2016年3月1日 カナダの金融市場動向 Weekly Report 【2016年2月20日~2016年2月26日の推移】 【1】為替動向 【カナダ・ドル 為替推移】 (2016年1月29日~2016年2月26日) 先週のカナダ・ドル円相場は上昇しました。先週は原 油価格が反発したことでカナダ・ドルなど資源国通貨が 買い戻され、カナダ・ドルは対円で上昇しました。また、 米国で発表されたGDP(国内総生産)などの経済指標 が市場予想以上の結果となったことが市場のリスク回避 的な姿勢を後退させ、円安カナダ・ドル高の進行をサ ポートしました。 今週は、カナダのGDPや米国の雇用統計が注目材料 です。原油価格に底打ち感が出ている中、GDPが堅調 な内容となれば、カナダ・ドルは強含みで推移すると考 えます。一方で、米国の雇用統計が強い結果となった 場合は米ドル高の圧力が強まりそうです。 (円/カナダ・ドル) (カナダ・ドル/米ドル) 95 1.30 円/カナダ・ドル(左軸) 1.35 カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転) 90 カナダ・ ドル 1.35 85 高 1.40 80 1.45 安 84.35 75 1/29 2/5 2/12 2/19 1.50 2/26 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【2】金利動向 【カナダ 金利推移】 先週のカナダ5年国債利回りは上昇しました。先週は 株式や原油などリスク資産の動向に左右される展開と なり、原油価格が反発したことが金利上昇要因となりま した。また、堅調な経済指標を受けて米国の金利が上 昇したことも、カナダの金利上昇圧力を高めました。 今週は、引き続きリスク資産の動向に左右される展開 を想定します。また、カナダのGDPや米国の雇用統計 が発表されますが、ここもとは両国で経済指標が改善に 転じています。これらの指標が市場予想を上回る結果と なれば、金利上昇圧力が高まるとみています。 (2016年1月29日~2016年2月26日) (%) 1.2 カナダ5年国債 1.0 0.8 0.68 0.6 0.4 1/29 2/5 2/12 2/19 2/26 【3】主要経済指標 発表日 発表頻度 期間 指標名 データ (参考)前回 2/29 3/1 3/4 四半期毎 四半期毎 毎月 2015年10-12月期 2015年10-12月期 2016年1月 経常収支(実額) GDP(前期比、年率) 貿易収支(実額) -153.8億カナダ・ドル - -153.1億カナダ・ドル 2.3% -5.9億カナダ・ドル (出所)Bloomberg等より大和投資信託作成 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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