保育所における感染性胃腸炎の集団発生について 患者

平成29年1月10日 17時10分
福岡県保健医療介護部保健衛生課
感染症係 平井・篠原
内線 3079・3080
直通 643-3268
保育所における感染性胃腸炎の集団発生について
1
探知
平成29年1月10日(火)、糟屋郡内の保育所から、複数の園児が嘔吐や下痢の症状を呈している
旨、粕屋保健福祉事務所に報告があったもの。
2
施設概要
保育所(糟屋郡)
:園児
3
106名、職員
22名
有症状者の状況
①発症日
:1月4日(初発)
②1月10日までの累計発症者数
:32名(園児29名、職員3名)
③1月10日現在の有症状者数
:
8名(園児8名、職員
0名)
1/4
1/5
1/6
1/7
1/8
1/9
1/10
(水)
(木)
(金)
(土)
(日)
(祝)
(火)
新規
1
0
15
12
有症状者数
1
1
16
19
発症日
有症状者数
日曜・祝日のため休園
4
8
④症状 :嘔吐や下痢の症状がみられるが、重症者はいない。
4
発症者の内訳
園児 29名(0歳~5歳)
職員 3名(25歳~30歳)
5
原因
現在調査中
6
行政対応
粕屋保健福祉事務所が当該保育所に対して、健康調査及び疫学調査を実施し、保育所施設等の消毒
及び二次感染の予防の指導を行っている。
7
感染予防のポイント
○患者のふん便や吐物には大量の病原体が排出されており、少量の病原体でも感染・発症します。
①食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
②下痢や嘔吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
③嘔吐・下痢の症状がある患者に接する方は、患者のふん便や吐物を適切に処理し、感染を広げないよ
うにしましょう。
○ウイルスに汚染されている可能性がある食品は、中心部までしっかり加熱(中心温度85~90℃で
90秒間以上)して食べましょう。また、調理器具等は十分に洗浄、消毒しましょう。
患者、感染者及び家族等の個人に係る情報につきましては、プライバシー保護の観点か
ら、提供資料の範囲内での報道をお願いします。