機械工学基礎 I 補充問題 その 1(三角比とベクトル) 解答例

機械工学基礎 I 補充問題 その 1(三角比とベクトル) 解答例
1-1. △OAP は題意より直角三角形であるので,
従って,
同様に,
OP cos 30◦ = OA
(1)
√
OA
2
200 3
OP =
= 100 × √ =
cos 30◦
3
3
(2)
√
OB
2
100 3
OQ =
= 50 × √ =
cos 30◦
3
3
(3)
△OPQ を考えると,̸ POQ= 60◦ であり,式 (2),(3) より OP:OQ=2:1 なので,
√
△OPQ は OP:OQ:PQ= 2 : 1 : 3 の直角三角形である.従って,PQ= 100m で
ある.
1-2. 頂点 D を通り辺 AB に平行な線が辺 BC と交わる点を E とする.ABED は平行
四辺形であるので,ED= 6,EC= 15 − 10 = 5,̸ DEC= θ である.従って,
より,
CD2 = ED2 + EC2 − 2ED · EC cos θ
(4)
1
62 + 52 − 72
cos θ =
=
2×6×5
5
(5)
0 < θ < π なので,
√
sin θ = 1 − cos2 θ =
√
√
1
2 6
1− 2 =
5
5
(6)
台形 ABCD の面積は
√
√
1
1
2 6
(BC + DA)AB sin θ = × (15 + 10) × 6 ×
= 30 6
2
2
5
(7)
→
→
1-3. ベクトル −
a の大きさ |−
a | は,
→
|−
a|=
√
√
(−3)2 + (−3 3)2 = 6
1
(8)
−
である.従って,ベクトル →
a の x 成分を ax ,x 軸の正の向きとのなす角を θ とす
ると,
ax
−3
1
cos θ = −
=
=−
→
|a|
6
2
(9)
これより,θ = 120◦ である.
→
同様に,ベクトル −
a の y 成分を ay ,y 軸の正の向きとのなす角を ϕ とすると,
√
√
ay
−3 3
3
cos ϕ = −
=
=−
→
|a|
6
2
(10)
これより,ϕ = 150◦ である.
1-4. それぞれ以下の通り.
√
ay 2 + az 2
tan θ =
ax
√
ax 2 + az 2
tan ϕ =
ay
√
ax 2 + ay 2
tan ψ =
az
(11)
(12)
(13)
1-5. AP の延長が辺 BC と交わる点を Q とする.
より,
−→
−→
−→
PB + 2PC = −5PA
(14)
1 −→ 2 −→ 5 −→
PB + PC = AP
3
3
3
(15)
5
AP である.従って,
3
5
△PBCの面積は,△ABC の面積の である.同様にして,△PCAの面積は △ABC
8
1
1
の面積の であり,△PABの面積は,△ABC の面積の である.以上より,面積
8
4
の比 △PBC:△PCA:△PAB = 5 : 1 : 2 である.
なので,点 Q は辺 BC を 2:1 に内分する点であり,PQ=
1-6. 問題文は次の通り.
「図 D に示された 4 つの力の合力の大きさと向きを作図で求めよ.」
図 D に示された 4 つの力の大きさを正しく作図し直すと,図 D-1 の通りとなる.
2
Fig. D-1
図 D-2 に示す通り力を順に合成して行き,最終的に大きさ 418[lb],向き θ = 61.75◦
を図 D-3 より得る.
Fig. D-2
Fig. D-3
3