〔東京理科大〕
夏期個別特講 No.3
番号
氏名
【1】2011 理工
解答は解答用紙に記入しなさい。
2 次の多項式 P( x) , Q ( x) , R( x) をそれぞれ
1
1
P( x)  ( x 2  x) , Q ( x)   x 2  1 , R( x)  ( x 2  x)
2
2
とおく。
(1)
0  x  1 において P( x) , Q ( x) , R( x) がとり得る値の範囲をそれぞれ求めよ。
(2)
f ( x) が 2 次以下の多項式ならば,恒等式
f ( x)  f (1) P( x)  f (0)Q ( x)  f (1) R( x)
が成り立つことを示せ。
さて a,b,c を実数として, f ( x)  aP ( x)  bQ ( x)  cR( x) とする。a,b,c を次の条件を満たすように動かす。
0  f (1)  1

0  f (0)  1

0  f (1)  1
(条件)
このとき, xy 平面において関数 y  f ( x) のグラフが通ることのできる部分を D とおく。
(3)
xy 平面において,D のうち x 座標が 0  x  1 の範囲にある部分の面積を求めよ。
【2】2008 理工
次の文章中の
ア
から
ネ
までに当てはまる数字 0~9 を求めて,指定された欄にマークしな
さい。ただし,分数は既約分数として表しなさい。
(1)
すべての項が整数である数列 {an } を
an  17  19n 1  (1) n 3  24 n  4 (n  1 ,2 ,3 ,L )
と定める。このとき, a1 , a2 をそれぞれ素因数分解すると,
a1 
ア

イ
a2 
ウ

エ ¦ オ
(ただし,
ア

イ
とする)
となる。また,数列 {an } は
an 1  
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カ ¦ キ
an 
ク ¦ ケ ¦ コ
1/4
 19n 1
を満たす。よって,すべての an を割り切る 2 以上の整数は
サ
のみである。

2

実数   0     を cos  
となるように定める。このとき,関数
2
5



f ( x)  2sin x  cos x  0  x  
2

(2)
は,
シ
f ( x) 
sin( x   )
の形に変形できる。よって, f ( x) のとりうる値の範囲は,
ス

 f ( x) 
であり, f ( x) が最大値
セ
セ

をとるのは x 
ソ
のときである。
また,関数


g ( x)  sin 2 x  4sin x cos x  cos 2 x  0  x  
2

は, x 
(3)

2


タ
のとき,最大値
チ
をとる。
定数 k に対して,整式 f ( x) , g ( x) を
f ( x)  x 4  5kx3  (5k 2  4k  3) x 2  (5k  1) x  5k 2  6k  4
g ( x)  x 2  5kx  5k 2  4k  4
と定める。 f ( x) を g ( x) で割った商を q1 ( x) ,余りを r1 ( x) とすると,
r1 ( x) 
ツ
x
テ
k
となる。さらに, g ( x) を r1 ( x) で割った商を q2 ( x) ,余りを r2 ( x) とすると,
q2 ( x ) 
ト
x
ナ
k
となる。 f ( x) と g ( x) が定数でない共通の因数を持つのは, k 
x
ヌ
ニ
のときであり,その因数は
である。
また,定数 a,b,c,d に対して,整式 A( x) , B ( x) を
A( x)  x  a , B ( x)  x3  bx 2  cx  d
と定める。 k  1 のとき, A( x) と B ( x) が,
f ( x) A( x)  g ( x) B ( x)  1
を満たすとすると, a 
【3】2007
ネ
である。
理工
2 つの正の定数 a と p に対し,関数
2
f ( x)  a p xe  ax ( x  0)
を考える。ただし,e は自然対数の底である。
xy 平面において, y  f ( x) のグラフ上の点で,y 座標が最大となる点を M とおく。
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(1)
点 M の座標を a と p を用いて表せ。
(2) p を固定したまま,a を正の範囲で動かすとき,点 M はある関数 y  g ( x) のグラフ上を動く。この
関数 g ( x ) を求め,そのグラフを p の値で場合分けして図示せよ。
(3)
x  0 の範囲で,(2)の y  g ( x) のグラフ上の点から原点までの距離の最小値が存在するような p の
値の範囲を求め,このとき,その最小値を与える x の値を p を用いて表せ。
【4】2005 工学部第一部(工業化学科/経営工学科/機械工学科)
原点を O とする xy 平面において,直線 L : y  x  m が楕円 C : x 2 
y2
 1 と異なる 2 点 A ,B で交わ
3
るとき,以下の問いに答えなさい。
(1)
定数 m がとりうる値の範囲を求めなさい。
(2)
三角形 OAB の面積を m で表しなさい。また, m が変化するとき,三角形 OAB の面積の最大値を
求めなさい。
(3)
直線 y  x に関して対称な 2 点が楕円 C 上に存在する。この 2 点の座標を求めなさい。
(4)
直線 L に関して対称な 2 点が楕円 C 上に存在するとき定数 m がとりうる値の範囲を求めなさい。
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【解答1】2011 理工
(1)
1
  P( x)  0 , 0  Q( x)  1 , 0  R( x)  1
8
(2) (省略)
【解答2】2008
(1)
ア
(2)
(3)
理工
イ
2
カキ
7
6
(3)
16
7
クケコ
595
ウ
7
サ
7
セ
2
ソ
2
ナ
3
シ
5
ス
1
タ
4
チ
5
ツ
1
テ
2
ト
1
ニ
2
ヌ
4
ネ
3
エオ 53
【解答3】2007 理工
(略)
【解答4】2005 工学部第一部(工業化学科/経営工学科/機械工学科)
(1)
2  m  2
(2)
面積:
(3)
3m 2 (4  m 2 )
3
,最大値:
4
2
3
3
3
3
(4)
(
) , (
,
, )
2
2
2
2
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1  m  1