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2013 後期 食品微生物学(岸本)
小テスト 11 第 4 章 寄生虫症
1年
組 番号
1.(15-75)
/50 点
氏名
経口的寄生虫疾患に関する記述である。正しいものの組み合わせはどれか。
(10 点)
a 有棘顎口虫の第 1 中間宿主はカワニナ、その後淡水魚に感染する。加熱不十分なアユの
塩焼きやシラウオの踊り食いなどで小腸に寄生する。
b 広節裂頭条虫(サナダムシ)は、サケやサクラマスの生食によって感染後、小腸に寄生
し食欲不振や下痢などの消化器障害を起こす。
c 回虫は第2次大戦後、化学肥料への転換などにより感染者は激減したが、野菜や手指に付
着して感染後、小腸に寄生し下痢、腹痛を起こす。
d アニサキスは海獣類から排出された虫卵が幼虫に発育、感染したイカ、タラ、ニシンな
どの生食で嘔吐や腹痛を起こす。幼虫は-20℃の冷凍で死滅する。
(1) a と b
(2) a と c
(3) a と c と d
(4) b と c と d
(5) a~d のすべて
解答
2. 寄生虫に関する問題である。正しいものの組み合わせはどれか。(10 点)
a 日本海裂頭条虫症の発生は北海道、東北、北陸などの地域に限られている。
b アニサキスや旋毛虫は魚介類を介して感染する寄生虫である。
c 横川吸虫症は主にモクズガニやサワガニの生食や加熱不十分な調理で起こる。
d 有鉤条虫は豚を中間宿主とする体長 3~5m の条虫である。
e ランブル鞭毛虫は原虫の一種であり水を介して感染することが多い。
(1)a とb (2)b とc (3)c とd (4)d と e
(5)a と e
解答
3.(19-75)
寄生虫とその関連食品の組合せである。正しいのはどれか。(10 点)
(1)アニサキス
―
海産魚
(2)トキソプラズマ
―
鶏肉
(3)回虫
―
淡水魚
(4)肝吸虫
―
豚肉
(5)有棘顎口虫
―
野菜
解答
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2013 後期 食品微生物学(岸本)
4.次の組み合わせのうち正しいのはどれか。
(10 点)
a
顎口虫
― アユ・ウグイ
b
マンソン裂頭条虫
―
牛肉
c 旋尾線虫
―
d 無鉤条虫
― クマ・イノシシ
ホタルイカ
e トキソプラズマ ― ブタ・ネコ
(1)a と c (2)b と d
(3)c と e (4)d と e
(5)a と e
解答
5.(21-72)
経口的寄生虫に関する記述である。正しいのはどれか。(10 点)
(1) 75℃の加熱は、寄生虫症の予防にならない。
(2) 有鉤条虫は、豚肉によって感染する。
(3) 肝吸虫は、淡水産カニ類を食べて感染する。
(4) 広節裂頭条虫は、クジラの腸内で成虫になる。
(5) 横川吸虫は、野菜の生食によって感染する。
解答
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15-75-(4)
a:有棘顎口虫の第一中問宿主はケンミジンコで、加熱不十分なライギョやドジョウを食べるこ
とにより小腸に寄生する。
19-75-(1)
アニサキスの幼虫は海産魚類の腹腔や筋肉に生息するので、(1)は正しい。トキソプラズマはブ
タやネコを宿主とし、ニワトリは宿主とならない。回虫は、その卵が野菜などから人に経口摂
取される。ネコ回虫やイヌ回虫もあるが淡水魚には寄生しない。肝吸虫の第 1 中間宿主はマメ
タニシ、第 2 中間宿主はコイ科の魚類であるので、豚肉とは関連がない。有棘顎口虫の第 2 中
間宿主は、淡水魚、両生類、は虫類、鳥類、ほ乳類と幅広いが、そのうち淡水魚が人へのおも
な感染源となるので、野菜ではない。以上から(2)、(3)、(4)、(5)はいずれも誤りである。
21-72 (2)
(1):イカやアジなどの海産魚類に寄生するアニサキスの幼虫は、60℃1 分の加熱で死滅する。
また、回虫の卵は 75℃1 秒の加熱で死滅するなど、加熱処理は寄生虫症の予防となる。(3):肝
吸虫は、フナやウグイ等の淡水魚から感染する。淡水産カニ類を食べて感染するのは肺吸虫で
ある。(4):広節裂頭条虫はヒトの小腸内で成虫になる。クジラやイルカ等の腸内で成虫になる
のはアニサキスである。(5):横川吸虫は、シラウオの踊り食いやアユ等の淡水魚の生食によっ
て感染する。野菜の生食から感染するのはおもに回虫である。
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