二〇一六年 謹賀 新年 「健幸」 のまちを目指して 健康で長生きすることは私 り健康的な生活できるように 叫ばれています。 り戻すため地方創生が声高に 東から あれあれ春が くるわいな 正岡 子規 健やかな新年をお迎えのことと む か え お慶び申し上げます。 大隅の山ぎわから昇る初日に さるどし 申年に 年を一区切りとして、個 塊の世代が地域再生の活動の 地域では、戦後生まれの団 えない人が多いけれど、自分 世の中、自分のことしか考 ん。 るようにしなくてはなりませ 人 も よ か れ 」と さ ら に 発 展 す です。申 今年の干支は 「申」 「いいなぁ〜、○○さんは な っ た と い わ れ ま す。( 『常用 で、「 申 」が 「 神 」の も と の 字 に の字の成り立ちはとても神聖 す ご く 幸 せ そ う だ な ぁ 〜」と 字解』(著/白川静) 参照) 身近な集落での活動は、地 富に関しては嫉妬を感じるこ そんな年になってほしいと思 りユーモアも交えて、「人もよ サラッと、しかもちょっぴ 初日が差し込んできました。 す。障子を開けるといつしか ふ と ん 開聞岳山頂から望む朝日 言える一年にしたいものです。 り、 も う ち ょ っ と よ か れ 」と 一年の平穏を祈ります。 我は人よりちょっとよかれ」 が誕生して 年です。 旧指宿市が合併し、新指宿市 1月1日は指宿市の誕生日 私の大好きな言葉です。人 地域の特性を生かした自立 なりま す 。 生活環境が、住んでいる人 的で持続的な社会を構築する たちの夢であり願いです。 「 健 幸 」に は、 身 体 の 健 康 昔、株でもうけた人は、「人 で す。 旧 開 聞 町、 旧 山 川 町、 だけでなく、人々が生きがい ため、魅力あふれるふるさと の幸福を祝福すると、 その 「お の健康に影響することが分か を感じ、安心安全で心豊かな すそ分け」 があるようです。 ってきています。 もよかれ、我もよかれ。我は 人より、 もうちょっとよかれ」 本市では健康づくりとまち 担い手として期待されていま も周りも幸せにと思っている ばなりません。 「指宿」 の創生に努力しなけれ づくりを一体的に考え、生涯 す。何より社会と関わる意識 人が多い世の中は、住みよい います 。 生活を送れることも含まれて 誰もが健康で長生きするた サポートする取り組みを進め にわたり健康で幸せなまち が強いこの世代が自分の経験 平和な社会です。 めに「まちづくり」の視点から て い ま す。 こ れ が「 ス マ ー ト 「スマートウエルネスシティ」 や専門性を生かす活動の場を 性ある3地域が 「我もよかれ、 ウ エ ル ネ ス シ テ ィ( S W C )」 の実現に取り組んでいます。 見つければ、新たな生きがい きれいで、しかも季節の花々 さる という考え方です。 変わりゆく地域の中で や喜びにつながることになり 歩道が整備され、街並みが が咲き誇っているような場所 子どもの数が少なくなる一 感じてしまった瞬間、嫉妬を 域への愛着を生み、新たな公 います。 「災難が去る。病気が去る」 ます。 が多くなりました。人口減少 とはない人でも、もっと小さ 感 じ る の は 自 然 な こ と で す。 社会を迎え、地域に元気を取 共の担い手 (コミュニティ) を いただき、魅力ある指宿を一 かれ、我もよかれ。我は人よ かざばな 晴天にちらつく雪のことを なこと、もっと身近なことに 緒に創っていただきたいと思 何事もいい方へ 何事もいい方へいい方へ考 えることによって日々の生活 も変わってきます。 「我もよかれ、人もよかれ、 蒲団から 首出せば年の 明けて居る 正岡 子規 います。 題の解決に自発的に参加して 生み出すことにつながります。 方で、周りではご高齢の方々 であれば、自然と歩きたくな と祈っていたそうです。 10 対して、ちょっとした 「嫉妬」 風花といいます。指宿の空に を感じることが多々あります。 舞う風花は、吉報の前触れで 豊留 悦男 2 2016. 1 広報いぶすき Ibusuki City Public Relations, 2016. 1 3 10 行政の手が届きにくい地域課 指宿市長
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