誘導加熱式アイロンシステム

提供者名:九州電力
タ イ ト ル
福岡県開放特許
2014-005
誘導加熱式アイロンシステム
技 術 分 野
■電 機 ・電 子
□情 報 ・通 信
□有 機 材 料
□金 属 材 料
□食 品・バイオ
□土 木 ・建 築
□農 林 ・畜 水 産
■そ の 他(
■機
□化
□無
□輸
■生
□繊
□医
)
械・加
学・薬
機 材
送
活・文
維・紙
療・介
工
品
料
利用分野・適用製品
・アイロン(家庭用、業務用)
情 報 メ モ
詳 細 資 料:■有 □無
サ ン プ ル:■有 □無
見
学:■可 □不可
そ の 他:
化
護
従 来 技 術 の課 題 ・問 題 点
電熱線等を利用する従来のアイロンは、電源を切った後も余熱により、アイロン表面温度が高温(約 150
度~200 度程度)を 10 数分程度維持しており、アイロン掛け後の火傷の危険性があった。また、電源を入
れてからも、アイロン掛 けの最 適 温 度 までの時 間 を要 し、アイロン掛 け前 後 の時 間 を必 要 としていた。更
に、利用中にアイロン本体の熱が大気中に放出されている問題があった。
本 発 明 の 効 果 ・ 特 長
IH 技術(誘導加熱)を活用し、アイロン本体は発熱せず、アイロン本体と接するアイロン台を加熱させるア
イロンシステムである。誘導加熱方式のため、電源入とほぼ同時(約 3 秒)でアイロン掛けが可能な温度とな
り、電源切と同時に熱の供給がストップするため、約 5 秒で人がアイロン台に触れる事が可能な温度とな
る。このため、アイロン本体で火傷することはない。
技術概要(構造・動作等)
アイロン本体の電磁コイルで発生する磁束により、アイロン本体と接しているアイロン台に渦電流が発生
し、そのジュール熱により、アイロン台が発熱する。アイロン本体でアイロン台の表面温度を監視しており、
アイロン台表面が設定温度以上になった場合やアイロン本体の電源切りに連動して、アイロン台裏面の空
冷ファンで冷却する。
図 ・ 特 記 事 項 ・ そ の 他
本体が発熱しない(火傷の恐れが少ない)アイロン
センサ制御回路
インバータ回路
電源回路
本体内部に小型IHを内蔵
IHアイロン専用台
約240mm
図2 アイロン回路構成
冷却装置
アイロンと接する表面のみ発熱
図1
アイロンシステム
図3 アイロン本体内
電磁コイル
主 た る 提 供 特 許
登 録 番 号: 特許 4886605
出 願 日:平成 19 年 6 月 6 日(2007 年)
発 明 の 名 称:誘導加熱式アイロンシステム
権 利 者:九州電力株式会社
関
連
特
許
番
号