もうすぐ夏がやってきます - 埼玉大学教育学部附属幼稚園

 平成27年 5 月 No.5
埼玉大学教育学部附属幼稚園 保健室 5月も残すところあと1週間となりました。4月の初めは緊張していた子どもたちも、最近ではお友達と仲良
く楽しそうに遊んでいる様子が見られます。保育室やテラスを歩いていると、子どもたちが「もりざね先生!」
「一緒にあそぼ!」と笑顔で手を振ってくれ、日々元気をもらっています。どのクラスもお弁当が始まり、今ま
でよりたくさん体を動かした分疲れや体調不良が出やすくなる時期です。ご家庭でもお子さんの健康状態をよく
観察し、翌日に疲れを溜めないよう生活リズムを整えてください。 もうすぐ夏がやってきます 季節の変わり目は体の夏モードと冬モードの切り替えの時期です。 変わりやすい気候や温度の変化に体がついていけず、体内の様々な バランスが崩れてしまいます。スムーズに夏の体に移行するため、以下のことに気をつけてみましょう。 ①なるべく冷 房に頼らない 暑さが厳しくなる前は冷房をひかえ、体で気温の変化を感じるようにしましょう。 ②体力をつけ ておく 冷たいジュースやアイスばかりでは力がつきません。たんぱく質や脂肪のある食事をとりましょう。 ③生体リズムを整 える 夜は早めに寝て、朝は早起きをして朝ごはんを食べましょう。お風呂に入って汗をかくことも大切です。 ④水分をしっ かりとる たくさん汗をかいたら、水やお茶を飲んでのどを潤しましょう。熱中症予防にも効果的です。 埼玉県感染症情報センターによると、 現在県内の小・中学校で溶連菌や咽頭結膜熱、 流行性耳下腺炎などが流行しているそうです。気温や湿度が上がったり、水遊びが始まったりするこれからの時
期に感染しやすい病気について、以下にまとめました。参考にしてください。 病名 症状・留意事項など 手足口病 手、足、口の中に生米を埋め込んだような白い発疹ができる。 溶連菌感染症 38~39℃の熱、喉の痛み、嘔吐、頭痛など。薬は最後まで飲みきる。 伝染性軟属腫(水いぼ) 1~3mm の発疹(つぶれると白い菌の塊が出てくる)ができる。 咽頭結膜熱(プール熱) 39℃近い高熱。喉の腫れ、結膜炎。風邪の症状が出ることもある。主要症
状が消退した後2日を経過するまで出席停止。 流行性耳下腺炎(おたふく風邪) 耳下腺の腫れと痛み。発熱を伴うこともある。耳下腺、舌下線、顎下腺の腫
脹が発現した後5日を経過し、かつ全身状況が良好になるまで出席停止。 頭ジラミの寄生 後頭部や耳の後ろの痒み。頭ジラミは不潔が原因で寄生するのではなく、清
潔にしていても友達と頭をくっつけ合ったり、タオルやくしを一緒に使った
りすることで容易に感染する。専用のシャンプーを使って駆虫する。