仕 様 書 電子・材料・ナノテクノロジー部 1.件名 フレキシブルデバイスの用途と技術課題等に関する調査 2.目的 IoT(Internet of Things)社会では、あらゆるモノがネットワークにつながることが 想定されている。RFID、センサ、ディスプレイ等を含むフレキシブルデバイスは、その ようなIoT社会を支える技術的な基盤を構成するものとして期待されており、近年、急 速に技術開発が進展している。フレキシブルデバイスは、曲面や袋などに貼れ、耐衝撃 性に優れる等のメリットがあり、品質管理、在庫管理、荷物追跡、住宅管理、インフラ モニタリング、チケットなど多様な用途で利用されると予測され、フレキシブルデバイ ス技術産業は指数関数的な成長が見込まれる。 本事業は、この様な背景を踏まえ、我が国のフレキシブルデバイス技術産業が今後取 り組むべき重要技術分野について、IoT社会での用途と、用途実現のために必要な技術 課題の整理を行い、今後実施すべき事項を明確化することを目的とする。 3.内容 下記(1)~(3)の事項について、調査を行う。 (1) フレキシブルデバイス製造技術・市場の動向に関する調査 フレキシブルデバイスの製造技術・市場の現状および将来動向について、プリンテ ィッドエレクトロニクス方式とフォトリソグラフ方式の双方の方式についての既 存の製造会社の動向を含む国内外の調査を行い、それぞれの技術の強み弱み・用途 の向き不向きを含む技術比較及び技術課題についての整理を実施し、NEDOが指定 する項目を盛り込んだ詳細な報告書を作成すること。 (2) IoT社会を前提としたフレキシブルデバイスの用途の調査 IoT社会におけるフレキシブルデバイスへの要求仕様を明確化するため、NEDOとの 協議により選定した利用分野についてヒアリングを含む国内外の調査を広く実施 し、フレキシブルデバイスの用途についてNEDOが指定する項目を盛り込んだ詳細 な報告書を作成すること。 (3) IoT社会を前提としたフレキシブルデバイスの用途実現のための技術課題とキ ープレーヤの調査 フレキシブルデバイスの用途の実現に必要な技術について関係事業者・有識者へ のヒアリングを含む国内外の調査を広く実施し、技術課題及び事業化時にステー クホールダーとなりうる国内外の顕在・潜在キープレーヤについてNEDOが指定す る項目を盛り込んだ詳細な報告書を作成すること。 4.調査期間 NEDOが指定する日から平成28年3月18日(金)まで 5.予算額 1200万円以内 6.報告書 提出期限:平成28年3月18日(金) 提出部数:電子媒体CD-R(PDFファイル形式) 1枚 提出方法: 「成果報告書・中間年報の電子ファイル提出の手引き」に従って提出の こと。 7.報告会等の開催 委託期間中においては少なくとも一か月に一度、調査の進捗について報告を行うこ と。なお委託期間終了後に、成果報告会における報告を依頼することがある。 以上
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