4 関数 2 y=ax 1章 関数とグラフ §3 関数 y=ax 2 の値の変化 (5時間) §3 関数 y=ax 2 の値の変化 《一次関数 y=ax+b の値の増減》 ・x の値が増加していくと、 a>0 のとき、 y y の値も増加する。 (右上がりの直 線) b O x ・x の値が増加していくと、 y の値は減少する。 (右下がりの直 線) a<0 のとき、 y b O x §3 関数 y=ax 2 の値の変化 《関数 y=ax 2 の値の増減》 a>0 のとき、 ・x の値が増加していくと、y の値 y は、 x≦0 の範囲 減少する。 で x≧0 の範囲 増加する。 で ・y の値は、 x=0 のとき最小になる。 ・x がどんな値をとっても、 x y≧0 である。 O a<0 のとき、 ・x の値が増加していくと、y の値 y は、 x≦0 の範囲 増加する。 O x で x≧0 の範囲 減少する。 で ・y の値は、 x=0 のとき最大になる。 ・x がどんな値をとっても、 y≦0 である。 《変域とグラフ》 上空 3000m からスカイダイビングをし、4秒後 から10秒間、演技をするとき、その10秒間に落 下する距離は何mでしょうか。 また、そのグラフをかき、変域をいいなさい。 ただし、物体が落ちる時間 x 秒と落ちる距離 y m の関係は、 y=5x 2 の式で表される。 4秒後の落下距離 14秒後の落下距離 10秒間の落下距離 y=5×4 2 =80 y=5×14 2 =980 980-80= 900 (m) y y=5x 2 1000 980 500 80 O 4 5 10 14 15 x 《変域とグラフ》 上空 3000m からスカイダイビングをし、4秒後 から10秒間、演技をするとき、その10秒間に落 下する距離は何mでしょうか。 また、そのグラフをかき、変域をいいなさい。 ただし、物体が落ちる時間 x 秒と落ちる距離 y m の関係は、 y=5x 2 の式で表される。 4秒後の落下距離 14秒後の落下距離 10秒間の落下距離 y の変域 y=5×4 2 =80 y=5×14 2 =980 980-80=900 (m) 80≦ y ≦980 y 《例①》 関数 y=―x 21 4 (-2≦ x ≦4) 5 4 ・グラフ ・ y の変域 0≦ y ≦4 《P85 解答 ②》 -5 2 1 関数 y=-―x (-4≦ x ≦2) 4 12 y=- x 4 1 -2 O -5 x 4 5 y 《P85 解答 ③》 30 20 10 -5 O -10 -20 -30 5 x y 《変化の割合》 x の増加量に対する y の増加量の割合 10 y の増加 量 変化の割合=――――― x の増加量 ・一次関数 y=ax+b では、 変化の割合= a , a は一 y=2x-1 の場 定 合 x y 1 1 1 -1 0 1 2 3・・・ ・・・ -3 -1 1 3 5・・・ 2 2 5 2 1 2 1 ・・・ 2 y=2 x- 1 2 O 1 変化の割合は、つねに2で、 グラフでは直線の傾きになっている。-5 1 2 1 2 5 x ・関数 y=ax y=x 2 の場合 1 1 1 y=x 2 y 2 10 1 C 1 x 0 1 2 3 4 5 y 0 1 4 9 16 25 ・・・ 5 ・・・ 1 3 5 7 9 x の値が 1 ずつ増加していくときの y の増加量は一定ではない。 1, 3, 5, 7, 9, ・・・・・・は、 それぞれ、x の増加量が 1 のとき の変化の割合である。 これらは、右のグラフでは、 直線OA, AB, BC, ・・・・・・の傾き になっている。 5 B A O 1 -5 1 3 11 5 x 《変化の割合2》 y=x 2 ① x の値が1から3まで y=x 2 y 10 増加するとき 2 x 1 3 y 1 9 8 5 8 y の 増加量 変化の割合=――――― x の 2 2 増加量 3 -1 =―――― 3-1 9-1 =――― 3-1 8 =―2 =4 2 O -5 5 x ② x の値が3から5まで増加するとき 2 x 3 5 y 9 25 16 5 2-3 2 25-9 変化の割合= ―――― =――― 16 =8 5-3 5-3 =―― 2 ③ x の値が-4 から-2 まで増加するとき 2 x -4 -2 y 16 4 -12 2 (-2) -(-4) 4- -12 2 変化の割合= 16 =―――=-6 ――――――=――― 2 -2-(-4) -2+ 4 関数 y=ax 2 では、変化の割合は一定ではない。 《平均の速さ》 上空からスカイダイビングをしたとき、次の場合 の平均の速さを求めなさい。 ただし、平均の速さは、次の式で求められる。 進ん y の増加量 だ距離 (= 平均の速さ=―――――― ――――― ) かかっ x の増加量 た時間 ① 2秒後から4秒後までの平均の速さ 2 x 2 4 y 20 80 60 5×4 2-5×2 2 80-20 平均の速さ=―――――― =―――― 60 =30 4-2 4-2 =―― 2 30m/秒 平均の速さは、 y y=5x 2 1000 500 O 5 10 15 x ② 2秒後から3秒後まで 1 45-20 25 =25 x 2 3 平均の速さ= ―――― 3-2 =―― y 20 45 1 25m/秒 平均の速さは、 25 ③ 3秒後から4秒後まで 1 80-45 35 =35 x 3 4 平均の速さ= ―――― 4-3 =―― y 45 80 1 35m/秒 平均の速さは、 35 ④ 2.9 秒後から3秒後まで 0.1 45-42.05 2.95 =29.5 3 平均の速さ=――――― x 2. 3-2.9 =―― y 42.059 45 0.129.5m/ 平均の速さは、 2.95 y y=5x 2 1000 500 O 5 10 15 x 《一次関数 y=ax+b と 関数 y=ax 2 の特徴》 関数 y=ax+ 関数 y=ax 2 グラフの形 b 直線 放物線 y a>0 y a>0 b y の値の 増減 増 加 減 少 x O a<0 y b 減 少 O 変化の割合 一定で a に等し 増 加 x O x =0 のとき、y の値は最 最小 y 小 a<0 O x 増 加 x 減 少 x =0 のとき、y の値は最 最大 大 一定ではない 《P89 練習解答 ①》 (1 y=3x 2 ) (2 y=-3x 2 ) 《P90 問題解答 1》 ① ② ③ 《P90 問題解答 2》 (1 ) (2 ) 《P90 問題解答 3》 (1 y=x 2 (-2≦ x ≦1) (2 y=-2x 2 (-2≦ x ≦1) ) ) 《P90 問題解答 4》 12 y=-―x 2 (1 1から3まで ) (2 -3から-1まで ) 《P91 問題解答 5》 (1 ) 《P91 問題解答 6》 (1 ) 0 2 4 6 8 10 cm 0 2 4 6 8 10 cm 0 2 4 6 8 10 cm 0 2 4 6 8 10 cm 0 2 4 6 8 10 cm 0 2 4 6 8 10 cm 0 2 4 6 8 10 cm (2 ) y 50 40 30 (3 ) 20 10 O -10 5 x 《P91 問題解答 7》 y y 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 O -4 -3 -2 -1-1 6 5 4 3 2 1 1 2 3 4 x -2 -1 O -1 1 2 x 《P92 深めてみよう 1》 y 12 y=-x (1 2 )(2 )(3 ) B A C -2 O 4 x END
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