11月号表 - 薩摩川内市教育委員会

学校だより
平成27年11月20日(金)
花と絵のある学校
あいさつのある学校
歌声のある学校
対話のある学校
軍神
利喜男
実りの秋、二学期の大きな学校行事の一つでもある
文化祭が終了しました。保護者及び地域の皆様には、
来校して御鑑賞・御声援頂きまして誠にありがとうご
ざいました。また、多くのお褒めの言葉を頂き、本校
生徒及び教職員の大きな自信となり、学校の活性化に
つながりました。今後とも、相変わらぬ御支援・御協
力の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、今回は森脇千響文化部長の「一人一人の生
徒の自覚があってこそ、文化祭は成功する」という
言葉に始まり、見事に感動ある文化祭を演じました。
この文化祭を通して、教育者として学ぶことが多々
ありました。その 1 つに、各学級や学年は、目標の
達成のためにそれぞれの役割を担い、必死に努力し
てきましたが、発表内容やスタッフ等が違うので、
どこまで完成しているのか明確でなく、生徒の個性
や可能性を分かっていながらも不安を抱えていまし
た。特に、本番間近になると、あせりや出来映えに
今ひとつ自信が持てず、心配していたところです。
ところが、いざ本番になると、生徒たちの真剣さや
鑑賞態度、展示の内容など本当に感動的でした。ま
さに、「進化する川内北中」を感じることでした。
教育心理学における心理的行動の 1 つに「ピグマ
リオン効果」があります。これは、教師や親の期待
によって学習者の成績が向上する。あるいは、人間
は期待されたとおりに成果を出す傾向があるという
ものです。「ピグマリオン」はギリシャ神話に出て
くるピュグマリオン王の恋い焦がれた女性の彫像
が、その願いに応えたアフロディテ神の力で人間化
したという伝説に由来しています。このことから、
生徒たちは教師の指導の下、教師や親の期待に応え
ようと真剣に努力し、本番で力を発揮したものと思
います。やはり、少々の不安や心配はあっても「信
じる心」が大切であることを痛感しました。これか
らも、創造性豊かな無限の可能性を秘めた生徒たち
を信じて、「師弟同行」、共に誰もが誇れる川内北中
学校を構築したいと思います。
終わりに、最近、日暮れが早くなり、不審者も可
愛小校区をはじめ、市内でも出没しています。また、
交通事故等においても、心配な行動が見受けられま
す。保護者の皆様には、必ず我が子の帰宅時間と通
学路を確認し、心配等があれば、電話をするなど、
すぐに対応できる体制を確立しておいてください。
全てに、
「健康と安全」
は優先します。併せ
て、地域の皆様にも、
生徒たちの安全等に
ついて、今後とも御
支援・御協力の程、
どうぞよろしくお願
い申し上げます。
薩摩川内市立川内北中学校
学 校だより 第227号
生 徒 数
745名
TEL 23-4164
にこにこ電話 25-2525 行事案内
11月13日(金)
、第54回文化祭を開催しました。
『みんな輝け!北中レボリューション ~新しい挑戦で 僕
らの絆を深めよう~』のテーマのもと、一つ一つの作品に
これまでにない創意・工夫が加えられたり、トリックア
ートや書道、小中共同製作、案内矢印アート、サンドア
ート、パネル表現、仮装表現、ミュージカルなど、これ
までにない作品の発表があったりと、新しい挑戦がたく
さん見られました。全校共同製作で全校生徒が取り組ん
だステンドグラス風作品は、個性溢れる一人一人の作品
が色鮮やかな輝きを発し、その光が一つになって全校生
徒を包み込み、絆の強まりを感じることができました。
劇では、
「いじめ」
「命」
「生き方」
「平和」など、伝えたい
ことがはっきりしていて、どれも考えさせられるものば
かりでした。一生懸命に取り組んだことを心から伝える、
それを真剣に鑑賞することで想いをしっかり受け取る、
今年の文化祭は、発表者と鑑賞者が一体となった素晴ら
しい文化祭となりました。
【トリックアート】
【パネル表現】
【小中共同製作(特別支援学級)】
【仮装
勝(満開の桜)】
【劇(ミュージカル)】
【サンドアート】
学校長が、この度、全国表彰を2つも受賞することに
なりました。これも、これまでいろんな面で支えてくだ
さった皆様のお陰だと感謝されていました。おめでとう
ございます。
教頭 渕上 盛人
○ 全国学校体育功労者表彰
○ 学校安全文部科学大臣表彰