26年度

「光電相互変換第125委員会」活動状況報告
⑴
設置年月日:昭和33年2月
⑵
委 員 ⻑ 名(所属職名)
:中⻄
洋一郎(静岡大学・名誉教授)
(期間:平成20年10月〜現在に⾄る)
⑶
委
員
数:69名(学界委員44名、産業界委員25名)
1.委員会趣旨・目的
⑴
研究会の開催
次の5回の研究会を開催した。(開催年月日・
光と電気の相互変換に関する研究を幅広く促進
することを目的としている。具体的には、①光電
出席者数(うち産業界委員数)
・発表件数)
相互変換の基礎物理の研究、②光電相互変換のた
平成26年6月10日[第158委員会と合同開催]・
23⑾・5件
めの材料の物性研究と開発、③光電相互変換を応
用したデバイスの研究と開発を対象とし、この分
平成26年7月11日[JPC産業用LED応用研究会
野の発展と活性化を図るための活動を行ってい
と合同開催]・21⑻・5件(一般参加者数12)
平成26年10月20日・35⒁・6件
る。
平成26年12月17日・27⑾・5件
2.活動概要・実績
平成27年2月4日・34⒇・5件
概要:
⑵
国際会議の協賛
本委員会委員の赤﨑勇先生が、2014年ノーベル
・第21回ディスプレイ国際ワークショップ(新
物理学賞を受賞され、本委員会にとって特別な年
潟、12月3-5日)を後援し、EL Displays and
となった。これまでに、本委員会では、赤﨑先生
Phosphors ワ ー ク シ ョ ッ プ お よ び Lighting
より12回のご発表(最初のご発表は1969年2月18
Technologiesトピカルセッションの企画・運営
日、第100回記念および創立40周年記念講演会を
に携わった。
含む)、また、共同受賞された天野浩先生からは5
・2014年LED産業応用国際会議(横浜、4月22-
24日)に協賛した。
回、中村修二先生(元 本委員会委員)からは4回
(第200回記念講演会を含む)のご発表を賜るな
⑶
若手研究者育成についての取組み
ど、委員会活動の活発化にご貢献いただいおり、
光電相互変換の基礎および応用に関する研究お
受賞された3名の先生方に、委員会より心からのお
よび技術開発に関し顕著な成果をあげた若手研究
祝いと感謝を申し上げたい。
者を表彰する奨励賞を設けている。
活動の概要としては、通常研究会の他、主催・
協賛国際会議等の場を通じた学界と産業界との間
3.活動の成果
の情報交換・研究協力、国際交流、並びに、若手
5回の研究会(要旨集(内部資料)を刊行)を通
研究者の表彰等による人材育成のための事業を推
じて、「光計測/光加工/イメージング」、「窒化物
進した。
半導体と関連デバイス」、「ディスプレイの将来を
実績:
考える-要素技術-第2回」、「光電相互変換の医
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学・生理学応用」、「LED照明用蛍光体関連技術の
アプローチ」、「光と生体計測(真空ナノエレクト
現状と将来展望」の課題を中心に、今後の光電相
ロニクス第158委員会との合同研究会)」等であ
互変換分野の基礎研究、応用研究、開発研究およ
る。また、関連する産学協力研究委員会、学会と
びその社会還元の方向性について議論を行った。
の共催、協賛を通じて、より効果的な研究の推進
また、関連の他団体との合同の研究会企画・開
を図る。
催(2回)は、専門分野に接点のある委員間での議
上記の委員会企画の研究会などの国内会合と併
論や意見交換を通じて、より広い視点での産学間
せて、関連国際会議の後援・協賛を通じて、海外
交流を深めた。
から講演者の招待、海外の産学の研究者との交流
を図る。また他の産学協力研究委員会との研究会
4.今後の活動方針
の合同開催により、他分野研究者との交流を図
学界と産業界の間で情報交換、交流、研究協力
る。
を図る場として、平成27年度は5回の通常研究会
若手研究者の育成については、引き続き研究会
を開催し、研究成果の発表・討論、調査の報告等
発表、表彰を通じて、将来この分野を先導する人
を行う。具体的なテーマは、「蛍光体研究の新しい
材を育成する。
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