仕 様 書 1.件名 国内外の海洋エネルギー利用事例における海域等への

仕
様 書
1.件名
国内外の海洋エネルギー利用事例における海域等への影響に関する調査
2.目的
我が国では、発電所の建設等、環境に大きな影響を及ぼすおそれがある事業について、その事業の
実施に当たり、あらかじめその事業の周辺環境への影響を調査・検討し、その結果に基づき、その事
業について適正な環境への配慮を行うことが定められている。海洋エネルギーについては、まだ実用
化した事例はないものの、今後事業化した際には、発電装置を設置することによる海域等への影響を
考慮しなければならない。
欧米でも、現在 IEC 等を中心に、海洋エネルギーに関する同様の議論が進んでおり、また、我が
国でも、実証研究等において、海洋観測調査をした内容を基に海域への影響を調査している状況にあ
る。例えば、ブレードや発電機が発する水中音や海洋エネルギー利用機器等が周辺環境へ与える影響
(魚礁効果含む)が検討されており、これらについては、海洋エネルギーを実現するにあたって調査
しておかなければならない項目である。
そこで、本調査では海洋エネルギー利用に関して、国内外の先行事例を中心に発電装置が海域等へ
与える影響等に関する情報を収集・分析し、我が国において海洋エネルギー利用が普及する上で必要
となる課題等について整理する。
3.事業内容
(1) 海洋エネルギー発電システムが海域等へ与える影響に関する情報収集
海洋エネルギー利用に関する国内外の文献等から、海洋エネルギー発電システムが海域等
へ与える影響について、現在、検討・実施されている調査方法や予測手法等の情報を収集す
る。また、海洋エネルギー利用で先行する国内外の代表的な実証サイトを訪問して、事業実
施担当機関へのヒアリングを実施し、上記の情報を収集する。
(2) 国内における海洋エネルギーの実用化に向けた課題の整理
上記で収集した情報から、国内における海域の制約条件などを踏まえ、海洋エネルギーを
実現するために検討すべき課題について、整理・抽出を行う。
4.事業期間
NEDOが指定する日から平成27年9月30日まで
5.予算額
2,000万円未満
6.報告書
提出期限:平成27年9月30日
提出物 :電子媒体CD-R(PDFファイル形式) 2部
提出方法:
「成果報告書・中間年報の電子ファイル提出の手引き」に沿って提出のこと。
http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/manual_tebiki_index.html
7.報告会等の開催
委託期間中又は委託期間終了後に、成果報告会における報告を依頼することがある。
8.その他
本仕様書に定めなき事項については、NEDOと実施事業者が協議の上で決定するものとする。