2014年9⽉29⽇ ⽇本株ファンドマネージャーの視点 なるか、NYダウ超え!! ※このレポートでは、⽇本株ファンドマネージャーが注⽬しているトピックや銘柄などを毎週お届けします。 先週末の⽇経平均(⽇経225)の終値は16,229.86円、NYダウの終値が17,113.15⽶ドルと、その差 は883.29まで⼤幅に縮⼩してきています。本来、構成銘柄、銘柄数、業種、そして単位も異なる指数を⽐べる事 ⾃体が意味の無い事かもしれませんが、アベノミクスによる⽇本経済復活のシンボリックな物として、⽇経平均がN Yダウを恒常的に上回るという事は、⼤きな意味があると私は思います。 実は過去に遡ると、昨年の5⽉に⼀度⽇経平均はNYダウ超えを達成しています。ただ、その時は⽶ドル・円相場の 円安傾向が⽌まると直ぐにNYダウに抜き返され、⽇経平均の天下は⾮常に短命なものとなってしまいました。また、 ⽇本では新年度の決算が出揃い、業績モメンタムで今まで⽇本株を買ってきた⼈々が新年度の業績が⼀旦踊り場とな りそうなため、利⾷い売りに⼊った時期でもありました。 さて、今回はどうでしょうか? まず、⽇経平均の業種構成を⾒てみます。電気機器、情報・通信業、⼩売業、化学、輸送⽤機器などが上位のウェイ トを占めています。これらの業種は円安メリット業種や円安による外国⼈のインバウンド需要が期待できる業種が含 まれています。 次に個別銘柄で⾒てみると、ファーストリテイリング(⼩売業)、ソフトバンク(情報・通信業)、ファナック(電 気機器)などの値嵩株が上位を占めています。特に ファーストリテイリングは⾮常に⼤きなウェイト(8⽉末で8% 超)を占めるようになっています。 では、ファーストリテイリングの今後の株価の⽅向性はどうでしょうか?この株は将来の海外展開の成功を株価が織 り込む形で恒常的に割⾼に評価される傾向にあります。ただ最近は株価の相対的な調整もかなり進み、気温低下によ る好調な秋商戦の⽴ち上がりが期待され、あくまでも今後の天候次第ですが注⽬される可能性があります。 次にソフトバンクはどうでしょうか?アリババのNY上場という⼤きなイベントも終わり、今後は⽶国スプリントの 動向や国内のスマートフォンのシェア争いなどが焦点となるでしょう。今のところはアップルのiPhone6の⼈ 気も⾼く、キャリア間での競争も健全なものに留まっています。今後の株価はやはり⽶国スプリントの動向次第とい うことでしょうか。 そして 最後にファナックについては、既に先週25⽇にスマートフォンの⾦属ケースの加⼯に使う『ロボドリル』の 好調により、中間・通期業績共に⼤幅な上⽅修正を発表しています。 このように、⽇経平均の構成ウェイトを⼤きく占める業種や個別銘柄にはポジティブな⽅向性の銘柄が多く含まれて おり、指数が上昇しやすい環境になっていると思います。 円安は輸出企業だけのメリットではなく、外国⼈のインバウンド需要を取り込める百貨店や専⾨店などの⼩売業、観 光・旅⾏関連などの内需企業にもメリットがあることを忘れてはならないと思います。 円安(ドル⾼)トレンドが継続し、メリハリのある天候となれば、年末までには、⽇経平均がNYダウを抜き去る時 が訪れそうです。今回は前回の様に⼀時的な状態では無く、恒常的に⽇経平均がNYダウを上回る事を期待したいも のです。 株式運⽤部 ⼩出 修 ■当資料は情報提供を⽬的として⼤和住銀投信投資顧問が作成したものであ り、特定の投資信託・⽣命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するもの ではありません。■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成 しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。■当 資料に記載されている今後の⾒通し・コメントは、作成⽇現在のものであり、 事前の予告なしに将来変更される場合があります。■当資料内の運⽤実績等 に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運⽤成果等を約束する ものではありません。■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動 等を保証するものではありません。 大和住銀投信投資顧問株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第353号 加入協会 一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 商品内容説明資料補完書面(投資信託) リスクについて 投資信託、投資証券はその投資対象となっている株券、債券、投資信託、不動産、商品 等(以下、 『裏付け資産』 『※』といいます。 )の価格や評価額に連動して基準価格が変動 し損失が生じるおそれがあります。したがって、投資元本が保証されているものではな く、これを割込むことがあります。その他外貨建て資産に投資した場合には為替変動リ スク等もあります。 投資信託、投資証券は裏付け資産の発行者の業務や財産の状況等に変化が生じた場合、 投資信託、投資証券の価格が変動することによって損失が生じるおそれがあります。 投資信託等には、解約することができない一定の期間(クローズド期間)が定められて いるものもありますのでご留意下さい。 ※ 裏付け資産が、投資信託、投資証券、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等である場 合には、その最終的な裏付け資産を含みます。 手数料等諸費用について ■ 申込時に直接ご負担いただく費用等 ・申込手数料等 上限 3.78%(税込) ■ 換金時に直接ご負担いただく費用等 ・換金(解約)手数料 販売時に手数料がかかり、売却時にも手数料がかかるもの 該当する投資信託はありません 販売時に手数料がかからず、売却時に手数料がかかるもの 上限 3.00%(税込) ・信託財産留保額 上限 0.5% ※外国投資信託の売買時、分配時、償還時の為替レートは、外国為替市場の動向をふまえ て当社が決定いたします。 ■ 投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用等 ・信託報酬 上限 3.30%(税込)程度 ・その他の費用・手数料 監査費用、有価証券等の売買にかかる手数料等、その他のファンドの運営・管理に関 する費用・手数料等をご負担いただく場合がございますが、これらの費用・手数料等は、 事前に計算が出来ないため、その総額・計算方法を記載しておりません。 ※当該手数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、表示することはでき ません。 投資信託に係るリスク、手数料等の詳細については投資信託説明書(交付目論見書)に詳しく記 載されておりますのでご覧ください。 当ファンドの販売会社について 商号等: 東海東京証券株式会社 金融商品取引業者 東海財務局長(金商)第 140 号 加入協会: 日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 201108
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