H22年度 基礎基本定着状況調査 - 呉市

指導方法等の改善計画について
1 教科について
昨年度の課題
呉市立
音戸中学校
国 語
「基礎・基本」定着状況調査通過率
学校平均
81.0 %
県平均
77.5 %
① 主語・述語の関係をとらえること,楷書と行書の
違いや特徴を理解し使い分けることに課題がある。
② 文章全体の構成や展開をとらえること,特に登場
人物の心情を把握することが難しい。
③ 文章と図表とを関連付けたり,読み取ったことを
分かりやすく説明したりすることが苦手。
昨年度の課題を受けて
具体的に取り組んだ事項
① 主語の役割を理解させ,様々な文章の中でその
必要性を意識させた。
② 文章全体の構成や展開,段落相互の関係をとら
えさせるため,ふだんから要点メモを作成させ,
文章の組み立てを意識させた。
③ 行書の特徴を理解させ,書くことに慣れさせる
ために場面に応じて行書を用いて書かせた。
重点課題 ◎:「基礎・基本」定着状況調査
◇:全国学力・学習状況調査
重点課題に対応した改善する指導内容及び方法
◎ 文章の展開に即して内容を正確にとらえること
に課題がある。
① 文章全体の構成や論の展開を読み取らせる際に,意味のまとまりやまとまり
ごとの役割をとらえることを意識させる。
◎ 文章の展開に即して登場人物の心情を的確にと
らえることに課題がある。
② 文学的文章を読ませる際,文章全体の大まかな展開をとらえさせるとともに,
心情を理解するための根拠となる比喩などの表現に注目して細かく正確に読
み取る学習を仕組む。
◇ 文章の内容や表現の仕方をとらえ,
自分の考えを
明確に説明することに課題がある。
○県平均・呉市平均を上回る。
来年度の目標値
○今年度に引き続き、通過率 60%以上の生徒の割合を 80%以上にする。
指導方法等の改善計画について
数 学
昨年度の課題
「基礎・基本」定着状況調査通過率
学校平均
78.8
%
県平均
72.6
%
①図形の領域に関しては,
空間における平面と直
線の位置関係の理解していないことが課題であ
る。
②事象の中の数量関係を文字を使って表現し,
一
般的に考察することに課題がある。
③数学的な見方・考え方を養うため,数学的活動
を取り入れていく。
昨年度の課題を受けて
具体的に取り組んだ事項
①実際に立体をつくったり,観察したり,それ
らを用いて説明したりする活動を通して,直線
や平面の位置関係を理解できるように工夫し
た。
②数量関係の領域に関しては,与えられた表や
グラフなどから場面を考察することや表やグラ
フを書いて事象の様子をとらえたりする「双方
向」の活動を重視した。事象から関数関係を判
断する場合には,式だけでなく表やグラフを書
く活動よって判断させるように指導した。
③日々の学習の中で,基礎学力の定着を図るた
めに,毎時間導入で前時の復習を取り入れ,展
開場面では数学的な表現を用いて,根拠を明ら
かにし筋道を立てて伝え合う班活動を仕組ん
だ。また,各単元ごとに数学的活動を実施した。
重点課題 ◎:「基礎・基本」定着状況調査
◇:全国学力・学習状況調査
◎・・・数と式の領域において,基礎的な計算
や文字を用いることや方程式の必要性
と意味を理解できていない。
◎・・・空間図形を直線や平面図形の運動によ
り構成されるものととらえ,空間図形
を平面上に表現して平面上の表現から
空間図形を読み取ったりすること。
◇・・・さまざまな事象を数学的な見方・考え
方をもって解決していく力が不足して
いる。
重点課題に対応した改善する指導内容及び方法
①日常的な計算練習の実施やさまざまな場面で,文字式を用いることの必
要性を理解させていくため,数量の関係や法則などを簡潔,明瞭に表現さ
せたり,文字を用いた式の表現やその読み取りによって,事象を解決させ
ていく。
②観察,操作や実験などの活動を通して,図形についての直観的な見方や
考え方を深めることを中心しながら,空間における直線や平面の位置関係
を実感させていく学習指導をしていく。
③数学の世界において既習の数学をもとにして,数や図形の性質などを見
だし,発展させる活動,日常生活や社会における具体的な事象などを数学
と結びつけ,数学を生かして考察したり処理したりしていく。
○基礎基本の定着をしっかり図り,基礎基本定着状況調査の通過率80%以上を目指す。
来年度の目標値
○思考力・表現力を育むような授業に改善をし,全国学力状況調査A・Bとも平均以上にする。
指導方法等の改善計画について
英 語
昨年度の課題
「基礎・基本」定着状況調査通過率
学校平均
70.4 %
県平均
70.2 %
①疑問詞 What に続く助動詞の理解ができてい
ない。疑問詞についての理解も低い。
②聞き取りが十分でない。
③実技の問題においてあきらめがみられる生徒
がいた。
昨年度の課題を受けて
具体的に取り組んだ事項
①授業で英語を使う・聞くチャンスを増やし、
ALT の授業もふやし自然な英語を多用する。
重点課題 ◎:「基礎・基本」定着状況調査
◎・・・適切な語を用いた会話文の組み立てが出来てい
②書く課題を増やす。課題ノートを毎週提出さ
せて点検する。単語のみならず、肯定文・疑問
文なども書いて覚えるよう指導する。
①各授業で条件設定した会話の練習を増やしてスムーズに使用できるようにす
る。ALT に積極的に話かけてもらう。
ないので、会話表現を教える必要がある。
◎・・・話の流れをうまくつかんでいないので長文
②長文読解問題を増やし、細かい訳と並行して文章がどんな流れか、を理解する
よう指導する。
を練習する必要がある。
◎・・・基本的な文の決まりを理解した作文が書け
③英語が苦手な生徒達には 1 年生からの復習も
重点課題に対応した改善する指導内容及び方法
◇:全国学力・学習状況調査
③SVO とは教えないが、誰が、どうしたのか、という英文の基本と1年生からの
復習もかねて指導していく。
ないので、英作文を練習する必要がある。
含めて課題とし、解決して喜びを感じるよう指
○書く力をみる問題で通過立60%を超える。
導していく。
来年度の目標値
○全体の通過立は75%を目標とする。
2 質問紙調査 (「基礎・基本」定着状況調査:学校質問紙調査,生徒質問紙調査) (全国学力・学習状況調査:学校質問紙,生徒質問紙)
(1)生活・学習
改善したい点(◎「基礎・基本」
,◇「全国」
)
今後の具体的な取組の内容
◎・・・・休日の家庭学習時間が,1時間以内の生徒が約50% ○平日に長時間学習することは,時間的にも難しい面があるが,休
日は時間がたくさんあり,課題解決の絶好のチャンスである。そ
になり,まだまだ家庭学習が定着していない。
のことを自覚させ習ったことはしっかり理解させていきたい。
○音戸市民センターに図書館があり,地域の施設を積極的に活用す
◇・・・・将来に向けてのしっかりとした目標を持ててない
るなどさせていきたい。
ためか休日の日も含め継続した学習ができていな
い。
来年度の目標値
(2)教科
国語の授業では,分からない言葉や漢字は,辞書を使って調べています。
生徒の回答と学校の指導についての課題
(◎「基礎・基本」
,◇「全国」
)
国
語
数学の授業はよく分かります。
数
学
英語の授業では,自分の考えや気持ちなどを英語で話しています。
・休日(土曜日・日曜日・祝日)の家庭学習の時間を2時間以上の生徒が80%に
なるように取り組む。
授業改善の方向性や具体的な取組
◎・・・・文章の展開に即して内容を正確にとらえることに課 ○ 文章全体の構成や論の展開を読み取らせる際に,意味のまとま
りやまとまりごとの役割をとらえることを意識させる。
題がある。文章の展開に即して登場人物の心情を的
○ 文学的文章を読ませる際,文章全体の大まかな展開をとらえさ
確にとらえることに課題がある。
せるとともに,心情を理解するための根拠となる比喩などの表
◇・・・・文章の内容や表現の仕方をとらえ,自分の考えを明
現に注目して細かく正確に読み取る学習を仕組む。
確に説明することに課題がある。
◎・・・・数と式の領域において,基礎的な計算や文字を ○日常的な計算練習の実施やさまざまな場面で,文字式を用い
ることの必要性を理解させていくため,数量の関係や法則な
用いることや方程式の必要性と意味を理解でき
どを簡潔,明瞭に表現させたり,文字を用いた式の表現やそ
ていない。
の読み取りによって,事象を解決させていく。
○数学の世界において既習の数学をもとにして,数や図形の性
◇・・・・数学的な見方・考え方を養うため,数学的活動
質などを見だし,発展させる活動,日常生活や社会における
を取り入れていく。
具体的な事象などを数学と結びつけ,数学を生かして考察し
たり処理したりしていく。
SVO とは教えないが、誰が、どうしたのか、という英文
英
◎・・・・基本的な文の決まりを理解した作文が書けない の基本と1年生からの復習もかねて指導していく。
ので、英作文を練習する必要がある。
語
来年度の目標値
・各教科の課題の領域(国語:書くこと,数学:関数,英語:書くこと)の通過
率を県平均より上回るよう授業改善を中心に指導力を上げる。
指導改善のための実施スケジュール
∼8月
9月
Plan
10月
11月
12月
Do
1月
Check
2月
3月
Action
検証
国 語
数 学
Check
次年度の計画
結果の分析・H21の改善計画の見直し
H22の改善計画の実施
【教科】
4月
学習規律
目標の明確化と評価の連動
視写・音読・毎時間の学習の振り返り(文章で) 漢字小テスト
文章の展開に即して内容をとら
定期テストなどから
検証結果から次年度
えたり,人物の心情や主題を
重点課題の定着状況
の指導計画を立てる
とらえさせる。
の検証
各単元末に数学的活動を仕組んでいく。課題のある生徒への放課後学習
小テスト(基礎的な計算問題)
さまざまな図形の性質の復習の実施
図形への理解
(観察・操作・実験の活動の実施)
基礎基本定着テスト
英 語
表現の練習、英作文の練習のために授業で積極的に英作文させる。接続詞を紹介し、文をつなぐよ
う意識する
復習をしながら基礎
簡単な会話文に疑問詞を使い、使い方を覚える
【生活・学習】
国語の漢字1日1ページ,英語「やる気ノート」1日1ページを毎日の課題とし,チェックをきち
んとすることにより定着させる。
5教科の復習プリントを毎日,帰りの会で実施し,基礎学力をつける。
基本定着テスト