での生活や子ども一人ひとりに対応した保育に、その年毎に対応 してくれているように感じた。 ・職員が多く、職種も教師ばかりではないので、情報を共有する事 は難しいと思うが、工夫して頑張っている様子がうかがえた。 ・幼稚園側がこういう思いで行事のやり方を変えていっているとい うのが、アンケートの結果を見ると十分理解されていない方が多 いので、全部説明することもないが、少しは説明した方が伝わる のでは?と思った。 ・いろいろ努力していることが保護者に伝わっていないことが残 念。もう少し園のことを伝える機会をもてれば良いが、現実問題 難しいのかも。 ・バランス感覚が育っているので、それを遊びに活かし、工夫をし ていると思う。 ・子どもの個々の状態に合わせて、色々と取り組んでいることに感 謝している。 ・子どもたちの成長の早さに驚いている。体の柔らかさ、とっさの 行動が早い。 ・毎日楽しく体操に取り組んでいたので本当に良かった。 ・体操の苦手な子も喜んで取り組み、好きになる感じがする。 ・丸太を歩く遊びをやってみると、上手く歩けない子も多かったと 聞き、昔の子が普通にやっていた遊びを加えるのも大切だと思っ た。 ・前情報(TV や雑誌)がありすぎて、そこだけを期待している保護者 の意見はあまり気にせず、若杉のやり方で子どもたちに体操遊び を続けていって欲しいと思う。心身ともに育っていると思う。 ・YY の体操は、皆さんの憧れであり目標のようで、それを達成した 時の自信はとても大きなものだと思う。遊びを工夫し取り組んで いる様子を伺い、子どもたちの頑張っている顔が目に浮かんでく る。 ・入園前に何回か幼稚園に行き、親と離れる時間を持つことで、入 園してから泣く子や不安になる子が減ると思うので、とても良い と思った。 ・入園前に幼稚園での生活を体験できるのは、親にとっても子ども にとってもとても良い事だと思う。入ってからもスムーズに馴染 んでいけると思う。 ・子どもたちの先の事も考え、未就園児の活動を考えていると思 う。 ・以前より力を入れていることが分かった。それだけ子どもたちを 入園前から見ているのだと感じた。 ・人手のいることで大変 ・いろいろな事を要求される時代になったことに驚いている。その 要求に時間や人員を工夫して取り組まれている様子が分かった。 きた。 ・一緒に活動する人数をおさえるために、前後半の 2グループに分けて実施したこと、また実施回数 が多かったことが、未就園教室としては充実した が、職員の負担が大きかった。 ・級外の保育者が 5 人体制で常時実施したので、在 園児の活動の補助とのバランスが課題となった。 ・来年度は実施回数を減らし、後半は「わかすぎっ こ」の会に繋げ、前期のみの実施とする。 (4) 組織運営の見直 しと改善 B ・職員が協力体制をとるためには、職員間のコミュ ニケーションが大切であるが、若手教諭とベテラ ン教諭間で思いが十分伝わらないことがあった。 そこで、外部講師による研修の機会を持ち、ワー クをとおして自分自身を知ると共に、互いの思い に気づき職員間の風通しを良くしていった。 ・園児の降園後の時間に、保育の準備や話し合いの 時間が持てるように、パート職員を雇用して時間 を確保した。退勤時刻を早くするということで は、まだ成果が出ているとはいえないので、今後 も引き続き効率よく仕事をしていきたい。 A ・先生方の負担が少しでも減るようにとの取り組みが、大変評価で きる。 ・職員の増加などコストはかかるが、先生方の負担が減少して、次 の日の準備などの時間ができて帰宅時間が少しでも早くなれば、 本当に良いと思う。 ・園がいろいろと職員のことを考えているのがよくわかった。 ・先生方の午後の時間が有効に使えるように配慮、工夫されていて いるとの事。短時間に効率よく仕事をこなしていくのには、やは り先生方一人ひとりのスキルの向上も必要である。若手の先生の 成長も、仕事に対する達成感あればこそ・・頑張ってください。 ・先生方が準備をする時間や、心身を休める時間が取れる様、少し でも親も協力していく気持ちになれると良いと思う。もう少し保 護者も園に寄り添って歩んでいけたらと思う。 4.学校評価の具体的な目標や計画の総合的な評価結果 結果 B 理由 子どもが安心して園生活を楽しみ、一人ひとりの発達の実情に合った関わりが出来るように努め、全職員での協力体制がとれた。また、園の特色ある 取り組みについて振り返り、取り組み過程を工夫した。保育内容のバランスを考慮して保育にあたっているが、保護者の理解は十分とはいえないので、 今後はいろいろな面での情報発信の仕方を考えていきたい。 5.今後取り組むべき課題 保育参観や行事を通して子どもの成長する姿を見てもらい、担任からはその成長の過程をより丁寧に具体的に知らせてい 職員の資質向上と保護者との連携 く。恵まれた自然環境を活かした体験やヨコミネ式などの特色のある保育を含め、子どもたちがより豊かな経験ができるよう な保育の実践のために、組織力をさらに強化していく。
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