平成25年度学校・園内研究のまとめ 備前市立吉永中学校 校長 1 國末 正治 研究テーマ 「確かな学びを育てる学習指導」 授業改善と家庭学習習慣の定着を通して、主体的な学習者を育てる指導 2 研究テーマ設定の理由 生徒は落ち着いて学習に取り組み、家庭学習もチャレンジノートの取り組みを 始めとして定着しつつある。しかし、学習に受け身の生徒が多く、自ら進んで課 題に取り組もうとする態度は不十分である。そこで、生徒の意欲を喚起し、主体 的に学習に取り組む生徒を育成したいと考え、本テーマを設定した。 3 研究内容及び成果 【1】研究内容 ①実態把握・・・様相観察、1学年にアセスメントシートを実施した。 ② ア セ ス メ ン ト シ ー ト の 分 析 ・・・1 年 生 ③校内授業研究会 ・学期に一度、全員が同じ授業を参観し、校内研究の深化・充実を図った。 ④授業公開 ・ 一 人 1 回 授 業 を 公 開 し 、授 業 を 参 観 し た 。項 目 別 に 評 価 の 観 点 を 記 し た「 授 業参観ワークシート」を記入してもらい、研究主任がとりまとめて印刷・ 配布した。 ⑤学習の手引き改訂 ・ 昨 年 度 、学 び 方 を 学 ば せ る た め に 、「 学 習 の 手 引 き 」を 作 成 し た 。し か し 、 今年度使用してみて、不十分な点や実態にそぐわない点が見えたため、改 訂版を検討した。 ⑥ 「 チ ャ レ ン ジ ノ ー ト 」( 自 学 ノ ー ト ) の 有 効 活 用 に つ い て 研 究 協 議 し た 。 ⑦「効果的な板書指導」について研究協議した。 【2】成果 授業改善では、 「目標」 「学習の流れを明示し確認する」 「自己評価・まとめ」 を意識し、授業を行った。また、学習習慣の定着を目指し、自学ノートの指導 を各学年で行い、家庭学習の習慣が身に付いてきた。 4 今後の課題 主体的な学習者を育てるために「学び方を学習させる」ことに重点を置き、指 導 や 研 究 を し た 。「 習 得 」の 部 分 に お い て は 、あ る 程 度 の 成 果 を 見 た 。今 後 は「 活 用力」を身につけさせるために、言語活動の充実に向けた指導や研究を行ってい きたい。 -1-
© Copyright 2024 ExpyDoc