平成27年度 福島県立盲学校 学校経営・運営ビジョン 福島ならではの視覚障がい教育の充実・発展に向けて! 福島県立盲学校長 =教育目標= 社会の変化に主体的に対応できる確かな学力を身に つけ、積極的に生きていく豊かな心と健やかな体を持 つ調和のとれた人間を育成する。 ○ 自ら学び・考え・行動する人間 ○ お互いを尊重し、思いやることのできる人間 ○ 健康でたくましく明るい人間 本校は、視覚障がい教育の専門機関として、児童生徒一人一人の夢が叶う教育を目指し、質の高い学 校教育が行えるよう努めています。特に、高等部保健理療科、専攻科理療科では、全教員が生徒の国家 試験取得に向けた指導に力を注いでいます。 また、本校は、小・中学校の通常学級に在籍する視覚障がい児への学習支援のために配置された教員 の専門性向上を図るための研修会を県教育委員会と実施したり、視覚障がい児支援のための“のびのび 教室サポートクラブ”を県内各地で実施するなど、インクルーシブ教育システムの構築に向けた取組も 積極的に行っています。 本校は、これからもこれまでの百有余年ある学校教育の蓄積を生かしながら、福島ならではの視覚障 がい教育の充実と発展に努めてまいります。 基本方針1 基本方針2 基本方針3 個別の指導計画をもとに授業の目標・手だてを 明らかにした分かる授業を実践し、確かな知識・ 技能の習得とそれぞれの進路実現を目指します。 体験活動や地域との交流及び共同学習を積極的 に行い、共に学び触れ合うことで児童生徒の豊か な人間性と社会性の育成を目指します。 児童生徒の発達の段階や障がいの状態等に応じ て、健康で安全な生活を実践する態度を育むとと もに、自立に向けた基本的な生活能力の向上を目 指します。 1 担当者会やケース会を通して、個別の指導計画 の目標や内容、手だてを明確にするとともに、日々 の実践の評価を行いながら、指導の改善を重ねま す。 1 触れて確かめる、実際に体験すること等を大切 にした学習活動・体験活動を積極的に取り入れ、 児童生徒の成就感を高め、豊かな人間性育成につ なげます。 1 一人一人の健康の状態について保護者と学校が 共通理解を図り、必要な基本的生活習慣等におけ る課題を確認しながら指導を行います。 2 児童生徒一人一人の見え方等に配慮した授業づ くりの実践を通し、進路実現に必要な確かな学力 の向上に努めます。 2 2 自分自身の健康への関心を高め、適切な健康管 理ができる社会人、医療従事者の育成を目指しま す。 3 理療科において、一人一人の実態に応じた分か る授業を実践し、学習の習慣化と自ら学ぶ意欲を 育て、知識や技能の定着を図るなど、国家試験の 合格へ向けて学習の意欲を喚起します。 近隣の学校や居住地校など、同世代の児童生徒 との交流及び共同学習を充実させるため、関係者 との共通理解を深め、お互いが学びあう教育活動 を行います。 3 学校給食等をとおした食育を積極的に行い、児 童生徒の食の関心と理解の向上に努めます。 4 寄宿舎の生活を充実させ、自立に向けた生活能 力の向上に努めます。 3 地域等でのボランティア活動を積極的に行い、 児童生徒の社会性を高めるとともに、盲学校の教 育活動の理解・啓発に努めます。 ☆☆地域の学校や関係機関と盲学校との連携充実を目指します。☆☆ 1 2 3 教員の資質向上に努め、視覚障がい教育に関する本校の専門性を積極的に提供します。 地域の特別支援学校と協力し、重い障がいのある児童生徒の進路開拓に努めます。 校内における教育相談を充実させ、児童生徒の校内における教育相談を充実させ、児童生徒の心身の 安定に努めます。 4 「のびのび教室サポートクラブ」を県内各地域で開催するとともに、視覚障がい児を対象にした体験 学習会を実施し、県内視覚障がい教育のセンターとしての機能をさらに充実します。
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