2015年1月号 肌はその人の健康状態をあらわします。栄養バランスに偏りが出ると肌が荒れやすく、 潤いが失われバリア機能も低下しますので、バランスの取れた食事を心がけましょう! 肌の健康を保つには「タンパク質」 と 「ビタミン」が不足しないように! 「タンパク質」は体の重要な構成成分です。皮膚はもちろん、筋肉・内臓・血液中の細胞・ホルモン・酵素などはタンパク質 が主成分です。私たちが食事でとったタンパク質は、胃と小腸で分解され、大部分がアミノ酸となって吸収されます。アミノ酸 のうち、9種類は体内で合成できず、食事からとらなければなりません。この9種類のアミノ酸を「必須アミノ酸」といいます。 必須アミノ酸のバランスが良い食品は牛乳、卵、大豆製品、肉、魚などです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「ビタミンA」は皮膚や粘膜を正常に保ち、免疫力を維持する働きをします。ビタミンAが不足すると皮膚や粘膜が乾燥して 傷つきやすくなります。にんじんやかぼちゃ、ほうれん草、春菊、小松菜などの緑黄色野菜と魚介類(銀ダラやアナゴなど)な どに多く含まれます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「ビタミンB2」は発育のビタミンとも呼ばれ、細胞が新生、あるいは再生されるときに必要になります。皮膚や毛根、爪などが 健康な状態で再生され、維持されるために必要なビタミンです。レバー、魚、納豆、乳製品、卵などに多く含まれます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「ビタミンB6」はタンパク質に欠かせないビタミンです。ビタミンB6が不足すると必要なところにアミノ酸がいきわたらずさまざ まな影響があります。皮膚では新陳代謝がうまくいかず、肌荒れ、湿疹などが起こりやすくなります。ビタミンB6が働くときはビ タミンB2の助けが必要になるのでできるだけ一緒にとると効率が良くなります。魚は総じて両者が豊富です。 ビタミンB6は、魚、牛肉、鶏肉、バナナ、さつまいもなどに多く含まれます。 「ビタミンC」はコラーゲンが生成されるときに不可欠なビタミンです。体のタンパク質の約30%を占めるコラーゲンは、細胞 と細胞を結合させる働きをしていて、骨、皮膚、血管をはじめ全身に必要です。ビタミンCが不足すると、コラーゲンが十分作 られずに組織の結合が弱くなり、毛細血管がもろくなります。新鮮な野菜、果物、いも類などに多く含まれます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お風呂の温度は 熱すぎないように しましょう 体を洗うときは やさしく お風呂からでたら すぐに保湿クリームを ぬりましょう 便秘を予防 しましょう かへいじょうしっしん ご存知ですか?貨幣状湿疹・・・脚のスネの部分にできることが多く、貨幣(コイン)のように丸く赤みをおびている。強いかゆみが特徴で す。原因はさまざまですが主に冬期などの乾燥した時期に発症することが多く、肌の水分低下に伴うバリア機能の低下と免疫力低下により細菌 などに感染することで発症すると考えられています。治りにくいので早めに皮膚科を受診してください。 1月11日(日)は「鏡開き」です ~ 旬の食材を食べよう ~ (15日や20日に行う地方もあります) 鏡開きとは、お正月に神様に供えていた鏡餅を下げ、 それをいただくという習慣です。 〈 野菜 〉 かぶ 白菜 水菜 れんこん 春菊 大根 人参 ねぎ ほうれん草 カリフラワー ごぼう 小松菜 ブロッコリー お供えした餅には神様の霊が宿っているので、刃物 を使わず木づちなどで叩いて割って(鏡を開く)、雑 煮やおしる粉などでいただきましょう。 〈 果物 〉 金柑(きんかん) みかん 〈 魚介 〉 鮟鱇(あんこう) 鱈(たら) 平目(ひらめ) 鰤(ぶり) 牡蠣(カキ) 蟹(かに) 鰯(いわし) 蛤(はまぐり) えび シジミ キンキ
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