タンパク質細胞導入試薬 Cellvader(セルベーダー)

トランスフェクション試薬
Cellvader
セルベーダー:タンパク質細胞導入試薬
Cellvader は細胞膜透過能とタンパク質との複合体形成能を併せ持つ細胞導入試薬です。
本試薬とタンパク質は疎水的に結合して複合体を形成します。この複合体は、細胞表面の Heparan Sulfate Proteoglycan と
電気的に結合して細胞内に取り込まれると考えられています。
また、複合体形成においてトランスポーターとタンパク質が共有結合しないため、導入されたタンパク質は細胞内での機能を
損なうことはありません。マイクロインジェクション法やエレクトロポレーション法のように細胞膜に損傷を与えることなく、
目的物質を細胞内へ導入することが可能です。
●低い毒性
本キットマニュアルでの使用濃度における、細胞毒性は低く抑えられています。
●所要時間
Cellvader との複合体形成は 1 時間、細胞への導入は添加後 3 時間で完了します。
●対象細胞
付着細胞、浮遊細胞を問いません。導入実績がある細胞株も豊富です。
導入例
β-galactosidase( 465 kDa )の HeLa-S3 細胞への導入
× 100
生細胞でのβ-galactosidase( 465 kDa )の導入
× 400
細胞内で高いβ -galactosidase 活性を示すとともに、導入
効率は 100%でした。凝集物は全く認められませんでした。
× 100(明視野)
× 400(蛍光)
FITC 標識β -galactosidase を細胞内導入した生細胞を
蛍光観察した結果、良好な細胞内導入が確認されました。
Cellvader によるタンパク質の細胞内導入は細胞固定に
よるアーティファクトではないことがわかりました。
細胞導入試薬( Cellvader )とは
���(�����)
����(�������)
核
���∼�� 個のアミノ酸配列
(����������������������������������)
����
疎水性領域
タンパク質と結合
���
核
核
タンパク質、抗体
ペプチドトランスポーター
タンパク質および抗体
トランスポーター複合体
����
細胞表面への結合
����
細胞内への導入
71-2887-21
実験の流れ
タンパク質溶液
��������� とタンパク質の
複合体形成
複合体を細胞に添加
観察、測定、検出
混合
��℃、����� 下で � 時間
インキュベート
� 時間静置
��������� 溶液
導入実績のある細胞およびタンパク質
浮遊細胞
K562 細胞
Jurkat 細胞
HL60 細胞
P388 細胞
P3U1 細胞
由来
ヒト子宮がん
���
ヒト大腸がん
ヒト肝臓がん
ヒト乳がん
マウス繊維芽
マウスメラノーマ
SV40 トランスフォームマウス 3T3
ラット血管平滑筋
�����������������������
HeLa-S3 細胞
WiDr 細胞
HepG2 細胞
MCF-7 細胞
Balb3T3 細胞
B16 細胞
SVT2 細胞
A10 細胞
(
� ������������������������)
接着細胞
細胞毒性
ヒト骨髄性白血病
���
��
��
��
��
ヒト T 細胞性白血病
ヒト前骨髄性白血病
�
マウスリンパ性白血病
�
マウスミエローマ
���
�
����
����������(�����������)
��
タンパク質
β-galactosidase
Cellvader 添加 3 時間後の細胞数を細胞のテトラゾリウム塩の
取り込みにより測定しました。Cellvader 未添加時の細胞数を
100%として評価を行った結果、Cellvader の推奨使用濃度であ
る 0.5 ∼ 5 µg / 600 µl では、ほとんど毒性がないことが示されま
した。(細胞:P3U1)
GFP
IgG
■ご注文情報
製品名
包装
Cellvader
一式
コード番号
価格(円)
16-0900-00
78,000
* キット内容物
1)Cellvader 凍結乾燥品:0.05 mg(6 反応*)× 4 2)β -galactosidase【 465 kDa 】
( control protein ):0.1 mg(4 反応*)× 1
*反応数は 6 ウェル細胞培養プレートもしくは 35mm ディッシュを用いたβ -galactosidase の導入プロトコル例を基準にしています。
<使用上の注意>
・疎水性度の低いタンパク質は本試薬と複合体を形成しにくいため、導入効率が低くなります。
・細胞とタンパク質の組合せによっては、タンパク質が細胞内で機能しない場合があります。
<特許> 本技術は、アクティブモティーフ社からのライセンスを受けています。
www.gelifesciences.co.jp
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