平成 28 年度 新潟県公立高校入試 解説 数学[1] ★ 目標 40 点 ★★ 目標 60 点 家庭教師のホームティーチャーズ ★★★ 目標 80 点 新潟県の公立入試の数学は、[1][2]をどれだけ速くこなし落とさないかが勝負の分かれ目になります! [1][2]だけで 50 点近い配点があるからです。 取りこぼさないようしっかり練習しましょう。 (1) ★ 9 + 4 × (−3) = 9 − 12 = −3 (2) ★ 4(2𝑎 − 3𝑏) − 2(𝑎 − 2𝑏) = 8𝑎 − 12𝑏 − 2𝑎 + 4𝑏 ( ×÷ は、 +- より先!) = 6𝑎 − 8𝑏 (3) ★ 𝑎2 𝑏 × 8𝑎𝑏 2 ÷ 2𝑎2 = (4) ★ { 𝑎・𝑎・𝑏・8・𝑎・𝑏・𝑏 2・𝑎・𝑎 = 4𝑎𝑏 3 4𝑥 − 3𝑦 = −2 ・・・① 3𝑥 + 𝑦 = 5 ・・・② y の係数が揃えやすいので、①+②×3 で y を消去する (①×3-②×4 で x を消去してもよい) 4𝑥 − 3𝑦 = −2 ・・・① +) 9𝑥 + 3𝑦 = 15 ・・・② × 3 13𝑥 = 13 𝑥 =1 𝑥 = 1 を②に代入して (①でも OK) 3+𝑦 =5 𝑥 = 1 ,𝑦 = 2 𝑦 =5−3=2 (5) ★ 6 与式 = √3・3・3 − √ = 3√3 − √3 = 2√3 2 無断転載を禁止します 家庭教師のホームティーチャーズ (6) ★ 2 次方程式の解き方 𝑥 2 の係数が1でない、または左辺が因数分解できない場合は、解の公式を使う この問題の場合、𝑥 2 の係数が1でないので、解の公式を使う 𝑥= (7) −(−5)±√(−5)2 −4×3×1 ★★ 変化の割合= 2×3 𝑦の増加量 𝑥の増加量 = 5±√25−12 6 = 5±√13 6 という公式を知っていても、増加量という言葉の意味を 理解していないと解けない問題かもしれません。 簡単に言えば、 増加量=いくつ増えたか です。 4 から 9 までいくつ増えたかいう問いには、5 増えたと即答できますが、 ①(-3)から 1 までいくつ増えたか、 ②(-1)から(-8)までいくつ増えたか、 また、③ 𝑥から𝑦までいくつ増えたか、と問われると戸惑ってしまいませんか? 増加量の計算は、初めの例の場合、9 − 4 = 5 ですので、これに習って、 ①は、1 − (−3) = 4 ②は、(−8) − (−1) = −7 ③は、𝑦 − 𝑥 これらが増加量です。 したがって、この問題の場合、𝑥が a から a + 5 まで増加するので、 𝑥の増加量は、(𝑎 + 5) − 𝑎 = 5 であり、 また、𝑥 = 𝑎のとき、𝑦 = 𝑎2 𝑥 = 𝑎 + 5 のとき、𝑦 = (𝑎 + 5)2 = 𝑎2 + 10𝑎 + 25 だから、 𝑦の増加量は、(𝑎2 + 10𝑎 + 25) − a2 = 10𝑎 + 25 です。 変化の割合は 7 であるから、初めの公式に当てはめると、 7 = 10𝑎+25 5 という方程式になり、 これを解いて、𝑎 = 1 となります。 (計算省略) 無断転載を禁止します 家庭教師のホームティーチャーズ (8) ★ 平行線によって二つの相似な三角形ができる有名な図です。 どこの角が等しくなるかよく考え、対応する頂点や辺を間違えないように気をつけましょう。 この問題の場合、∠A の錯角は ∠C ですね。(∠B と間違えないように!) A AC と DB の交点を E とすると、△ADE ∽ △CBE であるから、 AE : CE = DE : BE 4 : 6 = 6 : 𝑥 4 𝑥 = 36 𝑥 =9 D × × E B (9) C ★ このような角を求める問題や証明問題で、すぐに解法が思いつかなかった場合には、 与えられた条件をすべて使い切ることを考えましょう。 問題に与えられた条件は、解答へのヒント。 逆に言えば、答えを出すために使わない条件は与えられません。 この問題では、「わざわざ 中心 O が描いてある」というところがヒントです。 A 円の中心 O が描いてあることでヒントになること ・半径はいずれも等しい ・直径は、半径の 2 倍の長さ 50° O ・中心角は、円周角の 2 倍の大きさ B ・直径に対する円周角は 90° この辺りを考えてみましょう この問題で使えそうなのは、 ・半径はいずれも等しい → OB=OC → ∠OBC=∠OCB ・中心角は、円周角の 2 倍の大きさ → ∠BOC =∠A×2 = 100° 𝑥 C A 50° (二等辺三角形の底角) O 100° B 𝑥 𝑥 C ここで、△OBC に注目すると、𝑥 + 𝑥 + 100 = 180 𝑥 = 40° 無断転載を禁止します 家庭教師のホームティーチャーズ (10) ★ 中央値とは、データを大きさの順にならべたときの真ん中の値ですね。 データの個数が奇数個であれば、真ん中の値 データの個数が偶数個であれば、真ん中 2 つの平均です。 この場合、データは 10 年分、つまり偶数個ですから、大きいほう(または小さい方)から 5 番目と 6 番目の平均の値が中央値となります。 データを大きいほうから並び替えると、 5 番目は平成 23 年の 1613mm 、6 番目は平成 21 年の 1562mm です。 したがって、 中央値 = 1613 + 1562 = 1587.5 (mm) 2 この中央値 1587.5 が入っている階級は、表 2 の 1400 以上 1600 未満(mm)であり、 その度数は、表 2 より 3(年)です。 したがって、求める相対度数は、 相対度数 = その階級の度数 度数の合計 = 3 10 = 0.3 非常に正答率が低くなっていますが、中央値、階級、度数、相対度数など言葉の定義を 知っていれば、非常に易しい問題です。 (7)(10)ともに、言葉の定義を知っているかどうかだけで 6 点も変わってきます! 新潟県発表の正答率 (1)95.0% (2)93.8% (3)87.1% (4)94.6% (5)90.1% (6)79.6% (7)26.5% (8)93.2% (9)85.1% (10)26.5% 無断転載を禁止します 家庭教師のホームティーチャーズ
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