平成28年1月12日18時30分 福岡県保健医療介護部保健衛生課 感染症係 唐木・中山 内線 3079・3080 直通 643-3268 高齢者施設等における感染性胃腸炎の集団発生について 1 探知 平成28年1月12日(火)、筑紫野市内の高齢者施設等から、複数の入所者が嘔吐・下痢の症状を 呈している旨、筑紫保健福祉環境事務所に報告があったもの。 2 施設概要 高齢者施設等(筑紫野市) :入所者9名、通所者8名、職員12名 3 有症状者の状況 ①発症日 : ②1月12日までの発症者数(累計): ③1月12日現在の有症状者数 : 1月9日(初発) 13名(入所者 7名、通所者 5名、職員 1名) 2名 ④症状:嘔吐・下痢の症状がみられたが、重症者はいない 発症日 発症者数 4 5 1/9 1/10 1/11 1/12 計 5 7 1 0 13 発症者の内訳 入所者: 7名(74歳~94歳) 通所者: 5名(66歳~91歳) 職員 1名(10代) : 原因 現在調査中 6 行政対応 筑紫保健福祉環境事務所が当該施設に対して、健康調査及び疫学調査を実施の上、施設等の消毒及び 二次感染の予防の指導を行っている。 7 感染予防のポイント ○患者のふん便や吐物には大量の病原体が排出され、少量の病原体でも感染・発症します。 ①食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。 ②下痢や嘔吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。 ③嘔吐・下痢の症状がある患者に接する方は、患者のふん便や吐物を適切に処理し、感染を広げないよう にしましょう。 ○ウイルスに汚染されている可能性がある食品は、中心部までしっかり加熱(中心温度85~90℃で 90秒間以上)して食べましょう。また、調理器具等は十分に洗浄、消毒しましょう。
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