ごあいさつ 校長 春日規克 本校は、昭和 48 年 4 月に刈谷市北部に位置

ごあいさつ
校長
春日規克
本校は、昭和 48 年 4 月に刈谷市北部に位置する愛知教育大学の隣接地に創立
しました。一学年 200 名という近隣高校と比べますと小規模校といえますが、
これまでに 8000 名に近い卒業生を県内外に輩出し、また卒業生は社会の各分野
ですばらしい活躍をされております。
本校は、国立大附属学校として、文部科学省から求められる「大学の持つ人
的資源を活用しつつ、公立学校で実施する事とは異なる先導的、実験的取り組
み」、「地域の教育界との連携協力の下に、地域の教育のモデル校としての地域
教員の資質、能力の向上、教育活動の一層の推進に寄与」に対して、教育実習
生の受け入れ、教育研究発表会の積極的開催、愛知教育大との高大連携教育と
して将来の教員職へ強い意欲ある優秀な生徒の推薦などにより役割を果たすと
ともに、それらの活動を通し生徒の学業向上に努めております。さらに、文部
科学省が推奨するサイエンス・パートナー・シップへの 10 年連続参加やオース
トラリア・アイバンホーグラマースクールへの語学研修活動など、現代社会に
おける科学技術の発展やグローバル化に対して生徒の目が向く指導にも心がけ
ております。
また、本校の学校行事の一つに碧海野(あおみの)祭があります。碧海野とは
愛知県東部、三河地方の矢作川の西側に当たる地域を指し、現在の刈谷市・安
城市・高浜市・知立市・碧南市の 5 市は碧海 5 市と呼ばれています。「あおみ
の」名の由来は大宝年間以前に遡るとされ、その歴史の重さを感じ、校歌の最
初の歌詞や校誌名にも使われております。碧海野祭は 1 学期の体育祭と 2 学期
の文化祭として行われ、体育祭は縦割り学級によるグループ編成による競技や
応援合戦・団旗制作など、文化祭は課外活動の成果発表や各学年クラス発表な
ど、いずれも生徒会の主体性を重視し、生徒間の協調性と創意工夫が盛り込ま
れた自慢の活動でもあります。
校歌には本校の教育目標である「あたたかな人間になろう、たくましい人間
になろう、おおらかな人間になろう」という歌詞が含まれております。これは、
孔子が人生において守るべき教えを彼の弟子に説いた中にある、恕(穏やかなる
おもいやりの心)、剛(つよい意志)、淡(たんたんとした親しみのある心)という
言葉を受けて引用されたと解釈され、現在の社会においても大切に守っていか
なくてはならない目標であると考え本校では大切にしております。
これまでの歴史と、それを築き上げてきたすべての生徒と教職員が誇れる高校
でありますよう努力している、現在の本校の姿をこのホームページでは紹介さ
せていただいております。構内施設や学習活動、学校行事などを愛知教育大附
属高等学校の姿を見ていただき、また、皆様には、本校のますますの充実発展
のためにご理解とご支援をお願い申し上げます。