Kobe University Repository : Kernel

 Kobe
University Repository : Kernel
Title
第一外科学教室 (教室だより)
Author(s)
大柳, 治正
Citation
神戸大学医学部神緑会学術誌, 2: 104-105
Issue date
1986-06
Resource Type
Departmental Bulletin Paper / 紀要論文
Resource Version
publisher
URL
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/81007030
Create Date: 2015-02-01
教室だよ り
第 一 外 科 学 教 室
第 一 外 科 学 教 室 は 昭 和22年8月4日
に 藤 田登 教 授 が 開
講 され た の が 始 ま りで(∼S39.9.30)、
第2代
、光野孝
雄 教 授 が 臨 床 と 研 究 に情 熱 を傾 け られ(S40、7。1∼S
54.3.31)昭
和54年9月
曜 日に は 肝 、胆 、 膵 疾 患 を 、 そ れ ぞ れ の 研 究 グ ル ー プが
責 任 者 を 中 心 に 行 っ て い る。
教 室 の週 間 ス ケ ジ ュ ール は 、 月曜 日:手 術 日、 火 曜 日
よ り現 在 の 斉 藤 洋 一 教 授 が 引 き
:8:20AMよ
り術 前 症 例 検 討 会 、 ひ きつ づ き9:30A
継 が れ 、 さ ら に大 き く飛 躍 し つ つ あ り、 毎 年 入 局 希 望 者
M頃
よ り教 授 総 回 診 、 午 後 外 来 手 術 、 水 曜 目:8:20A
が 殺 到 し 現 医 局 員 は130名 を 超 え 、 同 門 会 員 は 約300名 に
Mか
ら テ ー マ制 抄 読 会 、木 曜 日:手 術 日、4:30PMか
達 し て い る。
ら外 国 文 献 抄 読 会 、術 後 症 例 検 討 会 、 医 局 会 、 金 曜 日:
教 授 は 大 学 の 使 命 と し て 、診 療 ・研 究 ・教 育 、 中 で も
8:20AMよ
り術 前 症 例 検 討 会 、 ひ き っ づ き9:30AM
と りわ け 卒 後 教 育 を 重 視 さ れ 、 大 学 、 並 び に 教 室 関 連 施
頃 よ り教 授 重 症 回 診 とな って い る。 また 、 毎 月 第4木
設 は 日本 外 科 学 会 認 定 医 制 度 に 準 じ卒 後6年
間 の教育 カ
日の 医 局 会 で は 関 連 病 院 出張 中 の 医 局 員 も出 席 し、 この
目は 大 学 で 、
時 には卒後 教 育の一環 として消化器 外科領 域の テ ーマだ
目は 再 び大 学 病 院
け で な く、 内 科 、 脳 外 、 整 形 外 科 、 麻 酔 科 等 の領 域 につ
目に は 各 研 究 グル ー プ に所
い て 講 師 を 招 き 、 卒 後 教 育 の 充 実 を は か って い る。 ま
リキ ュ ラ ム を定 め て い る。 即 ち 、卒 業1年
2・3年
目は 教 室 関 連 病 院 に て 、4年
に 戻 り臨 床 を 行 い 、5・6年
属 し て 研 究 生 活 に 入 ります 。 この6年
間 の 臨 床 ・研 究 生
曜
た 、 これ 以 外 に も各 関連 病 院 で の研 修 報 告 や 抄 読 会 等 が
活 を通 して各 人 は毎年診 療 記録を作成 し、基礎 的知識 の
夜 遅 く迄 つ づ け られ ます 。
バ ラ ソス の とれ た 研 修 を 行 う と と もに 単 な る業 績 の 羅 列
だ け で な く施 設 構 成 員 と し て の 自覚 、 規 則 の 遵 守 、 患 者
私 ど もの 医学 部 に 全 国 的 に ユ ニ ー ク な 国 際 交 流 セ ン タ
ー が あ る よ うに 、 教 室 で も この よ うな 風 土 の 上 に 斉 藤 教
の 人 格 の 尊 重 な どを 含 め た 外 科 医 と し て の 心 構 え ・人 格
授 の国際 性 が加わ って、 国際交流 が盛 んであ る。現在 も
を 習 得 す る よ うに 指 導 を 行 って い る。
ア メ リ カ ・ジ ョー ジ ア 州 に あ り神 戸 大 学 の 姉 妹 校 で あ る
現 在 の教室 構成 は斉藤 教授 を中心 として大柳 助教授 、
奥 村 ・裏 川 両 講 師 の ほ か 、 助 手6名
エ モ リー大 学 の 外 科 に加 藤 道 男 助 手 が 、 ク リLブ ラ ン ド
、 医 員22名 、 研 修 医
州 、 ク リー ブ ラ ン ドク リニ ッ クの 人 工 臓 器 部 門 に 大 学 院
14名 、 大 学 院11名 、 研 究 生77名 で 、 病 棟 で は 教 官 ・医 員
生 の 竹 山 宣 典 君 が 交 換 研 究 員 と して 出張 して い る よ う
・研 修 医 か ら 成 る8グ ル ー プ で 日常 の 診 療 に 当 っ て い
る。
を 海 外 留 学 に 出 し 、 逆 に 中 国 か ら常 時
2人 が 教 室 で勉 強 し て い る よ うに 、 長 期 ・短 期 を 織 り混
教 室 の研究 は 、教授 専門分 野の 膵疾患 を中心 に、胆 ・
膵 、 肝 ・代 謝(人
に 、 毎 年2∼3人
工 血 液 を 含 む)、
悪 性 、 内 分 泌 の5グ
消化 管良性 、消化 管
ル ープに分かれ 、膵癌 の全 国統計 を
始 め と し て 、 各 研 究 班 は 地 道 な 臨 床 的 ・基 礎 的 な 研 究 活
動 と活 発 な 学 会 発 表 を 行 って い る 。
ぜ て 受 入 れ て い る。 また 教 授 以 下 教 室 員 の 欧 米 へ の 学 会
出 張 も 活 発 で 、 そ れ 以 外 に現 役 教 室 員3名
、 同 門 会 員3
名 の構成 で 第 一外科学 術 交 流 訪華団 を 毎年 中国 に 派遺
し、熱烈歓 迎 を受け てい る。
海 外 か ら の短 期 訪 問 者 も 多 く、毎 年 日本 外 科 学 会 総 会
外 来 は 初 診 を 火 ・水 ・金 曜 日に 行 い 、教 授 の 担 当 は 水
・金 曜 日で あ る 。 教 室 は 従 来 よ り消 化 器 、 一 般 外 来 を指
出席 の 外 人 招 待 者 が 関 西 訪 問 され る 時 に 、 教 室 で 講 演 さ
れ るの が慣 例 に な りつ つ あ りそ の 他 の 学 会 出 席 者 も神 戸
向 して来 ました が、最 近は教授 の専 門分野 の肝 、胆 、膵
に来 られ る こ とが 多 い 。
疾 患 が 増 加 し 、 入 院 係 は 毎 日入 院 待 ち を さば くの に 頭 を
医 局 の 年 中 行 事 は15月
悩 ま され て い る 。 また 、 術 後 患 者 のfollOwupと
治療 の
新 入 医 局 員 歓 迎 会 、7月
の医
局 旅 行 、11月 の 同 門会 総 会 、12月 の 忘 年 会 が あ りそ れ 以
た め 専 門 外 来 を 実 施 し て い る。 す な わ ち 、 毎 月第1・3
外 に も ゴル フ コ ンペ 、 麻 雀 大 会 、 対 第2外
週 の 水 曜 日は 食 道 癌 や 食 道 静脈 瘤 を 、 第1・3週
等 が あ り、 よ く学 び よ く遊 び を 実 行 、 教 員 室 の 親 睦 と団
日は 小 腸 、 大 腸 疾 患 を 、 第1・3週
の金 曜
の ‡ 曜 日は 甲状 腺 、
乳 腺 な どの 内 分 泌 外 科 疾 患 を 、 第2・4週
の 水 曜 日に は
胃 、 十 二 指 腸 な どの 良 性 ・悪 性 疾 患 を 、第2・4週
の金
一104一
科野球 定期戦
結 をめ ざ している。
(文 責 ・大 柳 治 正)
1
f:
:<:%<
%
圭
'
犠
一
V
Y
轄
}
灘
、
謙
灘
"
羅 鎌灘 終 ー⋮ 養 ー⋮ ー 脈ー、
⋮§ 罐 華 盤轟
k
鰹
§
舗 鎌
輪韓
i
卓
聖
夢
露
難
蝋
懇
聾
羅轄
鰹繊
鞭
'鱗
.、
昭 和60年
度 糠 戸 大 学 第 一 外 科 周 門 会 総 会1985.1t.1フ
一105一
写
、懸 帯 雛 撰 ・
繊
灘 羅'懸
醗
一
於 神 戸 翠 一 トビア ホ テ ル
撚
、