[ 指導例 ] 気持ちの温度計 このような場合 ・怒ると物をこわしたり、大声で泣いたりする ・よくパニックになる アイデア ① 気持ちの温度計をつくろう! 友達から言われた些細なことにカッとなって怒鳴ったり、相手に手を出してしまう子どもの 場合、自分では暴力や暴言はいけないことだと分かっていても、カッとなると自分を抑える ことができないことがあります。また、自分の感情をコントロールできないと、つい先に、 相手を攻撃して何も言わせないようにしてしまっていることも考えられます。 「怒り」や感情は人によりスピードこそ違いますが、温度計と同じで上昇していき沸点になっ たとき爆発します。それを温度計の数字とどんな状態になるかと顔の表情で表したプリント をいつも見えるところに貼っておきましょう。 「怒り」のコントロールには、客観視して自分を見つめることが重要です。 [ ポイント ] ・自分の気持ちはコントロールができることを理解する ・温度計「5」になるまでに、上昇していることに気づき、温度を下げていくことができる ことを知る [ ポイント ] ・「すぐに使える」教材を壁に貼って使う事もできますが、教材を作る過程において、自分 の表情が温度によって変わっていくことや、その態度や気持ちを言葉にすることで「自分の 怒り」を客観視してみることができる。 [ 留意点 ] ・子どもの素直な気持ちを聞いてあげましょう。温度計が「5」になったときに、暴力や暴 言があってもそれを書き入れましょう。この教材では、そうなることが悪いのではなく、そ うなる前に温度を下げることができることが重要なのです。 [ 応用 ] 「怒り」だけでなく、「悲しい」「落ち込む」などの感情のコントロールにも利用ができます。
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