仕様書 スマートコミュニティ部 1.件名 ベトナム国におけるスマートコミュニティ関連技術・サービスの展開可能性の検討 2.目的 世界各国において低炭素社会の実現に向けた施策が展開されており、それに伴う新たな市場が創 出、年々その市場規模は拡大している。特に、多分野に亘る技術・サービスを包含するスマートコ ミュニティは、関係者や関連制度等も多岐に亘るため、関連技術を海外に広く展開させるためには 様々な障壁があると考えられる。 高い経済成長率が続く一方で、電力や交通など脆弱な社会インフラの整備が急務となっているベ トナム国において、スマートコミュニティ関連施策や既存プロジェクト等の現地動向を調査し、我 が国のスマートコミュニティ関連技術・サービスの展開に資することを目的とします。 3.内容 (1)スマートコミュニティ関連政策の整理 公表情報調査や関係者等へのヒアリング調査に基づき、ベトナム国のスマートコミュニティに関 わる電力関連政策等を整理する (2)スマートコミュニティ関連既存プロジェクトの整理 公表情報調査や関係者等へのヒアリング調査に基づき、ベトナム国で実施されている既存プロジ ェクトの概要を整理する。 (3)プロジェクト案件候補の探索 公表情報調査や、ベトナム国政府・自治体・企業等へのヒアリングにより、スマートコミュニテ ィに関わる複数のプロジェクト案件候補や参入候補企業の探索を行う。なお、プロジェクト案件候 補は、複数地域で、技術・サービスカテゴリーの異なる案件が望ましい。 上記で探索したそれぞれのプロジェクト案件候補について、以下の調査を実施する。 ①プロジェクト概要と日本企業に対する期待 プロジェクトについて、公表情報調査や関係者等へのヒアリング調査に基づき、プロジェクトの 概要や日本企業、外資企業に対する期待や機会等を整理する。 ②参入に向けた事業環境・制約条件 対象とする市場・プロジェクトに関する政策動向、市場環境、競合環境等の情報を収集・整理す る。また、投資・事業に関する外資規制(投融資、エネルギー・不動産事業関連)、企業結合関連規 制、地方自治体が管轄する各種制度・条例等、市場参入にあたっての制約条件も整理する。 ③事業体制、事業スキーム、ビジネスモデルの検討・検証 ①、②の市場特性、競合状況、制約条件等を踏まえて、適切な事業体制を設定するとともに、技 術的・経済的な実現可能性を考慮した事業スキーム、ビジネスモデルの検討を行い、関係者等への ヒアリング調査等に基づき検証する。 なお、事業体制の検討に際しては、事業スキームやビジネスモデルの実現のための国内外のパー トナー、アライアンス先候補の探索を行い、フィージビリティを確認する。 ④参入課題の整理 ①~③の調査結果を踏まえて、参入課題を抽出し、その解決策案を整理する。 また、関係者等へのヒアリング調査等を踏まえて、内容の精査を図る。 4.調査期間 NEDOが指定する日から平成27年9月30日まで 5.予算額 20,000 千円未満 6.報告書 提出期限:平成27年9月30日 提出部数:電子媒体CD-R(PDFファイル形式) 2枚 提出方法: 「成果報告書・中間年報の電子ファイル提出の手引き」に従うこと。 http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/manual_tebiki_index.html 7.報告会等の開催 委託期間中または委託期間終了後に、成果報告会における報告を依頼することがある。
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