さまざまな感染症が流行する冬です。この冬はRSウイルスが近畿では流行しているそうです。 さらに、まだ流行していませんが、ノロウイルスやインフルエンザにも気を付けなければなりません。 感染症に罹らないことも大事ですが、人にうつさないことも大事です。 「咳エチケット」という言葉を聞かれたことはありますか? お互いに気を付けて、元気に過ごしていきましょうね。 ① 正しくマスクをつけよう ・マスクの折り目(プリーツ)が下向きになっているかを確認します。鼻の形に合わせて、ノーズフィッター を調整します。そして、顎までしっかり覆います。(顎まで届かない場合にはマスクのサイズを大きく しましょう)。 ② マスクを使い終わったら・・・ ・外の面にベタベタ触れないように、ゴム紐を持って、そっとゴミ箱へ捨てます。(菌を手につけない ためです)。何度も繰り返し使うのは衛生上よくありません。 ③ 鼻やよだれを拭いたティッシュは・・・ ・菌がたくさんついています。すぐに蓋つきのゴミ箱、もしくは袋に密封しましょう。 ④ 咳をするときは・・・ ・くしゃみや咳は 1~2m飛びます。人のいない方向に向かって、ティッシュ・ハンカチで受け止め ます。咄嗟のときは、袖で受け止めましょう。 ⑤ 手洗いも忘れずに ・くしゃみや咳を受けた手も汚染されています。すぐに手洗いをしましょう。 【2016 年はこんな感染症に注意!!】 流行性耳下腺炎(おたふく風邪)が大流行するのではないかと予想されています。 流行性耳下腺炎は 5 年周期で大流行しており、前回の流行は 2011 年です。 2015 年からじわじわと増加傾向にあり、注意が呼びかけられています。 ◎流行性耳下腺炎は 3~6 歳児を中心にみられる疾患です。 注意しなければならないのは、合併症として、無菌性髄膜炎・難聴(1000 人に 1 人の頻度で起こり、 永続的な障害となります)・睾丸炎などがあることです。 ◎効果的な予防法としては、ワクチン接種しかありません。接種によって、概ね 90%が有効な抗体を 獲得すると言われています。現在、流行性耳下腺炎のワクチンは任意接種となっています。 1 歳から接種可能で、2~4 年後に 2 回目の接種が勧められています。 大流行の前に、ぜひ接種をお勧めいたします。 看護師より
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