○佐世保市人権教育・啓発基本計画改訂（案）【概要版】資料 2 第１章基本的な考え方（１）計画策定の目標・趣旨（Ｐ１－Ｐ６）佐世保市では市民一人ひとりの基本的人権が尊重され、心豊かな温もりのある社会の実現をめざし、各種人権施策の推進に努めてきました。平成２２年３月に「佐世保市人権教育・啓発基本計画」を策定し、なお一層の各種人権施策を行いました。本計画が５年を経過し、その間の社会情勢の変化や市民の意識の変化等により、必要な見直しを行い、引続き人権教育や啓発を行うため、改訂を行うものです。第２章人権問題の現状と施策の方向（１）女性に関する問題（Ｐ７－Ｐ８）女性の人権を守るという視点で、女性に対するセクハラ、ＤＶなどあらゆる暴力に対し、また、男女共同参画社会づくりに向けた意識改革やあらゆる場での女性の参画推進に各種施策を推進します。 ○具体的な施策の方向１．女性に対するあらゆる暴力の根絶２．佐世保市男女共同参画計画の推進による意識の改革（２）子どもに関する問題（Ｐ９－Ｐ１１）子どもと子育てを支える環境づくりや、児童虐待や育児不安などに対し、相談体制等強化を推進します。 ○具体的な施策の方向１．子どもと子育て支援を行う環境づくり２．子どもと子育て支援のための相談体制の充実（３）高齢者に関する問題（Ｐ１２－Ｐ１４）高齢者の権利擁護や安心な生活環境づくりに向けた各種施策を推進します。 ○具体的な施策の方向１．相談体制の充実２．高齢者虐待防止３．権利・財産保護事業４．高齢者の就業の促進５．気軽に社会参加できる環境づくり（４）障がい者に関する問題（Ｐ１５－Ｐ１８）障がい者が社会の一員として安心して生活できるよう共生社会の実現にむけた各種施策を推進します。 ○具体的な施策の方向１．障がい者への保健・医療の充実２．地域での生活支援３．社会参加・就労の支援（５）同和問題（Ｐ１９－Ｐ２１）同和問題を人権問題の重要な問題として捉え、同和問題に対する正しい理解と認識を深める各種施策の推進を行います。 ○具体的な施策の方向１．同和問題に対する正しい理解と認識を深める啓発の推進２．学校や社会教育における人権・同和問題の推進（６）外国人に関する問題（Ｐ２２－Ｐ２３）国際交流や国際理解の促進や外国人が暮らしやすいまちづくりを推進します。 ○具体的な施策の方向１．国際理解に関する情報発信２．外国人が暮らしやすいまちづくり（７）ＨＩＶ感染者・ハンセン病患者等に関する問題（Ｐ２４）あらゆる感染症患者やその家族に対する偏見や差別をなくすために正しい知識と理解を深める各種施策を推進します。（８）原爆被爆者に関する問題（Ｐ２５）原爆の悲惨さや戦争の恐ろしさ、平和と命の大切さを伝えることを推進します。（９）犯罪被害者等に関する問題（Ｐ２６）関係機関と連携して、犯罪被害者の人権について教育・啓発を推進します。（１０）インターネットによる人権侵害に関する問題（Ｐ２７－Ｐ２８）人権に配慮したインターネット利用のモラルの育成について教育・啓発を推進します。（１１）北朝鮮当局による拉致問題（Ｐ２９）拉致問題に対し、国や県と連携し、啓発・広報を推進します。（１２）その他の人権問題（Ｐ３０） ○刑を終えて出所した人 ○ホームレス ○アイヌの人々 ○性的少数者偏見や差別を解消し、人権が尊重される社会づくりのため啓発を推進します。第３章人権教育・啓発の推進すべての人が尊重され差別のない社会の実現のために、人権教育や啓発を生涯にわたり、実施していく必要があります。学校・家庭・地域社会が一体となり、人としての尊厳及び責務を重んじた学びの社会の実現に推進します。１あらゆる場における人権教育・啓発（１）学校（Ｐ３１－Ｐ３４）１．幼稚園等や地域の連携と子育て支援２．保幼小連携の促進３．教職員の資質向上の取組み４．「いのちを見つめる強調月間」の実施５．教育相談の充実（２）家庭・地域社会（Ｐ３５－Ｐ３６）１．社会教育施設における人権教育の推進２．地域における人権教育の推進３．人権に関する関係団体との連携・協働の推進（３）企業・団体（Ｐ３７－Ｐ３８）各種人権啓発講演会や研修会を開催し、または、講師の派遣等を行います。２．特定職業従事者に対する人権教育・啓発（Ｐ３９－Ｐ４０）市職員、教職員、消防職員等に対し、各種研修会を開催し、より一層の人権意識の高揚に努めます。第４章計画の推進１．効果的な推進（Ｐ４１）効果的な計画の推進のために、人材の育成や、相談体制の充実等を図ります。２．推進体制（Ｐ４２）毎年、各人権問題を所管する部局の実績報告ばかりでなく、「佐世保市人権施策審議会」がその報告書に基づいて、その進捗状況を検証し、さらなる人権教育・啓発の事業推進を図っていきます。また、国、長崎県や関係団体と連携し、効果的な計画の推進に努めます。