まち,しぜんの歳時記,こまえっこ [353KB pdfファイル] - 狛江市

カボチャ
厨房付きスペースや展示・販売もできる気軽なつどいの場
の福祉作業所で作ら
ランティアなど、30代のこ
厨房の水道やガス使用料も
れたクッキー、柿渋
ろから地域に根ざした活動
自己申告制の実費負担にと
染め、手すき和紙の
を続けてきた。
どめるなど、利用者本位に
葉書などオリジナル
そうした経験から、自身
設定したほか、珈琲バッグ
商品を数多く展示し
の定年退職と、実家の蔵と
を置いてセルフサービスで
自宅の建て替え期を迎えて、
安くお茶が飲めるなど、絹
世
田谷通りと水道道路
ており、販売も行っている。
の交差点近くの「み
奥 側 の 約50㎡ の 貸しス
「通りがかりにふらりと立
山さんが地域活動で得たア
んなの広場」は、市民がく
ペースには、可動式のテー
ち寄ってくつろげ、気軽に
イデアが生かされている。
つろげるたまり場をめざし
ブル6台とイス24脚があ
集まれる場を作りたい」と
6月にプレイベントを催し
て7月1日にオープンしたコ
り、会議や教室、イベント
考え、賃貸マンションの1
たところ、多くの市民が訪
ミュニティースペース。
などに利用できるほか、本
階部分をコミュニティース
れ、好評だった。今後は、
約70㎡の店内には、展
格的な調理ができるカウン
ペースにしたもの。
老人給食会の開催や、地元
示販売スペースと厨房を備
ターキッチンを使ったホー
えた貸しスペースがある。
ムパーティーも開ける。
貸しスペースは、利用料
の人の本や郷土史などをそ
金を1時間1,000円(税
ろえた郷土資料館にしたい
ことし3月まで世田谷区
込み)と低く抑えたほか、
と夢を膨らませている。
展示スペースには、陶芸、
の職員だった店長の絹山
皮工芸、アクセサリー、袋
達也さん(61・写真左)は、
みんなの広場
物、衣類、木製のお面など
狛江の旧家の生まれで、
「狛 DATA▶みんなのひろば
江駅北口問題を考える市民 ☎3480-6794 東 和 泉
の会」事務局、市民自治情 2-20-12えのき2番館103
号 営業=午前11時∼午後
報誌「ひろば狛江」の編集 9時(展示・販売は6時)
水・
発行、むいから民家園のボ 木曜休み
入り口に面した約26㎡の
市民の手工芸作品と、市内
あの店 この一品
小
田
急
線
デニーズ 世田谷通り
至
水
狛
み
道
江
道
ん
路
三
な
叉
の
駅和
至 路
広
前泉
宇
場
郵多
奈
便摩
根
局川
この欄で紹介したい特徴ある品物やお店がありましたら産業生活課へお知らせください
野菜作りに58人挑戦
小学生が農業体験
「狛江市子ども農業体験
塾 野菜作りの達人」の閉校
式・収穫祭が7月21日に西河
原公民館で行われ、参加した
約120人は小学生が育てた
採れたてのエダマメやトマト、
キュウリ、ジャガイモなどの夏
野菜の料理をおいしそうに味
わっていた。
農業体験塾は、子どもたち
に農作業を通して食べ物を作
る苦労を知り、自然の恵みや
都市農業への関心を高めても
らおうと、市産業生活課と市
教育委員会指導室が狛江市農
産物直売会に所属する農家の
協力で昨年初めて開き、好評
をよんだ。
ことしは、各小学校を通し
て4年から6年の児童に呼び
かけたところ、昨年の2倍近
い58人が参加、受け入れ農
家を急きょ増やすことになっ
た。
Monthly
の原則土・
日曜日に
農作業に取
り組 ん だ。
農家によっ
て種類は
多少違った
が、 狛 江
特産のエダ
マメをはじ
め、トマト、
トウモロコ
クワの使い方など農作業を教わる小学生たち
シ、ピーマ
ン、ミズナ、チンゲンサイな
先生役となった農家は、冨
永明子さん(西野川)、高木利 ど数種類の夏野菜の栽培に取
明さん(東野川)、飯田清孝さ り組んだ。
作業は通常と変わらない本
ん(中和泉)、小町寛行さん(中
和泉)、石井俊弘さん(猪方)、 格的な内容で、子どもたちは
谷田部正美さん(東和泉)、小 クワやスキで土を起こしてウ
ネを作ったり、たい肥や肥料
川昌士さん(猪方)、栗原繁さ
を施す、ビニールシートやネッ
ん(猪方)、高橋勇さん(駒井
町)、高橋弘さん(駒井町)で、 ト張りなどに熱心に取り組ん
だ。さらに草むしりやトマト、
それぞれ子ども数人ずつを受
ナスの苗の支柱立て、わき
け入れた。
芽の摘み取り、収穫など3カ
子どもたちは、4月14日
月間でのべ6回から8回にわ
に第一小学校で行われた開校
たって作業を行った。なかに
式を皮切りに、7月15日まで
わっこ
狛江市民活動・生活情報誌
は、台風の中で
カッパを着て作
業した班もあっ
た。
昨年に続いて2回
目の子もいたが、大半の子が
野菜を育てるのは初体験。慣
れないうえに、暑い中での草
むしりなど苦労も多かったが、
種子から芽が出たり、野菜の
生長する様子に感動や愛着が
わき、苦手だった野菜も食べ
るようになった子もいるとい
う。
また、家で作業について話
す子も多く、親子の会話が増
えたという。なかには、採れ
たての野菜を食べ、
「作って
いる人の顔が見えるので、軒
先販売を利用するようになっ
た」とすっかり狛江産の野菜
のファンになったお母さんも
多かった。
閉校式には親子そろって参
加、子どもたちは受け入れ農
家から出された修了証を神妙
な面持ちで受け取った。収穫
ウリ科の緑黄野菜。最近、
9200年前のアンデスの遺
り鳥」と呼んでいることが
あるが、季節ごとに海を越
ルリビタキのように、冬は
えて渡りいく鳥を「渡り鳥」
里や低地にいて、夏になる
と言い、海越えをせず、一
と山や高地へ行って繁殖期
年中国内に留まっている鳥を
を迎える種を「漂鳥」とも
「留鳥」と呼んで区別して
いる。
呼んでいる。
「夏鳥」にはツバメをは
渡り鳥 に は3種
じめ、多摩川でよ
類の言い方がある。
く声を聞くオオヨ
南の国から春に
シキリ、コチドリ、
渡ってきて夏の日
コアジサシ、チュ
本で繁殖期を迎え、
ウサギなどがいる。
秋になると再び南の国へ渡
る鳥を「夏鳥」
。
秋に日本へ来て冬を過ご
し、夏は北の国で繁殖期を
迎える鳥を「冬鳥」
。
「冬鳥」はカモ類をはじ
め、カモメ類など種類が多
い。
「留鳥」はスズメ、
シジュ
ウカラ、メジロ、コサギ、
渡りの時期、日本に一時
ダイサギ、ゴイサギ、セキ
的に立ち寄る鳥を「旅鳥」
レイ類、ヒバリ、トビなど。
と呼んでいる。
「旅鳥」は主にシギ類やチ
海越えの渡りをせず、一
ドリ類である。
年中国内で過ごす「留鳥」
のうち、ウグイスやモズ、
(狛江探鳥会・松尾武重)
空き地でも
作られた。
市内の農家では、自家
跡から種子などが見つかり、
用、販売用として多く栽培
話題をよんだ。世界各国で
されている。駒井町の松坂
栽培され、日本へは16世
秀男さんは、3月下旬に重
紀ごろにポルトガル船がカ
さ1kg以上になる「栗えび
ンボジア産のものを持ち込
す」の種子をまき、5月初
み、国の名がなまって「カ
めから露地で栽培する。実
ボチャ」になったという。
に日光をあてるため「玉返
その後品種改良
野鳥のことをすべて「渡
一般の家の
し」
(途中でひっくり
された日本カボ
返す)をするが、タ
チャは、一般的に
イミングが難しいと
形が平らでひだの
溝が深く、表面
いう。
猪方の小川
の 皮 が でこ
健 一さんは、
ぼこして い
多摩川の河
る。代表的な
「 ちりめ ん
かぼちゃ」は、
甘味が少なくねっ
川敷の畑で、
メロンなどの
ようにハウスの
支柱にツルをから
とりしており煮物に適する。
ませて、重さ約500gの小
現在出回っているのは、江
型種「ほっこり姫」を栽培
戸時代末期から明治にかけ
している(写真)
。玉返し
て渡来した西洋カボチャで、
の手間がいらず、日光がよ
溝がほとんどなく、表面が
くあたるのがよいという。
なめらかで、ホクホクして
実は、冷暗所に置けば2
甘味が強いため、プリンや
∼3カ月は保存できる。切
パイなどの菓子にも使われ
って保存する場合は、中の
る。
タネを取り去ると数日持つ。
生命力が強く、荒地でも
最近は、少人数の家庭が多
作れるため、第二次世界大
いため、カット売りや小型
戦中や戦後の食糧難時代は
の品種に人気がある。
強い生命力で戦中・戦後の食糧難救う
菜が育っていくのが見られて
祭では、午前9時から4人の
楽しかった」と目を輝かせて
給食調理職員が、子どもたち
いた。受け入れ農家の飯田清
が育てた野菜に加えて農家か
孝さんは「農業は自然相手の
ら提供された作物で約10種
の野菜づくし料理を作った。 難しい仕事で、手を抜けない
参加した親子は料理を背景に ことなどを知ってくれたので
は。
子どもたちは遊び感覚だっ
記念写真を写したり、自分の
たが、トマトの支柱立てやわ
作った野菜を味わいながら農
家の 先生"と話に興じていた。 き芽つみなど、おとなでも難
昨年も参加した子は「わた しい作業をよくやりました」と
ほめていた。
しが育てている野菜だけでな
農業体験塾は、来年も開か
く、ほかの作業も手伝えてお
れる予定。
もしろかった。たくさんの野
毎月 1 日 狛江市発行
NO.48 JUL 2007