米国環境産業動向 - 日本産業機械工業会

情 報 報 告
シカゴ
●米国環境産業動向
米国と中国、温室効果ガス排出量の削減を目指す初の共同宣言
米国のオバマ大統領と中国の習近平主席は、世界の気候変動への取組みを活気付けるために、それぞ
れの温室効果ガスを削減することを誓う画期的な共同宣言を 11 月 12 日に発表した。中国と米国は世界
1、2 位の排出国であり、両国の協力は世界の気候変動への取組みに必要不可欠である。中国が排出量
増加を食い止めることを誓ったのは初めてである。米国は 2025 年までに排出量を 2005 年レベルから
26~28%削減することを宣言し、これは、これまで掲げていた 2005 年から 2020 年の目標の倍の速度で
ある。中国は、2030 年までに炭素排出量を頂点に達すること、そのために太陽発電や風力発電などク
リーンエネルギー資源を 2030 年までに総エネルギー生産量の 20%に拡大することを誓った。
米国と日本、グリーン気候基金へ合わせて 45 億ドルを出資する宣言
中国との気候変動へ向けた共同声明に続き、米国と日本は、発展途上国のクリーンエネルギー開発を
助けるために国連が 2013 年に設立したグリーン気候基金(Green Climate Fund)に合わせて 45 億ド
ルを出資することを 11 月 15 日の G20 首脳会議で発表した。内訳は、米国が 30 億ドル、日本が 15 億
ドルである。これによって同基金は 13 ヶ国から総額 75 億ドルの出資を受けることになる。米国の 30
億ドルの出資は来年度の連邦予算に組み込まれることになるが、総選挙によって共和党が上下両院で過
半数を占めた現在、気候変動関連予算が承認されるのは難しいと考える見方も強い。
世界資源研究所、気候政策の透明性と発展にむけた 2 つの新しい温室効果ガス基準
世界資源研究所(World Resources Institute)は、各国政府の気候政策の透明化と発展を目指し、新
しい 2 つの温室効果ガスプロトコール基準を 11 月 21 日に発表した。「政策行動基準(Policy and
Action Standard)」は、特定の政策や方策の有効性を評価するもので、為政者やアナリストがその進
展を測るのに役立つ。また「緩和目標基準(Mitigation Goal Standard)」は大きな全体像をつかむも
ので、各政府が排出量の推移を予測して気候目標に沿っているか判断することができる。
最高裁、EPA の水銀排出基準の合理性を審理
連邦最高裁判所は、業界からの訴えに応えて、発電所から排出される水銀やほかの有害排出物の上限
量に対する EPA の新基準が行き過ぎかどうかを判断する審理を行うことを 11 月 25 日に決定した。
EPA の試算によると、新基準を順守するために年間 96 億ドルの費用がかかることになり、業界団体や
20 以上の州政府はこの莫大なコストが基準制定に見合うものかどうか十分考慮されていないと主張し
ている。いっぽう EPA によると、新基準によって年間 11,000 人の早死にを防ぎ、年間 900 億ドルの恩
恵があると推定している。新基準の影響を受ける企業には、米国電力(American Electric Power)、
デューク電力(Duke Energy)、サウザーン(Southern)社などがある。最高裁に先立つワシントン
DC の巡回控訴裁判所では、大気浄化法の規制を制定する際は順守費用を考慮に入れるべきだという意
見が出され、今回の最高裁の判断如何では、ほかの排出量基準の裁判にも影響を与える可能性がある。
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国際エネルギー機関:世界エネルギー展望 2014 年
国際エネルギー機関(IEA)は、世界のエネルギー需要は 2040 年には現在より 37%増加するという
予想を『世界エネルギー展望 2014 年(World Energy Outlook 2014)』のなかで 11 月 12 日に明らか
にした。また、需要増加を抑えるうえで必須の役割を果たしている効率改善策がとられない場合には、
この数字はさらに高くなるという。3 つの化石燃料のうち石炭と石油は、2040 年までにほぼ頭打ちにな
る一方で、再生可能エネルギーは、コストの減少と政府の助成金(2013 年に約 1,200 億ドル)によっ
て大きく発電量を増やすと考えられる。新設発電量の半分近くを再生可能エネルギー電力が占め、最大
発電源として石炭を抜き、世界のエネルギー供給は、2040 年までに低炭素資源(原子力と再生可能エ
ネルギー)、石油、天然ガス、石炭にほぼ 4 等分されると予想される。天然ガスへの需要は、2040 年
までに 50%以上増加し、唯一成長を続ける化石燃料となる。米国が依然として最大の天然ガス生産者
であり続けるが、2030 年代後半にはシェールガスの生産量が減少に転じるという。
原子力発電所の閉鎖費用、2040 年までに 1,000 億ドル
国際エネルギー機関(IEA)から 11 月 12 日に発表された『世界エネルギー展望 2014 年』では、原
子力発電所の将来に対しても深い考察を行っている。2040 年までに原子力発電量は 60%増加し、新設
原子力発電所のほとんどが中国、インド、韓国、ロシアの 4 国に集中すると予想されている。それにも
拘らず、総電力量に占める割合は歴史的ピークの時期に比べてはるかに小さい。2040 年までに世界中
で約 200 の原子炉が寿命を終える予定であり、その閉鎖費用として 1,000 億ドル以上が必要になると予
想される。全体の 44%が EU 諸国にあり、16%が米国、12%が日本にある。60 年前に最初の原子力発
電所が開業されてから、過去 40 年間で廃炉されたのはわずか 10 炉に過ぎず、高レベルの原子力廃棄物
を永久的に処分できる施設を建設した国はない。IEA は、各国政府やエネルギー管理当局が廃炉の技術
や経験をほとんど持っていないことを懸念している。
アラスカの送電網から外れた地方にオンサイトの地熱発電
アラスカ中央部のノームから 50 マイル北東のピルグリム・ホットスプリングスに、オンサイト(現
地)地熱発電に十分な地熱エネルギーがあることが、アラスカエネルギー電力センター(Alaska
Center for Energy and Power:ACEP)によって確認された。11 月 20 日のエネルギー省の発表によ
ると、ピルグリムの地熱資源はシュワード半島で最大と考えられる。送電網から外れた地方では、費用
がかさみ環境への負担の大きいディーゼル発電に頼らざるを得ないが、現地で地熱発電が実現すれば、
周辺の地域社会や産業へクリーンで安い電力を供給できるようになる。2008 年にエネルギー省がシュ
ナ・ホットスプリングスで、従来より低い温度(150℃)の地熱エネルギーでも発電できるテクノロジ
ーを開発して以来、ピルグリムのように比較的低温の地熱エネルギーを利用できる可能性が広がった。
バイオガスを使った排出量ゼロの燃料電池発電所
フューエルセル・エナジー(FuelCell Energy)社は、汚水処理場で発生する再生可能バイオガスを
燃料電池の動力として電力と熱を作り出す“ゼロカーボン(排出量ゼロ)”燃料電池発電所を 11 月 7
日に紹介した。ワイオミング州シャイアンにあるこの燃料電池発電所は、隣接するマイクロソフト社の
データセンターに電力を供給するほか、汚水処理場の処理工程に必要な熱を供給する。この燃料電池発
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電所は、2014 年初めにクリーンな天然ガスを動力源として開業され、今では再生可能バイオガスを利
用できるようになった。今回のプロジェクトは、バイオガスを使った燃料電池発電所モデルとして、将
来、大規模なデータセンター向けに再生可能バイオガスを活用する可能性を広げる。
カリフォルニアの電力会社、260MW の蓄電システムを調達
カリフォルニア州を本拠とする大手電力会社サウザーン・カリフォルニア・エジソン(SCE)社は、
電力供給の安定性と信頼性を高めるために、合せて 260MW の蓄電システムを調達する入札結果を 11
月 5 日に発表した。蓄電分野はグリッド(送電網)規模から配電末端レベルまで幅広く、SCE 社の総
電力供給量 2,221MW の 11%以上を蓄電できるという。24 の契約のうち最大規模は AES エナジー・ス
トラージ(AES Energy Storage)社の 100MW のグリッド接続蓄電システムである。そのほかに、
0.5MW のグリッド接続電池蓄電システム、85MW のリチウムイオン電池システム、50MW の“ハイブ
リッド電気ビル”、25.6MW の熱エネルギー貯蔵システムなども含まれる。幅広い種類の蓄電システム
を備えることで、再生可能エネルギーを統合した多様なエネルギーを効率的に利用できると期待される。
米国輸出入銀行、インドの再生可能エネルギープロジェクトへ 10 億ドルの低利融資
米国輸出入銀行とインド再生可能エネルギー開発庁(IREDA)は、インドが米国のクリーンエネル
ギーを購入する際に 10 億ドルまでの低コスト融資を提供する覚書を 11 月 20 日に交わした。米国輸出
入銀行は 2009 年以来、米国製の再生可能エネルギーシステムや機器のインドへの輸出を 3 億 5,340 万
ドル承認してきた。インドで最初の太陽発電と、最大の太陽熱発電プロジェクトも、米国輸出入銀行の
融資によるものである。この低コスト融資は、米国輸出入銀行から IREDA に提供されたのちに、イン
ド国内の様々な再生可能エネルギープロジェクトに分配される。
EPA、2015 年の省エネ車ランキングを発表
環境保護庁(EPA)とエネルギー省は、2015 年型でもっとも燃料効率の良い自動車ランキングを 11
月 6 日に発表した。2 人乗り用から大型ピックアップトラックまでさらに幅広い種類と大きさ別に、も
っ とも 燃 料 効 率 の 良い 車 がリ ス ト ア ッ プさ れ た。 2 人乗 り では ス マ ート フ ォー ト ゥー 電 気 駆 動
(107mpg)、ミニ小型車ではフィアット 500e(116mpg)、準小型車はシボレー・スパーク EV
(119mpg)、小型車ではフォルクスワーゲン・e ゴルフ(116mpg)、中型では日産リーフ EV
(114mpg)、大型はフォード・C マックス・ハイブリッド(40mpg)、小型ステーションワゴンはキ
ア・ソウル EV(105mpg)、中型ステーションワゴンではトヨタ・プリウス v(42mpg)が選ばれた。
ボーイング社、787 ドリームライナーにグリーンディーゼルを使用した初試験飛行
ボーイング社は、787 ドリームライナーの燃料として持続可能なグリーンディーゼルを利用した初め
ての試験飛行を 12 月 2 日に完了した。左エンジンの燃料として、グリーンディーゼルが 15%、石油系
ジェット燃料が 85%混合された。グリーンディーゼルは、バイオディーゼルとは化学的に異なり、植
物油や使用済み料理油、動物性油脂から作られる。ほかの代替燃料と違って既に比較的大規模に生産さ
れており、政府の助成金も相まって 1 ガロン 3 ドル程度と、伝統的なジェット燃料の価格レベルに近づ
きつつある。トウモロコシ茎や藻類などを原料とするバイオディーゼルも、飛行機に安全に利用できる
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ことが証明されているが、経済的な面でまだまだ難しい。グリーンディーゼルは、排出量を化石燃料の
半分に減少するうえ、軍などでトラックと飛行機が同じ燃料を使うことができる。飛行機のエンジンに
変更を加えることなく、伝統的なジェット燃料と 50%まで直接混合することが可能である。
フェイスブック社、100%外気冷却と 100%再生可能電力を利用したデータセンターを開設
フェイスブック(Facebook)社は、アイオワ州アルトゥーナに 100%外気冷却と 100%再生可能エネ
ルギー電力を利用した新しいデータセンターを開設したことを 11 月 14 日に発表した。同社が風力発電
開発業者のミッドアメリカ・エナジー(MidAmerican Energy)社と協力して近郊のウェルスバーグに
建設した 140MW 風力発電所は、近い将来にデータセンターが必要とする電力需要を超えて、アイオワ
州の送電網に余剰電力を供給できる。フェイスブック社は、すでにプラインビル、フォレストシティ、
ロレオにもデータセンターを持っており、全て 100%外気を利用した冷却システムを備えている。
穀物メジャーの ADM 社、GM コーン種子の販売元を提訴
穀物メジャーのアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)社は、米国産遺伝子組換え(GM)
トウモロコシの輸入を中国から拒否されたことに関して、GM 種子を推奨販売したスイスのバイオテク
企業シンジェンタ(Syngenta)社を 11 月 19 日に提訴した。ADM 社は、GM コーンを承認しない市場
への輸出を防ぐ効果的な管理プログラムを作らないまま、MIR162(ビプテラ)品種を商業化したシン
ジェンタ社の責任を追及している。中国は、MIR162 種が含まれていることを理由に、昨年 100 万トン
以上の米国産コーンやコーン製品の輸入を拒否した。MIR162 種は、過去 2 年間で米国のコーン作付面
積の約 3%に植えられており、2011 年の導入以来ほかの品種と隔離されていないことから、米国の供給
網のあらゆるところへ広がっている。中国まで輸送したコーンが受入れ拒否されることで莫大な損害が
生まれており、100 以上の農家や輸出業者がシンジェンタ社へ損害賠償を提訴している。
ノベリス社、缶飲料用アルミニウム板のリサイクル材率を 90%に
世界有数のアルミニウム板メーカーのノベリス(Novelis)社は、缶飲料に使用する全てのアルミニ
ウム板を、世界で初めてリサイクル材を 90%含む代替物『エバーカン(evercan)』に 2017 年末まで
に換えていく計画を 11 月 12 日に発表した。現在の世界の業界平均リサイクル材含有率は 50%である。
エバーカン板は、北米、ヨーロッパ、南米、アジアで生産されて世界中に提供され、価格、品質、技術
的な特徴、顧客工場の機械で運転できる速度も、標準的なアルミ板とほぼ同じだという。同社は、2020
年までに全製品のリサイクル材含有率を 80%にまで上げるという目標を掲げている。
靴製品にリサイクルするティンバーランド・タイヤ
屋外向け靴・衣料ブランドのティンバーランド(Timberland)とタイヤメーカーのオムニ・ユナイ
テッド(Omni United)社は、古タイヤをリサイクルして靴の外底原料にすることを念頭に設計した新
シリーズ『ティンバーランド・タイヤ』を 11 月 3 日に発表した。タイヤと靴製品は、純正ゴムを消費
する二大市場であり、タイヤが使用年数を経過した後に生態学的に健全な方法で処分することが重要な
問題となっている。両社は、リバティ・タイヤ・リサイクリング(Liberty Tire Recycling)社のタイ
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ヤ回収ネットワークを通してティンバーランド・タイヤを分別し、北米のリサイクル工場でゴム板に加
工した後に、ティンバーランド社の靴やブーツの生産工程に組み入れる計画である。
AT&T 社、有害電子廃棄物の不法廃棄でカリフォルニアに 2,380 万ドルの罰金
米国最大の電話会社 AT&T は、カリフォルニア州の同社施設 235 ヶ所以上で 9 年間にわたって有害
な電子廃棄物を不法処分してきた件で、同州に 2,380 万ドルの罰金を支払うことに 11 月 24 日に合意し
た。さらに同社は、今後 5 年間で約 2,800 万ドルを投じて環境的な規制に順守するための手段を講じる
ことになる。これは、カリフォルニア州で電話会社による電子廃棄物の管理に強制措置が取られた初め
てのケースとなる。2011 年に同州アラメダ郡の AT&T 社施設で実施された廃棄物検査によって、電子
機器、電池、エアロソール缶、また技術者が使うジェルや液体などが、地域の埋立地に送られていたこ
とが判明した。
報告:シェールガス・石油の水圧破砕水管理市場、2020 年までに 3 倍に拡大
米国のシェールガス・石油の水圧破砕水管理市場は、2014 年の 1 億 3,800 万ドルから 2020 年には 3
億 5,700 万ドルへ 3 倍に拡大するという予想が、ブルーフィールド・リサーチ(Bluefield Research)
社から 11 月 5 日に報告された。同社の報告書によると、米国の石油と天然ガス業界は、水の供給、輸
送、保管、処理、廃棄を含めた水の管理費用に 2014 年に 63 億 8,000 万ドルを要すると推定される。
現在のところ輸送と廃棄が総費用の 66%を占めて水処理は 2%に過ぎないが、排水の再使用の重要性が
高まるにつれ、水処理の占める割合が増えると考えられる。現在注入水と逆流水全体に占める水の再使
用率は 14%だが、2020 年には 27%に倍増すると予想される。水圧破砕は、排水井が爆発的に増える一
方で排水管理の明確な規制が存在しないため、米国にとって未開の分野であり、水処理サービス企業に
大きな機会を提供している。
ET ウォーター社、最適な灌漑システムを作る無料オンラインツール
環境テクノロジー企業の ET ウォーター社は、灌漑システムの効率を最大化して水撒きの水量を減ら
しコストの削減を図る無料のオンラインツールを 11 月 12 日に発表した。このツールは、天気リスクを
管理するアキュウェザー(AccuWeather)社が蓄積した歴史的データと天気予報を、土壌や植物、その
ほか環境情報と組み合わせており、ごく細かな地理的位置ごとに最適な水使用例を示すことができる。
前代未聞の渇水状況にくわえて、水規制やそれに伴う罰金も考慮に入れ、芝生や庭、景観の健康と美し
さを維持するために必要な最小限度の水量を計算して水とコストの節約を可能とする。
サンディエゴ市、25 億ドルを投じて排水から飲料水を作る計画
厳しい水不足に苦しむカリフォルニア州のサンディエゴ市議会は、長期的な水供給を確保するために、
25 億ドルを投じて排水をリサイクルして飲料水にする計画を 11 月 18 日に承認した。人口 140 万人を
抱えるサンディエゴ市は、コロラド川と北部カリフォルニアから 85%の水を引いている。下水を浄化
して飲料水にすることへの生理的な抵抗は、長引く水不足の中で薄らいでおり、同計画への賛成者は
2005 年の 25%から 2012 年に 75%と大きく増加した。カリフォルニア州では、既に人口 240 万人のオ
レンジ郡が 2008 年から排水を飲料水として再利用しているほか、人口 180 万人のサンタクララ郡でも
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9 月に承認された。とはいえ、過去 2 年間で同様のプロジェクトを開始したのは、テキサス州のエル・
パソ、バージニア州フェアファックス郡など全米でわずか 10 件に過ぎない。
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