指導例 ※本指導例は①,②を1時間の授業の中で扱うということではありません。 〇 y =a x 導 入 2 の関数について,その特徴を確認する。 2 (例)y = x の表やグラフ完成させながら確認していく。 x ・・ y ・・ -3 -2 -1 0 1 2 3 ・・ ・・ 2 2 ・ x の 値 を 2 倍 , 3 倍 , 4 倍 に す る と , y の 値 は , 2 倍 , 3 倍 , 4 2倍 と な る 。 ・a>0の場合は,グラフは上に開き,a<0の場合は,グラフは下に開く。 ・x =0のとき y =0で,x =0を境に,y の値の増減が反対になる。 〇 1次関数は変化の割合が一定,y =a x 2は,変化の割合が,変域によって変わることを確認する。 展 ① y =- 1 2 x について,x が2から4まで増加したときの変化の割合を求めなさい。 2 y 〇まず,表を利用してグラフを完成させる。 1 x の増加量2 開 −4 x ・・- 4 -2 0 2 4・ y ・・- 8 -2 0 -2 -8 ・ −3 −2 −1 2 3 4 x −1 −2 y の増加量ー 6 y の増加量 -6 〇 変化の割合= = x の増加量 2 1 O P −3 =-3 −4 −5 ※ 変化の割合は,y =a x 2のaの値ではないことをしっ −6 かり確認しておく。(1次関数の変化の割合aと間違えや −7 すい) −8 ○ x の範囲を変えて,変化の割合を求めさせ,変化 Q −9 の割合が一定でないことを再度確認する。 ② y = - x 2に お い て , x の 変 域 が - 3 ≦ x ≦ 2 で あ る 時 の y の 変 域 を 求 め な さ い 。 〇 まず,表を利用して x の変域範囲のグラフを完成させる。 x -3 -2 -1 0 y -9 -4 -1 0 1 2 y −3.5 −3 −2.5 −2 −1.5 −1 -1 -4 −0.5 O 0.5 1 1.5 2 2.5 x −1 ※ポイントは,x の変域の両端と x が0のところ −2 である。グラフを指でなぞらせながら,x =0の −3 ときの y の値が,y の変域の最大値であることを, 視覚的に確かめさせる。 −4 〇 y の変域は,y 方向(縦の範囲) で あ る こ と −5 にしっかり着目させ,最大値0と最小値-9であ −6 ることを確認する。 −7 〇 y の変域の表し方を確認する。 −8 -9≦ y ≦0 −9 ※ x =2のときの y の値-4,この設定で は最大値,最小値には関係なくなることを付け加えておく。 ま ○ワークシートを利用して,習熟の程度によりそれぞれの課題を与える。 と ○コンピュータが使用できる環境であれば,手軽にグラフを作成できるソフト め 「 GRAPES」( http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~tomodak/grapes/ して授業を進める方法もある。 よ りダウンロード可)を利用
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