授業改善書 科目名 認知心理学Ⅰ 担当者 菊地正

授業改善書
科目名
認知心理学Ⅰ
担当者
菊地正
授業の概要
人間の知覚は、何の努力も必要せずに、スムーズになされており、知覚過程が実際に
は非常に複雑な過程を経てなされていることに気づかない。この授業は、知覚過程の複
雑さ、不思議さを知ることを目的とした。視知覚を中心に、神経経路、感覚受容器、コ
ントラスト、色、形、奥行き、運動について詳しく講義をおこなった。
講義は、PCとプロジェクタ、スクリーンを使用して行い、同時に講義内容の資料を
配布した。時には、知覚現象を実感させるために、デモを行った。
授業開始時には、前回の授業の復習を行った後に、新しい内容に移るようにしている。
授業の問題点
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intで授業を行うため、毎回、PCとプロジェクタを借り出し、授業前にセ
ッティングしなければならなかった。PCとプロジェクタを借り出す階が異なり、また
授業教室の階も異なるため、移動に、セッティングに、手間取った。
Po
werPo
intで授業を行うため、授業の進行が早くなっているかもしれない。しかし、
PCの使用は、デモを行える利点がある。
仕方がないのではあるが、専門用語が多いため、用語になれるまで、理解に手間取り、
混乱したかもしれない。
学生に質問しても、反応が弱かった。
授業改善の課題・方策
授業の問題点で述べたように、Po
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intで授業を行うため、毎回、PCとプロジ
ェクタを借り出した。借り出す階や授業教室の階が異なるため手間取り、授業準備時間
が長くなった。そのため、現在(秋期)では、PCとプロジェクタを借り出さずに、自
分のPCと教室設置のディスプレイを使用している。ただ、これは受講生が少なく、教
室にディスプレイが設置している場合のみに可能である。
授業内容は P
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ntのスライドをすべて資料として配布しているので、学生はノ
ートを取る必要がなく、資料に自身で気づいた点などを記入しておけば良い。ただ、1
枚に6枚のスライドで印刷しているため、文字が小さいかもしれない。資料の改善は、
1枚に4枚のスライドにすれば、文字が読みやすくなるであろう。当然であるが、資料
内容のバージョンアップは努めている。
専門用語については、繰り返し説明して、用語に慣れてもらうしかない。学生の理解
度については、質問をして確認するようにしているが、質問しても反応が弱いので、よ
り気楽に発言できる雰囲気を作るようにしたい。理解度を知るために、授業の最後の5
~10分程度をつかって、専門用語や授業のポイントを質問したり、学生からの質問を
受け付ける時間を確保する。また復習を促進するためにも、ミニテストを実施すること
も良いかもしれない。ミニテストは成績評価というよりも理解度のチェックであると強
調した方がよいかもしれない。
その他