ピクテ・ユーロ・マーケット・ニュース ピクテ・ユーロ・マーケット・ニュース

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ピクテ・ユーロ・マーケット・ニュース
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2010年8月6日
ユーロ回復の主な要因について
円/ユーロ相場は、6月末に1ユーロ=108円台まで円高・ユーロ安が進みましたが、その後、7月には110円台
に回復し、8月5日も1ユーロ=112円後半から113円後半での動きとなっており、ユーロが円に対して底堅く推
移しています(図1、2参照)。ユーロ回復の要因として考えられる点を以下にまとめました。
¾ユーロ安が輸出増加に寄与、ユーロ圏の景気回復をけん引
7月30日付「ピクテ・ユーロ・フラッシュ・ニュース」でドイツのダイムラーとフランスのLVMHモエ ヘネシー・ル
イ ヴィトン社の業績が4-6月期好調とお伝えしましたが、その後に公表された他の企業の業績を見ても輸
出に強みのある企業には好調な決算が見られます。例えば、ドイツのBMWの4-6月期純利益は約8億3400
万ユーロと前年同期の1億2100万ユーロから6倍あまりの増加となっています。米国や中国での販売の伸び
が寄与したと伝えられています。なお、業績好調を反映して、BMWは年内に1000人程度雇用を増やす予定
ともコメントしています。
¾ユーロ圏の金融機関に対する不安は解消に向かう可能性あり
7月23日に欧州の91金融機関を対象にストレステスト(健全性審査)の結果が公表されました。ストレステス
トとは今後の経済状況の悪化を前提に、国債など銀行が保有する資産が値下がりした場合、自己資本がど
の程度劣化するのか試算するもので、自己資本比率が6%以下となる銀行を「不合格」としたものです。23日
の発表では、7行のみが不合格でした。発表直後はストレステストの前提条件が甘すぎるという批判もあり
ましたが、証券会社のリサーチ部門などが前提条件を厳しくして試算したところ、不合格と想定される銀行
は増えるものの、自己資本の不足額は対処可能な範囲に収まる可能性が高いという見方が大勢となりまし
た。前提が甘いという批判は弱まりつつあり、欧州金融機関に対する不安は和らぐ可能性があります。
¾欧州中央銀行(ECB)、政策金利は維持。ユーロ圏経済に明るい見通しをコメント
8月5日、ECBのトリシェ総裁は理事会後の会見で政策金利を過去最低の1%で据え置くと共に、ユーロ圏経
済が予想より速いペースで回復しているとの認識を示しました。ユーロ圏では財政問題が経済回復の足取
りを重くしてきましたが、一部、明るい兆しも見られるようです。
図1:円/ユーロ相場の推移、過去1年
(期間:2009年8月6日∼2010年8月6日)
150
図2:円/ユーロ相場の推移、過去3ヶ月
(期間:2010年5月6日∼2010年8月6日)
(円)
125
140
(円)
120
130
115
120
110
110
100
2009年8月
2009年12月
2010年4月
2010年8月
105
5月6日
6月6日
7月6日
8月6日
出所:ブルームバーグのデータを使用し、ピクテ投信投資顧問作成。
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商品内容説明資料補完書面(投資信託)
リスクについて
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『裏付け資産』『※』といいます。)の価格や評価額に連動して基準価格が
変動し損失が生じるおそれがあります。したがって、投資元本が保証されているもの
ではなく、これを割込むことがあります。その他外貨建て資産に投資した場合には為
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