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年頭のごあいさつ
宝塚市長
新年明けましておめでとうご
ざいます。 皆さまにおかれまし
ては、希望に満ちた穏やかな新
春をお迎えのことと存じます。
考えてみれば、私自身もかなり
の数の新しい年を迎えて平成
︵2016︶年を無事に祝うこと
が出来る幸せに感謝しています。
さて今 年はリオ・オリンピッ
ク、パラリンピックの 年です。
既に出 場 が 決 まった 寺 内 健 さ
ん、日本初の水泳飛び込みでの
メダルを期 待し、 精いっぱいの
応 援 を。 日 本から遠 く 離れた
ブラジルでの開 催ですから、ま
たまた 寝 不 足になりそ うです
ね。 ところで、第1回のアテネ
オリンピックはすべて選 手は男
性でした。
﹁ 女 子 競 技は五 輪の
品位を下げる﹂という理由。 先
月引退した女子サッカーで我々
に勇気をくれた﹁なでしこジャパ
ン﹂の澤穂希さんは、全国大会
の少年サッカーに女だからと参
加できなかったのが本 当に悔し
かった、 と 話 されていました。
近ごろは、宝塚のスポーツ少年
団もたくさんの女の子が活躍し
ています。 世紀、すべての人
が人 間として、 思 う 存 分 頑 張
ることの出来る社会にしていき
たい、心からそう願います。
先月に﹁夫婦別姓﹂の最高裁
の判決が出て、現行の民法上の
﹁夫婦同姓﹂が合憲とされまし
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た。 今や結 婚 後 も 働 き 続ける
女性は %を超え、
﹁女性活躍
推進法﹂もでき、女性の社会進
出はもはや 当 たり 前の時 代で
す。 別 姓 使 用 を 求めた 方々の
訴えは退けられた判 決ですが、
この報道で私は約 年前の国会
での議論を思い出しました。 当
時、 法 務 大 臣の諮 問 機 関の法
制 審 議 会が民 法 改 正の答 申を
したのですが、国会提出は見送
られました。 反 対の方々は﹁夫
婦が別 姓だったら家 族がバラバ
ラになる﹂
﹁墓は誰が守るのか﹂
﹁親の名字が違うと子どもがい
じめにあう﹂ほとんどがこんな
意 見 で し た。 私 が 結 婚 し た
1972年、当時は結婚しても
働 き 続 け る 女 性 は 少 な くて、
私 も 夫がひとりっ子 だったので
何の疑問も持たず夫の姓になり
ました。 しかし、 国 会の議 論
を聞いている時に﹁?﹂と首をか
しげてしまったのです。 家 族っ
て名字が違ったくらいでバラバラ
になるのかな? お墓を守るため
に同 姓でなければいけないのか
な? 親の名字が違うことでいじ
めが起きるならそれをなくすの
が教育ではなかろうか⋮などな
ど。 世 紀に入 り 年 目にな
りました。 現 民 法は100年
以上前に作られましたが、時代
は変化し続けています。最高裁
の3人の女性裁判官は全員﹁違
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憲﹂と判断したことに注目した
いと思います。 結婚しても、生
まれもった姓と名を生涯 名 乗っ
て生きていきたい、と願う人々
はそれを選択できる、という自
由さをそろそろこの国は持って
もいいのではないかと私は思い
ます。
今 年は阪 神・淡 路 大 震 災か
ら 年 目となります。 1月
日は午 前5時 分に末 広 中 央
公園での黙とう。そして、震災
の教 訓 を 生かすため、 被 災 箇
所や避 難 所を歩 く 宝 塚 防 災
ウォークをします。3月には鎮
魂之碑を末広中央公園に移し、
多くの方々にあの日を忘れぬよ
うに、また犠牲になられた方々
の御霊安らかにとの思いを込め
て銘板に名前を刻ませていただ
きます。それが生きて在る者の
せめてもの心として設置いたし
ます。
それでは寒い日々お体大切に。
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※写真は宝来橋から撮影(平成 27 年 1月)
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No.1200 平成28
(2016)
年1月号