ようこそ!モスクワ日本人学校のホームページへ

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校
長
岩
本
謙一郎
私たちモスクワ日本人学校は、昭和42年(1967年)
10月2日にクツゾフスキーに児童・生徒16名で開校し、
今までに3度の移転をし、昭和52年より現在の校舎に移
転しました。開校し、本年(2016年)で、49年の歴
史を重ねます。現在、世界には89校の日本人学校があり
ます。ヨーロッパだけでいうと21校がありますが、ヨー
ロッパの中では一番古い歴史を持っている学校です。その
間、本校で学び、巣立った児童生徒は、多方面でグローバ
ルに活躍を続けています。
本校は、モスクワ市内にあり、小学部・中学部あわせて、約120人の児童生徒が、元気に学んで
います。小学部と中学部が併設されていることもあり、小学校の児童と中学校の生徒は大変に仲がよ
く、モスクワ日本人学校がひとつになって学習活動を行っています。
校舎は5階建て、スウェーデン校・ノルウェー校・フィンランド校、そして本校(4階と5階)が
入っています。このような環境も中でも、子どもたちは元気に伸び伸びと活動をしています。
学校としては、次のことを重点に取り組んでいきます。
「学校は、人が育つところ」です。モスクワ日本人学校を子どもたち一人ひとりが昨日より今日、
今日より明日と、よりよく成長を遂げる場にしていきたいと考えます。
(1)子どもにとって《学びがいのある学校》に
学校は子どもたちの健全育成のために存在しています。子ども自身がかけがえのない存在であ
ることを自覚し、自尊感情や他者への思いやりをはぐくみながら、明日への夢が実を結ぶよう日
々、磨き合う「学びがいのある学校」となるよう努力します。
(2)教職員にとって《働きがいのある学校》に
子どもにとって「学びがいのある学校」にするためには、教職員一人一人が教育のプロとして
の責任と自覚を持ち、自らも教師として、職員としてよりよく職務を果たそうとする姿勢が大変
重要であると考えます。「人が育つ」とは、子どもにだけ当てはまることではありません。教職
員にとっても、それぞれの立場、職責において「昨日よりも今日、よりよく仕事(授業)ができ
た」と職業人としての自己の成長を感じつつ、充実感を味わい、モスクワ日本人学校の一員であ
ることが誇れるような「働きがいのある学校」を目指します。
(3)保護者・関係機関等にとって《応援しがいのある学校》に
本校は、子どもたちの成長に責任を持っています。一人ひとりの人権尊重と社会貢献の精神を
育み、基礎的・基本的な学力の向上を図って、その個性と想像力を伸ばし、広く国際社会でたく
ましく生きる力を身につけさせることは、私たち教職員の責務です。
しかし、この目標は学校だけの力で達成できるものではありません。モスクワ日本人学校の教
職員が一丸となって、互いのよさを生かしながら全力で取り組むこと、さらに保護者・関係機関
の皆様の力をお借りし、多くの大人の力を組織的に結集して、子どもたち一人一人を温かく見守
り育てていく学校づくりを推進していきます。そして、子ども一人ひとりの成長を喜び合える学
校・保護者の関係を広げ、深めていきたいと考えています。
この一年間、どうぞよろしくお願いいたします。