配偶者 や恋人 などからの暴力、いわゆるドメスティック

平成 26 年(2014 年) 6月号
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は い ぐ う し ゃ
こ い び と
配偶者や恋人などからの暴力、いわゆるドメスティック・バイオレンス(DV)は、犯罪と
なる行為を含む重大な人権侵害です。
また、すべての人が個人として、性別にとらわれず、自分らしくいきいきとした生活を送
ることができる男女共同参画社会の実現の妨げになっています。
DVには、殴る、蹴るという「身体的暴力」だけでなく、暴言や無視などによる「精神的暴
力」、友人などとの付き合いや行動を制限する「社会的暴力」、生活費を渡さないといった
「経済的暴力」、避妊に協力しないなどの「性的暴力」があります。
さらに、DVには一定のサイクルがあります。加害者が感情のコントロールができず暴
やさ
力を振るう「爆発期」、別人のように優しくなり許してもらおうとする「ハネムーン期」、些細
なことで機嫌が悪くなり、緊張がまして暴力爆発を予感させる「緊張期」です。
加害者は、この暴力とサイクルを使って相手の心や行動をコントロールするのです。
つまり、被害者に「逃 げれば殺されるかもしれない」という強い恐怖 心 を抱 かせたり、
「常に暴力を振るうわけではなく、優しいときもある。いつか変わってくれる」と思わせた
り、いつもビクビクして加害者の機嫌を気にするようにしむけることで、相手を支配するの
です。そこには、男女共同参画とは程遠い姿があります。
平成23(2011)年11月に本市が実施した「男女共同参画社会に関する市民意識調
査」の結果をみると、DVを受けたことのある女性は9.5%で、前回の調査(平成17《200
5》年実施)に比べ3.4ポイントの増となっています。また、DVを受けた女性の54.4%
が誰にも相談しなかったと回答していることから、潜在的な被害者の多さや、女性に対す
る暴力を許容する意識が根強く残っていることがうかがえます。
女性の人権を守るためにも、また男女共同参画社会を実現するためにも、私たちはD
Vを決して許してはいけません。
こ
う
い
ふ く
じ ん け ん し ん が い
さまた
な ぐ
け
む
し
わ た
け い ざ い て き
ふ
ひ に ん
ば く は つ き
さ
き げ ん
きんちょう
ひ が い し ゃ
さ
い
き ん ち ょ う き
に
き ょ う ふ し ん
い だ
すがた
じ
だ れ
っ
し
せ ん ざ い て き
わたし
じんけん
生活人権相談 毎週 月・火・木・金曜日の午前9時30分∼午後4時
保健相談(市保健センター協力事業)
毎月
第1水曜日の午後1時30分∼3時 6月は4日、7月は2日です。
セクマイ相談・学習会 セクシュアルマイノリティ(性的少数者。性同一性障害、同性愛の人たちなど)
の人権相談・学習会ですが、当事者でない方も参加できます。
毎月 第4木曜日の午後1時30分∼4時
6月は26日です。