「一般力学 II」課題 4 担当: 荒井 正純 出題: 2014/12/18 y 長さ l, 質量 M で,太さの無視できる棒の一端 O を固定し,粗い水平 面上で回転させる.水平面の動摩擦係数は µ′ とする.O を原点とし,こ P r の水平面上に x 軸と y 軸をとる. dr θ O この棒を,長さが dr の微小要素に分割し,微小要素についての角運動 x 量方程式を考える.ここで,O から微小要素 P までの距離を r,x 軸の 正の向きに対する棒の回転角を θ とする. ˙ θ¨ のうち,必要なもののみを用いて表わすこ 以下の問いの答えは,定数 M, l, µ′ , g と変数 r, dr, θ, θ, と.なお,棒は変形しないので,r˙ = r¨ = 0 と仮定する.dr の時間微分も考えなくてよい. [1] 長さ dr の,この微小要素 P の質量を示せ. [2] 微小要素 P が水平面から受ける動摩擦力の大きさを示せ. [3] P の位置ベクトルは,r P = (r cos θ, r sin θ, 0) である.これを時間微分し,その速度 r˙ P を求めよ. [4] 微小要素 P の角運動量の z 成分を求めよ. [5] 動摩擦力のベクトル F f のデカルト座標系に関する成分を求めよ.なお,動摩擦力の向きは,問 [3] で 求めた速度と逆向きとなる. [6] 動摩擦力による力のモーメントの z 成分を,ベクトル積 r P × F f を計算した上で求めよ. [7] 微小要素についての角運動量方程式の z 成分を,問 [4] と [6] の結果を踏まえて示せ. [8] 問 [7] で示した角運動量方程式を 0 ≤ r ≤ l の範囲で r について積分すると,剛体としての角運動量方 程式となる.これを求めよ. 提出期限 1 月 7 日(水)13:00 R10
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