健康保険料率の引上げを予定しています。 皆さんのご理解をお願いします。 IHI グループ健保組合の状況 経常収支状況と貯金額の推移 (億円) 30.0 今年度の Salu !で健保財政の厳しさについてお知らせしてきましたが、今の健康保険 料率のままでは健保組合の財政を今後維持することが難しい見通しとなっています。 そこで、平成 25 年2月に行なわれる組合会※に、平成 25 年度からの健康保険料率の引 上げについて提案させていただく予定です。 26.9 納付金と医療費だけで 収入を超える ! ! (億円) 150.0 26.1 貯金残高 保険料収入 19.1 116.9 20.0 16.3 15.3 経常収支差額 皆さんにはご負担をおかけしますが、 ご理解をいただきますよう、 よろしくお願いします。 ※組合会とは▶国でいう「国会」のようなもので、健保組合の重要事項を決定する最高議決機関です。 保険料(収入)と納付金・医療費(支出)の推移 15.4 9.5 9.4 103.1 99.9 H24年度予算では、 ついに貯金がなく なる見通しです 102.3 −1.3 −6.8 −10.0 (億円) 6,000 (組合数) 600 料率引上げ組合数 4,000 2,000 3,062 122 2,956 99 2,372 88 415 109 584 約 4 割が 引上げ 228 212 571 −2.1 0 −2,000 −3,189 −4,000 −8,000 200 経常収支差額 600 0 −6,000 400 −4,156 高齢者医療制度 開始 ! ! −5,234 全国で 9 割の 健保が赤字 H16 H17 H18 そのため、健康保険料率を引上げたに もかかわらず、これまで積み立ててきた −3,489 H19 H20 H21 H22 H23 −5,782 貯金を取り崩さなければ運営できない健 保組合も多いのが現状です。 H24 予算 そして、IHI グループも例外ではなく、今までお伝えしてきた2大支出である「納付金」・「医療費」により財政 が圧迫され続けています。 平成 18 年度に「今後5年間の財政維持が見込める健康保険料の水準」として、料率の引上げを行ないました (68.0‰⇒現行 76.7‰)。 この5年間で、 「直営保養所の売却や運営方法の見直し」、「健保支部の廃止」、「東京病院の経営を外部継承」す るなど財政対策を進めてきましたが、「納付金」・「医療費」の2大支出により、平成 24 年度予算は皆さんからい ただいた保険料だけでは賄えず、貯金の全額を取り崩して運営しています。 6 −7.5 103.2 102.7 50.0 −6.4 足りない分は今までの貯金を 取り崩してきました。 −20.0 グラフを見てわかるように、全国的に 赤字財政が続いています。この財政の悪 化は、平成 20 年度から高齢者の医療費を 支える制度の見直しが行なわれ、一気に 負担金額(納付金)が増加したことが大 きな要因です。この負担金額は今後も増 え続ける傾向にあります。 また、リーマンショックや欧州の金融 不安などによる景気悪化で健康保険料収 入も伸び悩んでいます。 126.2 −9.6 2 年連続で引上げ をする組合も ! ! 経常収支状況と健康保険料率の引上げ組合数の推移 124.5 0.0 料率アップ 全国の健保組合の状況 98.9 123.4 納付金 IHI グループだけ財政が厳しいの? 納付金と医療費の 合計額 115.7 0.0 現状 144.7 医療費 6.0 136.9 137.9 121.7 100.0 16.0 10.0 127.8 127.3 131.9 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 −16.9 H23 H24予算 0.0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 予算 保険料 実際どれくらい健康保険料が高くなるの? 改定後の保険料率は、現在試算をしているところですが、IHI グループ従業員※1の標準的な報酬の方の場合で、 1ヵ月当たり約 2,400 円~ 3,000 円※2の増額になる見込みです。 ※1▶任意継続被保険者の方には、3 月初旬に H25 年度の告知書と一緒に詳細をお知らせする予定です。 ※2▶賞与に係る 1 回当たりの増額は約 5,200 円~ 6,500 円、年間で約 40,000 円~ 50,000 円の増額となる見込みです。 同業他社の健保組合の平均保険料率は約 83.0‰ですが、どの健保組合も今後の引上げを検討せざるを得ない状 況となっています。 また、中小企業が主に加入している全国健康保険協会(協会けんぽ)は、毎年、引上げを行なっており、平成 24 年度は 100.0‰です。 今後 総合健診や給付金はどうなるの? 皆さんの病気予防、早期発見・早期治療、そして健康維持のために行なっている総合 健診や、病気になって高額な医療費がかかった場合に健保組合が皆さんにお支払いする 給付金※については、現行の水準を維持します。 ※給付金とは▶法定給付金と健保組合が独自で上乗せしてお支払いしている付加給付金のことです。 保険料につきましては、皆さんにご負担をおかけしますが、健保組合も更なる経費 削減に向けての取組みを行なってまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。 2013.1.1 no.93 7
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