静間川沿岸土地改良区が全国農地集団化協議会会長表彰を受賞

平成 20 年 7 月 23 日
○農村整備課
用地管理グループ 担当者
仙田・田中
電話:0852-22-5141
静間川沿岸土地改良区が全国農地集団化協議会会長表彰を受賞
◇稲用地区が農用地集団化率 78%を達成し高い評価を受けました◇
平成 19 年度『農地集団化優良地区』全国6地区の1つとして稲用地区(大田市長久町)が選定
され、静間川沿岸土地改良区が全国農地集団化協議会会長表彰を受賞することが決定しました。
稲用地区は島根県営経営体育成基盤整備事業を実施し、高い農地集団化率(78.5%)を達成して
います。また、西条柿や千両などを転作作物として地域特産への取り組みを行い、後継者不足を背
景とした農事組合法人いなぎ設立による「人材バンク」制度を取り入れた集落営農にも取り組んで
います。
農地等集団化優良地区表彰は、土地改良法に基づく換地計画により農地等の集団化を実施した地
区で、成績優良にして他の範になるものを全国農地集団化協議会会長が表彰を行い、その事例を広
報し今後の農用地等集団化事業の促進を目的として実施されるものです。
○表彰伝達式
日時:平成 20 年 7 月 31 日(木) 15:30~
場所:島根県松江市(松江東急イン)
※表彰伝達式に先立って行われる中国四国農地集団化事業研究会において、農事組合法人いなぎ
代表坂根謙二氏の講演を予定しています。
○表彰地区概要
地
受
区
賞
団
いなもち
名
稲用地区(大田市長久町)
体
静間川沿岸土地改良区
事業実施年度
平成 12~18 年度
受
益
面
積
48.0ha
関
係
戸
数
75 戸
集
団
化
率
78.5%
1戸当たり団地数
3.7 団地→1.6 団地
1団地当たり面積
15.6a→35.5a
○稲用地区の集団化の概要
・農地の有効利用を図るために換地計画による農地の集団化、利用権設定を進め、農地の連担化
の指標である1農家あたりの団地数は 3.7 から 1.6 団地となり、高い集団化率(78.5%)を達成。
○稲用地区の特色
・事業の推進にあたり農家への意向調査、先進地視察を行い、本地区の将来の農業を考慮し、個
別営農から組織営農へ移行することについて高い合意形成がなされている。
・農事組合法人を設立し、転作作物として西条柿や千両の栽培により収益性の高い農業を展開し
ている。
・自治会と連携して「人材バンク」制度を取り入れ、地域の非農家との交流により地域の活性化
にも貢献している。
・大区画ほ場により大型機械の導入等による生産コストの低減、用水路のパイプライン化による維持
管理労力の削減がなされている。
・県内の中山間地域で先進的な大区画ほ場整備は、中山間地域の農業の発展、農村の活性化等、
他の模範となるものである。