学校だより 1月号

横浜市立緑園東小学校
平成27年
学校だより
~笑顔いっぱい
やる気いっぱい
1月7日
1月号
地域に育つ緑園の子~
http://www.edu.city.yokohama.jp/sch/es/ryokuenhigashi/
泉区緑園五丁目28番
℡(811)6710
「未来力」を信じて
校長 副島 江理子
あけましておめでとうございます。2015年が始まりました。今年も本校の教育活動にご理解とご協力を
いただきますよう、心よりよろしくお願い申し上げます。
年明けも日本列島は大雪に見舞われました。年頭のテレビ番組でも、地球全体の問題として、国境を越えて
全世界が、地球環境を守る努力をしていかなくてはいけないと説いていました。環境問題だけでなく、これか
らの時代に起きると予想される困難な課題に対して取り組む力(いわゆる「21世紀型能力」)を子どもたち
に身に付けなければいけないと、ここ数年ずっと言われ続けています。そのなかで、特に「受け身でなく、主
体性をもって学ぶ力」「リーダーシップ、企画力・創造力、意欲・志」「人としての思いやりや優しさ、感性
などの人間性」等が重要視されています。(文科省、次期学習指導要領検討会より)
こうした力はこの緑園東小の子どもたちにもまさしく身に付けたい力と言えます。本校では、今年度、子ど
も主体の授業づくり・生活づくりに取り組んできています。また、こうした取組を通して、一人ひとりのよさ
を発揮できる場を多く設けること、一人ひとりのよさやがんばりを互いに認め合い、励まし合うことができる
ように「人権教育」にも力を入れてきました。年度末に向けて、こうした取組が一層充実するように、教職員
一同、さらにがんばっていきたいと思います。
さて、お正月はいつもより時間に余裕があったので、新聞を少し詳しく読みました。今年の展望や課題、ま
たは子どもたちに対するエール等、さまざまな記事が掲載されていました。その中でとても共感した言葉をご
紹介します。一つは、テレビ欄で、若手俳優を紹介していた記事なのですが、その俳優がある番組に抜擢され
たのはプロデューサーが「未来力」を感じたからという話です。いろいろな「○○力」がありますが、「未来
力」とは言い得ているなあと感心しました。「未来力」とは、まさに子どもたちのもっている特権です。どの
子の内にも備わっている「未来力」を高めてあげることが、周囲の大人の使命だと感じ、まるで自分に対して
「学校教育をがんばりなさい」と言われた気がしました。
もう一つは、北京オリンピック銅メダリストの朝原宣治さん。「可能性は無限、自信をもって」という記事
です。(朝日新聞 1月1日付)その中で朝原さんは、小学生の時に、勉強や運動で失敗すると「あなたは、
できるように産んであるから大丈夫」とお母さんに言ってもらい、この言葉はずっと人生の励みになっている
と言っています。すばらしい言葉だと思いました。どんな励ましよりも強力で最高のエールです。どんなにく
じけていても「そうだよね。自分はできるように生まれてきているんだ。」と思えれば、力がふつふつと沸い
てくるでしょう。こんなすごいことを子どもに言えるのは、親だけですね。どうか、お子さんに日々の励みと
なるような、とっておきの「魔法の言葉」をかけてあげてください。
教師としても、子どもの「未来力」を信じて「できるように教えてあるから大丈夫。」と子どもたちに胸を
張って言えるように教師道を精進していくのみです。
今年も「チーム緑園東」として、教職員一同、誠心誠意努めてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。