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亀山公園の紅葉
平成24 年度決算
亀 山 市
わかりやすい決算書
平成24年度つうしんぼ
平成24年度 つうしんぼ
まちづくり観光推進事業
2,512 万円
まち
磨き
歳入 215億4,152万円
歳入は前年度より約10
●市税の内訳
億円増加した決算となり
市民税 31億7,051万円
(△12.1%)
ました。
うち個人市民税 25億72万円
(3.6%)
自主財源は、景気低迷
平成24年度
市たばこ税 3億5,067万円
(△4.9%)
4億円減少しました。構
特別土地保有税 30万円
(0%)
7,859万円
みんな
健康
がりました。
●地方交付税の内訳
依存財源は、前年度よ
普通交付税 10億1,213万円
(4.2%)
り約13億円増加し、構成
特別交付税 4億4,775万円
(△2.9%)
●市債の内訳
ています。普通建設事業
合併特例債 9億1,230万円
の増により市債の借り入
臨時財政対策債 8億7,200万円
れが多くなったことが増
一般廃棄物処理施設整備事業債 2億2,950万円
加の主な原因です。
として4つの戦略プロジェクト(まち守り・まち磨
き・みんな健康・子ども輝き)を中心に、さまざま
な施策に力を注ぎました。
県支出金
10億8,339万円
(5.0%)
地方交付税
14億5,988万円
(6.8%)
国庫支出金
18億182万円
(8.3%)
学校教育施設整備事業債 1億1,970万円
34
市債
21億9,400万円
(10.2%)
防災対策事業債 2,120万円
中、第1次亀山市総合計画・後期基本計画の初年度
市税
103億4,763万円
(48%)
地方消費税交付金
4億9,085万円
(2.3%)
緊急防災事業債ほか 3,930万円
平成24年度は、厳しく先行き不透明な財政状況の
一般会計の歳入は215億4,152万円、歳出は204億
一般会計
5,593万円で、歳入歳出差引額は10億8,559万円。翌年
度に繰り越す財源を控除した実質収支額は9億9,772万
円となりました。
「平成24年度つうしんぼ」では、皆さんに納めて
いただいた税金や、国・県から市に入ったお金がい
くらで、どのように使われたか、また、市の財政状
総務費
26億3,765万円
(12.9%)
議会費
2億7,422万円
(1.3%)
人件費
39億5,230万円
(19.3%)
況はどうなっているのか、詳しくお伝えします。
民間保育所整備事業
子ども
1億 4,000 万円 輝き
衛生費
25億1,776万円
(12.3%)
商工費
2億7,517万円
(1.3%)
維持補修費
5億5,245万円
(2.7%)
消防費
8億6,059万円
(4.2%)
補助費等
12億3,594万円
(6.0%)
28
職手当の増などにより、人件費が
6.3%増加したことが要因となって
います。
また、投資的経費は、前年度と
比べて約10億円と大きく増加しま
普通建設事業費
29億7,744万円
(14.6%)
した。台風等の被害により災害復
15
川線や野村布気線などの道路整備
. その他
繰出金・積立金・
貸付金など
19億6,663万円
(9.6%)
した決算となりました。
前年度と比べて約3億円増加し、退
5%
諸支出金
1億789万円
(0.5%)
災害復旧事業費
1億8,406万円
(0.9%)
物件費
40億680万円
(19.6%)
歳出は前年度より約14億円増加
投資的経費
(目的別)
農林水産業費
6億2,889万円
(3.1%)
204億5,593万円
性質別で見ると、義務的経費は、
公債費
27億4,197万円
(13.4%)
労働費
6,020万円
(0.3%)
災害復旧費
1億8,406万円
(0.9%)
46
3.%
公債費
27億4,197万円
(13.4%)
歳出
消費的経費
待機児童の解消や、安心・安全な保育環境の向
上、多様化する保育需要に対応するため、民間
保育所の創設に対し施設整備費の助成を行いま
した。
扶助費
28億3,834万円
(13.9%)
民生費
53億7,296万円
(26.3%)
教育費
21億8,062万円
(10.7%)
2
(かっこ内は前年度増減比率)
比は全体の34.8%を占め
土木費
26億1,395万円
(12.8%)
がんの早期発見と正しい知識を普及するため、
各種がん検診の実施や啓発活動を行いました。
都市計画税 7億6,001万円
(△7.2%)
で、前年度比で4.8%下
地方譲与税ほか
4億7,091万円
(2.2%)
6.%
がん検診推進事業
入湯税 252万円
(△2.6%)
義務的経費
決算
算が市議会で認定されました。
65
軽自動車税 1億659万円
(2.4%)
8.%
平成24年度の一般会計、特別会計、企業会計の決
固定資産税 59億5,703万円
(△13.2%)
依存財源
地震被害の軽減のため、木造住宅の耐震補強計
画の策定(50件)、補強工事(45件)、除却工事
に補助を行いました。
(46件)
市の魅力を美しい映像と音楽で紹介する動画を
制作し、インターネットで配信。また、JR東
京駅などに設置された電子看板でイメージ映像
を放映しました。
繰越金
7億9,935万円
(3.7%)
うち法人市民税 6億6,979万円
(△43.9%)
どにより、前年度より約
成比は歳入全体の65.2%
繰入金
18億5,167万円
(8.6%)
2.%
による法人市民税の減な
諸収入ほか
4億4,166万円
(2.1%)
(かっこ内は前年度増減比率)
自主財源
まち
1億1,632 万円 守り
地震対策・木造住宅補強事業
分担金及び負担金ほか
6億36万円
(2.8%)
旧費が増加したほか、市道和賀白
にかかる費用が増加したことが要
因となっています。
(性質別)
3
平成24年度 つうしんぼ
国民健康保険事業
後期高齢者医療事業
水道事業
工業用水道事業
加入世帯数は6,328世帯、被保険者数は10,693
人。医療費の7割部分を保険給付費として国民
健康保険会計から支払っています。
75歳以上(一定の障がいがある場合は65歳以
上)の高齢者を対象とした医療制度で、被保険
者数は5,974人です。
水道施設の耐震化を踏まえ、施設の更新を行
い、給水については人口49,604人に1日平均
19,690㎥を給水しました。
工業用水として、供給先2件に対し1日平均
1,763㎥を供給しました。
歳入 44億6,664万円
国民健康保険税
9億7,428万円
歳入 7億6,075万円
国・県以外からの補助
19億9,838万円
国・県からの補助
10億8,111万円
繰越金ほか
1億7,775万円
繰越金ほか
469万円
一般会計繰入金
4億5,271万円
一般会計繰入金
2億3,512万円
歳出 42億6,106万円
保険給付費
29億2,636万円
後期高齢者医療保険料
3億335万円
後期高齢者医療広域連合納付金
7億4,115万円
後期高齢者・前期高齢者・老人保健への拠出金 共同事業拠出金
5億4,302万円
4億494万円
収益的収支
(工業用水道料金などでの収支)
水道事業収益
10億9,437万円
工業用水道事業収益
6,750万円
水道事業費用
10億8,734万円
工業用水道事業費用
5,834万円
差引額
歳出 7億5,550万円
介護納付金、総務費ほか
3億8,674万円
収益的収支
(水道料金などでの収支)
介護納付金、総務費ほか
1,435万円
703万円
916万円
差引額
資本的収支
(施設建設などでの収支)
資本的収支
(施設建設などでの収支)
資本的収入
9,659万円
資本的収入
0円
資本的支出
5億7,997万円
資本的支出
6,008万円
差引額
△4億8,338万円
特別会計
企業会計
特定の事業を行う場合に、特定の歳入をもって特
地方公営企業法の適用を受けて設置する自治体で
定の歳出に充て、一般の歳入歳出と区分して経理す
も収益が認められている特別な会計であり、原則と
る必要がある場合、一般会計とは別に特別会計を設
して独立採算制による業務運営が求められています。
けています。
平成24年度決算では、水道事業など4つの企業会
市では4つの特別会計があり、特別会計全体の決
計がありますが、そのうち国民宿舎事業会計につい
算額は、歳入が77億3,183万円、歳出は74億7,103
ては、平成25年7月1日から国民宿舎関ロッジの指
万円、歳入から歳出を差し引いた額から、翌年度に
定管理者制度による運営に移行したため、平成25
繰り越す財源を控除した実質収支額は2億5,255万
年6月末で廃止しました。
差引額
△6,008万円
円となりました。
農業集落排水事業
公共下水道事業
病院事業
国民宿舎事業
市内13排水施設が稼動し、2,285戸が加入。昼生地区
の平成26年度末供用開始を目指し、中庄町・三寺町・
下庄町地内において、管路施設工事を行っています。
三重県の流域下水道事業の関連事業として下水管渠の
整備を進めており、平成24年度末には供用面積692.6ha、
処理区域内戸数7,334戸、普及率45.6%になりました。
市立医療センターの病床数は100床(60床運
用をしています)で、入院は年間延べ18,879人、
外来は年間延べ40,294人が受診しました。
国民宿舎関ロッジと道の駅関宿を併せて行わ
れている事業。関ロッジ利用者20,475人、道の
駅関宿来館者数62,901人でした。
歳入 9億2,274万円
使用料及び分担金
1億3,533万円
歳入 15億8,170万円
県からの補助
2億2,236万円
一般会計繰入金
2億9,073万円
繰越金ほか
6,372万円
市債
2億1,060万円
歳出 9億380万円
施設の維持管理費
2億41万円
国・県からの補助
3億5,663万円
一般会計繰入金
3億9,596万円
繰越金ほか
9,795万円
市債
3億5,490万円
歳出 15億5,067万円
公債費
1億7,838万円
処理場建設、下水道管埋設工事の経費
5億746万円
4
使用料及び分担金
3億7,626万円
その他経費
1,755万円
施設の維持管理費
2億8,414万円
公債費
4億2,742万円
処理場建設、下水道管埋設工事の経費
8億3,911万円
収益的収支
(経常収支)
収益的収支
(経常収支)
病院事業収益
15億9,259万円
国民宿舎事業収益
1億2,392万円
病院事業費用
17億3,741万円
国民宿舎事業費用
1億4,795万円
差引額
△1億4,482万円
差引額
△2,403万円
資本的収支
(施設建設などでの収支)
資本的収支
(施設建設などでの収支)
資本的収入
3,478万円
資本的収入
0円
資本的支出
3億4,588万円
資本的支出
1,217万円
差引額
△3億1,110万円
差引額
△1,217万円
5
平成24年度 つうしんぼ
93.5%
経常収支比率
財政指標
自治体の財政状況を分析するための、さまざまな
指数を総称して「財政指標」と呼んでいます。財政
「経常的に収入された一般財源」が「経常的
経費」にどのくらい充当されているか、その割
合を示したもので、財政構造の弾力性を示す指
標であり、比率が低いほど弾力性が大きいこと
を示しています。一般的には75%程度が妥当と
考えられ、80%を超えると弾力性を失いつつあ
ると言われています。
(県市平均90.5% 県内14市のうち11位)
(%)
100
指標を見ると、亀山市が財政的に健全なのか、そう
でないのか分かります。指標に加えて、市債や基金
90
93.5
88.6
83.4
85.2
80.4
80
の残高をグラフで表し分析しました。
76.4
74.6
69.8
70
60
地域コミュニティの
しくみづくり支援事業
498万円
川崎地区と昼生地区を地域自治組織のモデル地
区とし、地域まちづくり協議会の設立に向けた
取り組みに対して補助などを行いました。
0.976
財政力指数
地方公共団体の財政力を示すもので、一般財
源の必要額に対し、市税等の一般財源収入額が
どの程度確保されているかを表しています。指
数が「1」に近い団体ほど財源に余裕があり、
「1」を超えると普通交付税の不交付団体とな
り、標準的な水準以上の行政を行うことができ
ます。
(県市平均0.678 県内14市のうち1位)
(%)
2.0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24(年度)
1.5
1.061
1.379 1.447 1.339
1.151
1.050
0.970
6
H19
H20
H21
H22
H23
H24(年度)
300
特別会計等
143億8,165万円
250
農業集落排水事業
31億3,675万円
公共下水道事業
79億4,091万円
水道事業
24億8,138万円
200
150
100
工業用水道事業
3億8,689万円
病院事業
4億3,572万円
50
325億1,013万円
0
合計
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24(年度)
4,358万円
新規就農者や認定農業者が行う農業用機械の購
入、農業用施設の設置に対して補助を行いまし
た。
稼働後12年が経過したごみ溶融処理施設の長寿
命化に向けて、基幹的設備の改良工事を実施し
ました。
妊婦が適切な健康診査を受けられるよう、妊婦
検診への助成を行いました。
4.5%
約101億円
実質公債費比率
基金残高
一般会計等の支出のうち、義務的に支出しな
ければならない経費である公債費などを、一般
財源の標準的な規模を表す標準財政規模を基本
とした額で除したものです。
法律や条例に基づいて設
置される基金は、特定の目
的のために活用することが
できます。亀山市には平成
24年度末で15の基金があり、
残高は約101億円となりま
した。年度間の財源の不均
衡を調整するための基金で
ある財政調整基金について
は、市税の減収により基金
からの繰り入れが増加した
ため、平成24年度で約6億
円減少しました。
(県市平均9.2% 県内14市のうち2位)
(%)
6
5.6 4.8
4.5
4.0
3.5
2.8
3
H18
181億2,848万円
3億8,668万円
4
H17
一般会計
500万円
3.2
0.0
350
妊婦健康診査支援事業
0.976
0.5
市債は公共施設の建設な
ど、一時的にたくさんのお
金が必要な場合の借金で、
将来、返済しなければなり
ません。これまでに借り入
れた市債の残高は約325億
円となりました。平成24年
度には、新たに約28億円を
借り入れていますが、将来
の財政負担を考慮し、交付
税算入があるものなど、有
利な市債のみの借り入れに
とどめた結果、市債残高は4
年連続で減少しています。
(億円)
400
ごみ溶融処理施設長寿命化事業
5
1.0
325億円
約
農業者育成支援事業
5.2
地方債残高
2
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24(年度)
財政調整基金
減債基金
国民健康保険給付費等支払準備基金
リニア中央新幹線亀山駅整備基金
(億円)
120
39億5,720万円
9億1,030万円
41万円
14億86万円
下水道事業基金
3億2,924万円
農業集落排水事業債償還基金
1億7,766万円
地域福祉基金
2,649万円
公共施設等基金
3,785万円
ふるさと・水と土保全基金
1,999万円
ボランティア基金
伝統的建造物群保存基金
庁舎建設基金
市民まちづくり基金
関宿にぎわいづくり基金
土地開発基金
計
100
924万円
1,657万円
80
60
40
8億5,000万円
10億円
20
3億7,020万円
9億8,800万円
100億9,401万円
0
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24(年度)
7
平成24年度 つうしんぼ
決算経過
亀山市は、平成17年度から6年間継続してき
一般会計の歳出の合計と市税収入の推移
(億円)
250
一般会計の歳出の合計
150
市税収入
100
で、創意工夫の行政運営が求められています。
50
H18
H19
ますが、市税収入は平成20年度
200
などの大型設備投資による一時
49,500
19,000
49,000
18,000
36
8
15
16
25
11
17
19
その他
(使用料、
諸収入等)
8
32
地方譲与税等
市債
28
9
21
国・県支出金
14
14
13
地方交付税
100
増加が主な要因です。
101
176
22
11
14
13
28
17
123
118
104
110
市税
19
15
基金と減債基金からの繰入金が
加傾向にあります。
増加したことが主な要因となっ
補助費については、前年度よ
ています。
り1億円増の12億円となり、木造
補助費
28
扶助費
18
繰出金
40
物件費
27
公債費
32
普通建設
事業
40
人件費
28
16
150
15
17
15
15
18
18
18
36
30
39
41
32
100
39
35
23
22
24
24
23
23
43
生活保護費や社会福祉・児童福
祉事業費の増加により、年々増
12
8
26
27
度とほぼ同額となっていますが、
139
その他
(災害復旧費、
貸付金等)
11
4
23
13
8
190
188
4
に対し助成を行う民間保育所整
繰出金、扶助費においても昨年
50
15
200
188
205
19
整備事業などの道路整備事業、
円となりました。
り11億円の増となり、財政調整
28
合環境センターにおけるごみ溶
年度と同様の27億円、物件費、
133
216
210
円となり、主な要因として、総
れ、前年度より13億円増の22億
収入などで37億円で、前年度よ
17,000
H24(年度)
歳出
218
また、普通建設事業について
公債費(借金の返済)は、昨
146
H23
一般会計
備事業などによるものです。
その他の収入は、使用料や諸
H22
人件費については、「定員適
社会福祉法人の民間保育所創設
12
市債(借金)は、市道和賀白
H21
250
り組んだほか、市道和賀白川線
29
18
歳出の経過
融処理施設の長寿命化事業に取
9
地方交付税は14億円で、それぞ
H20
25
22
9
8
10
9
23
17
150
H19
は、前年度より10億円増の32億
12
11
H18
の40億円となり、早期退職者の
10
的な増収は期待できるものの、
H17
に努める中、前年度より3億円増
206
26
11
27
川線整備事業、井田川小学校教
20,000
正化計画」に基づき、その管理
37
32
れ昨年とほぼ同額となりました。
50,000
(億円)
215
31
24
また、国・県支出金は29億円、
21,000
H24(年度)
221
202
201
192
大変厳しい状況が続くことが予
H23
歳入
42
りました。今後、液晶関連産業
室増設事業などの財源を借り入
H22
236
11
の146億円をピークに減り続け、
想されます。
H21
246
19
平成24年度決算では103億円とな
50,500
一般会計
250
人口はほぼ5万人で推移してい
り、前年度より14億円の減とな
H20
世帯数(世帯)
給与所得の納税義務者数(人)
人口(人)
48,500
H17
(億円)
歳入の経過
※人口と世帯数は4月1日現在
※給与所得の納税義務者数は
7月1日現在
200
た普通交付税の不交付団体から、交付団体に再
度移行するという財政運営の転換点を迎えた中
人口・世帯数・
納税義務者数の推移
47
27
24
21
39
40
41
38
40
H17
H18
H19
H20
H21
50
37
22
37
37
H22
H23
住宅補強事業などが主な要因と
なっています。
H17
8
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24(年度)
H24(年度)
9
年収420万円の
家計に例えると・
・
・
(市決算の約1/5000)
5万人の台所事情
亀山家
家((市)
市) の
家 計簿
平成24年度の一般会計決算を約5,000分の1にして、家計簿に例えてみ ました。
市の予算にはさまざまな種類の歳入と歳出があり、一般の家庭とは少し 違った内容になっていますが、亀山家の年間の家計簿をつくってみると・・・
市税
収入
市民の皆さんから納めていただいた税金。
市民税、
固定資産税、
軽自動車税、
たばこ税など
地方交付税
国税のうち市の取り分として
交付されたお金
ってね。
大事に使
譲与税・交付金
国税・県税のうち市の取り分として譲与・
交付されたお金
諸収入
給料(諸手当)が減っ
て大変だったから、お
じいちゃん・おばあち
ゃんからの仕送りには
とても感謝してるの。
延滞金、預金利子、貸付金元利収入、雑入
など
使用料・手数料
市営施設の使用料や住民票の写しの交付
手数料など
国庫支出金
国と市が共同で行う事業のために国が市
に支出したお金
現金収入合計
325万円
(+12 万円 )
生活費合計
1 給料(基本給)
●
209 万円
(−35 万円 )
2 給料(諸手当)
●
47 万円
3 パート収入
●
市職員の給料や議員報酬など
扶助費
生活保護、
障がい者支援、医療費助成など
福祉に使ったお金
(+2万円)
食費
67 万円
(+2万円)
1
●
(−4 万円 )
医療費
55万円
(−1万円)
2
●
13 万円
(−4 万円 )
光熱水費など雑費 80 万円
(−1万円)
3
●
4 祖父母からの仕送り 56 万円
●
(0 万円 )
車などの修理代
10 万円
(−3万円)
4
●
5 ローン(借入金)
●
43 万円
(+24 万円 )
教育費
42 万円
(+3万円)
6 貯金の取り崩し
●
36 万円
(+15 万円 )
子どもへの仕送り
35万円
(−2万円)
5
●
7 繰越金
●
16 万円
(+4 万円 )
ローンの返済
53 万円
(−2万円)
6
●
物件費
光熱水費、
消耗品費、
業務委託料など
補助費等
報償費、
負担金、
補助金など
維持補修費
これからは医療費だ
けでなく子どもへの仕
送りも増えそうだか
ら、
お金の使い道を慎
重に考えないといけ
ないね。
道路、
公共施設を維持するために必要なお金
教育費には人件費や物件費、
普通建設事業費などが
含まれています。
古くなった家や庭の
改修もよく計画してか
らやろう。
繰出金
下水道事業や介護保険などの他の会計
への繰出金
公債費
市債の元金・利子や一時借入金の利子
家や庭の建築・改修
県が市に対して支出したお金
給料は、諸手当が
毎年変わるから
安定しないんだね
市債
市が国や銀行から借りたお金
繰入金
繰越金
23年度からの
増減
254 万円
県支出金
市の基金から引き出したお金
支出
23年度からの
増減
人件費
ローンの返済がある
なかで、子どもへの仕
送りも必要だから大
変なんだ。
収入合計
420 万円
(0 万円 )
貸付など
2 万円
(0万円)
8
●
貯金など
2 万円
(0万円)
9
●
支出合計
余り
173 万円
399 万円(+11万円)
普通建設事業費
道路・学校・庁舎など、公共・公用施設の新築・
改修に使ったお金
災害復旧事業費
大雨、
暴風などの災害により被災した施設
を復旧するためのお金
貸付金
福祉増進や地域振興のために貸したお金
前年度に残ったお金
貯金残高
7
53 万円(+14万円) ●
(−30 万円 )
ローン残高
21万円
(−11万円)
353 万円 (−23万円)
積立金
将来の財源変動に備えて積み立てたお金
平成24年度の家計は...
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平成24年度の家計は、昨年度と比べて基本給が減っているにもか
支出が今後も増える見込みであり、ローンの返済も出費の重荷になっ
かわらず、家や庭の改築や改修にかかる経費が増えたため、収入より
ています。
支出が多くなっていましたので、貯金を取り崩したり、ローンの借り入
このように、今後も厳しい状況が続くことから、節電や節水に努め
れを行うことで、不足分を補うこととしました。
るのはもちろん、その他の出費についても無駄がないか徹底的に見
しかし、医療費や子どもへの仕送りなども年々増加しているほか、
直して節約に努め、ローンの借り入れや貯金の取り崩しを最小限にと
依然として家や庭については老朽化が進んでおり、改築や改修に伴う
どめるなど、家計の安定に向けてより一層の努力が必要です。
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平成24年度決算 亀山市
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平成24年度
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