星薬科大学大学院 薬学研究科 総合薬化学専攻 修士課程の主な研究

星薬科大学大学院 薬学研究科
総合薬化学専攻 修士課程の主な研究テーマ
平成 25 年度
研究分野
指導教員
医薬品化学
東山公男
山内貴靖
医薬品毒性学
鈴木 勉
森 友久
医療薬剤学
大西 啓
池内由里
衛 生 化 学
山﨑正博
機能形態学
小林恒雄
松本貴之
生
薬
学
森田博史
金田利夫
生
化
学
中陳静男
大野修司
生体分子有機化学 津吹政可
創剤構築学
米持悦生
服部喜之
微 生 物 学
辻
勉
築地 信
病態機能制御学
高橋典子
高橋勝彦
研
究
テ
ー
マ
新規な立体選択的反応の開発と応用に関する研究。含フッ素化合物の反
応性および合成法に関する研究。新規な骨格を有する生理活性(鎮痛・
鎮静、抗糖尿、抗腫瘍)物質の開発研究。
薬物依存症の渇望発現機構に基づいた治療薬のシーズ探索。緩和医療な
らびに精神疾 患治療に おける薬物の 適正使用 および副作用 対策に関 す
るトランスレーショナルリサーチ。精神疾患動物モデルを用いた情動行
動と脳機能変化との相関性解析による新規治療薬の探索。
QOL 改善を志向した製剤研究(口腔粘膜適用剤、褥瘡治療剤)、有効性・
安全性向上を目指した DDS 開発(固体脂質微粒子による吸収改善、高
分子プロドラッグ、高分子複合体微粒子による薬効・安全性の改善)、
機能性物質の評価(抗酸化物質の脂質過酸化抑制、多糖類のゲル化能、
吸着剤の in vivo 挙動)と応用に関する研究。
(1) 肥満やメタボリックシンドロームに関わる脂質代謝系の解析、およ
び肥満関連疾患の予防に関する研究。
(2) 脳神経系の機能に関連する脂質-ケトン体代謝酵素の研究。
生活習慣病に おける血 管障害治療薬 と血流改 善に基づいた 臓器組織 機
能改善薬の開発、特に糖尿病性合併症、糖尿病性血管障害の予防・治療
を目指し、新規モデル動物の作成と大血管、細小血管障害の発症機序の
解明と新規治療薬に関する研究
生薬由来の抗がん剤および循環器系作用薬の探索と開発研究。骨形成促
進や脂肪細胞分化を抑制する内分泌関連作用薬の探索研究。有用薬用植
物資源の生体機能解明への有効利用。生物活性天然物の構造活性相関に
関する研究。
内分泌関連疾 患または 生体機能調節 における ステロイド産 生機構の 関
与とその調節機序に関する生化学的、分子生物学的検討。生活習慣病や
アトピー性皮 膚炎など の現代病と関 連するタ ンパク質や転 写調節因 子
等の量的変化 をもたら す食品および 環境由来 因子の探索と その作用 機
序に関する検討。
疾患に関与する標的分子に作用する分子の設計と合成研究。有機小分子
をプローブとして用いる生命機能の解析。ケミカルライブラリーの構築
とその創薬研究への展開。具体的には、スプライシング開始因子を標的
とする抗がん剤の開発。C 型肝炎やマラリア等の感染症治療薬、さらに
アルツハイマー病等の分子標的薬の創薬研究。
腫瘍ターゲティングを目的とした、化学療法のための抗がん薬封入微粒子製
剤、および、遺伝子治療のための遺伝子導入用ベクター製剤の開発。さらに、
開発された製剤の有効性評価のための新規 MRI 造影剤の作製。
感染防御のメカニズム(免疫細胞間相互作用、免疫調節物質、免疫記憶
の成立と維持、白血球の貪食機序、細菌毒素の免疫系に対する作用)に
関する研究。がん細胞のふるまいと細胞接着分子の細胞生物学および分
子生物学。
生体内に存在する微量生理活性物質 (ビタミン、ホルモン、脂質等) の
作用 (細胞の分化・アポトーシス、抗酸化) の新規メカニズムに関する
研究、並びに、得られた知見に基づく治療薬 (抗癌剤、抗脳梗塞薬、生
活習慣病薬)、及び予防薬 (皮膚・胎盤・神経保護剤、ヘルスフード) の
開発研究。
病態生理学
武藤章弘
清水孝恒
薬
化
学
細江智夫
薬
剤
学
髙山幸三
小幡誉子
学
杉山 清
落合 和
薬品製造化学
杉田和幸
高橋万紀
薬品物理化学
上田晴久
遠藤朋宏
長瀬弘昌
薬
動
薬品分析化学
斉藤貢一
薬物治療学
亀井淳三
池田弘子
薬用植物学
薬
理
須藤 浩
学
成田 年
臨 床 化 学
輪千浩史
白血病・骨腫瘍の腫瘍化、増殖・分化抑制機構、腫瘍幹細胞の脱分化と
間質細胞との関係に関して解析することにより、白血病・骨腫瘍の病態
を解析し、新規治療法の開発を試みる。自己免疫性甲状腺疾患モデルマ
ウスを用いて、甲状腺、中枢神経系における免疫異常について検討する。
真菌類を生物資源とした新規機能性小分子の探索研究、微生物を利用し
た有用物質の 生産研究 、微生物の第 二次代謝 産物を指標に した創薬 研
究、菌類第二次代謝産物の代謝(異化)に関する検討、環境保全型農薬
の開発 等。
製剤処方設計最適化手法の開発研究、皮膚角層の構造解析と経皮吸収型
製剤・化粧料開発への応用研究、分子イメージング技術を応用した製剤
物性評価および新規 DDS 製剤開発研究。
ES 細胞の肝細胞分化誘導系による薬物代謝酵素の発現制御機構の解析、
遺伝子改変マウスを用いた潰瘍性大腸炎の発症機構の解析、疾患モデルマ
ウス (糖尿病、肥満、下痢、潰瘍性大腸炎) における薬物代謝酵素および
アクアポリンの変動要因に関する研究、腸内細菌の薬物代謝酵素に及ぼす
影響、神経障害性疼痛マウスのモルヒネ抵抗性に関する薬物動態学的解
析、漢方薬・健康食品の適正使用に関する研究。
天然有機化合 物の効率 的全合成研究 とタンパ ク質間相互作 用を制御 す
る医薬分子への展開。次世代の創薬法であるタンパク質間相互作用制御
法の開発と制御分子のデザイン、創製および評価研究。生理活性物質、
バイオロジカルツールの設計、創製とケミカルバイオロジーおよび医薬
への展開。
複合体形成による医薬品の物性改善と薬効の向上に関する研究。薬物の
皮膚透過性改善およびその製剤設計。薬物の結晶多形および擬似結晶多
形の結晶構造解析。糖類の脱水・吸水過程の検討とその応用。
光学活性を有する医薬品(麻薬、覚せい剤、脱法ドラッグなど乱用薬物を含
む)のキラル分析法、食品中に残留する有害化学物質(マイコトキシンな
ど)の微量分析法の構築、およびこれらの動態解明に関する研究。固相分
散抽出法および固相法を用いた蛍光(あるいは揮発性)誘導体化の検討。
慢性咳嗽の発症機序および病因の解明と治療法の探索。糖尿病や肥満な
どの代謝性疾 患に伴う 中枢および末 梢神経系 の機能変化と その発現 機
序の解明。中枢による摂食調節機構の解明。
各種薬用資源植物 のD NAレベルでの評 価。 効率的な薬用資源 生産 や
新規資源開発を志 向し た遺伝子組換え基 盤技 術の開発及び栽培 技術 の
開発。
疼痛制御機構の解析、神経疾患のエピジェネティクス修飾解析、ヒト疾
患由来 iPS や ES 細胞の分化誘導解析、がん治療と緩和医療における包
括的研究、味覚受容体の生理機構解析、ストレスによる腸管機能障害の
解析、免疫応答異常ならびにアレルギー発現解析、オプトジェネティク
ス技法や fMRI などを組み合わせた脳神経ネットワーク解析。
病態(循環器疾患、呼吸器疾患、皮膚疾患等)における結合組織成分の
代謝変動と細胞機能調節に関する研究、結合組織成分を用いた新規予防
法、診断法、および治療法の確立に関する研究、結合組織成分による再
生医療・人工臓器への臨床応用に関する研究。