Untitled

女
年齢階級(歳)
■人口・高齢化率等
人
(2010,国調)
口
913
高齢化率
37.
6%
世 帯 数
331
集 落 数
12
男
100~
~99
~94
~89
~84
~79
〜74
〜69
〜64
〜59
〜54
〜49
〜44
〜39
〜34
〜29
〜24
〜19
〜14
〜9
〜4
60
40
20
0
20
40
60
人数(人)
■人口シミュレーション(現行推移)
人口(人)
1,200
人口
高齢化率
(20歳代夫婦、30歳代夫婦+子、60歳代夫婦
それぞれ1組/年)
高齢化率(%)
50.0
高齢化率(75歳以上)
46.8
1,000
1,002
37.2
42.3
913
37.6
44.4
43.7
43.0
35.0
27.4
600
24.9
20.6
583
22.5
高齢化率
45.0
913
37.6
38.2
39.1
844
883
800
40.0
39.1
806
36.5
767
30.0
28.6
26.3
509
442
400
25.0
10.0
200
33.9
737
34.1 35.0
709
30.0
600
25.0
20.6
20.0
15.0
高齢化率(%)
50.0
高齢化率(75歳以上)
1,002
37.2
669
22.1
人口
40.0
758
22.5
45.0
1,000
40.0
841
800
人口(人)
1,200
22.5
21.1
20.2
20.7
21.8
21.5
18.8
400
15.0
10.0
200
5.0
0
0.0
2005年
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
2035年
2040年
20.0
5.0
0
0.0
2005年
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
2035年
2040年

地理的状況
 邑南町の旧瑞穂地域、広島県境に位置。
 邑南町矢上地区(役場)まで20分。広島市内まで1時間20分。
 三日市一、三日市二、出羽、三本松、山田、淀原一、淀原二、後谷、岩屋、
後木屋、百石、大林、以上12集落で構成。

拠点施設
 出羽公民館(公民館エリア=自治会エリア)

文化・地域資源
 美穂神楽団・出羽神楽団・出羽子ども神楽団
 久喜大林銀山、志都の岩屋、青少年旅行村

暮らし・そのほか
 教育・・・出羽保育園、瑞穂中学校。商業施設・・・個人商店、スーパー
等。医療・・・診療所、歯科医がそれぞれ1件、福祉・・・介護施設4件。
 青年グループ「桜成(おうせい)会」・「志都敬神会」・「久喜あすなろ
会」が活発に活動。
出羽自治会
=出羽公民館エリア連携
事務局
総
務
部
生
活
部
交
流
部
※4部会
産
業
部
※12集落 (住宅団地゙を含め14ブロック代表)
三
日
市
一
三
淀 淀 後
後 百 大
日 出 三
山
岩
原 原 谷
木 石 林
市 羽 本
田
屋
松
一 二
屋
二
平成16年、町村合併(石見町・瑞穂町・羽須美村)を
機に、昭和の合併以前の旧出羽村エリアの12集落で設
立。
決定組織として総会(全住民)・役員会(集落長等)、
執行組織として企画会議(執行部等)、部会(各部員)
を通じて活動を展開。
LLC出羽
出羽夢づくりプラン
の実現に向け、平成
25年に設立。
▼出資金:330万円 ▼出資社員:11名
▼主な事業:出羽地域におけるまちづくり、不動産
の売買、賃貸、仲介、所有、農林業、飲食店の経営
など(※活動の展開を想定し、定款には幅広い業務
を位置付け)
▼平成25年度の実績:農地集積23ha(農業担
い手育成、耕作放棄地対策)、新規就農定住者1名
(空き家活用)
※自治会の機能だけでは賄うことが難しい、
収益事業、空き家対策、産業等について、機
動的に対応できる実働部隊として設立
出羽地域振興計画―出羽夢づくりプラン(H20策定)―
「日々の生活は足りている。足りないのは希望」
との声を受けて
• 目指す20年後の出羽(夢=取り組み目標)設
定
※アンケートや話し合いから出てきた夢や目標を4部門(産業、生活環境、
定住・交流、集落や家族)に整理、産業~交流までを自治会実施、集落・
家族の目標実現については集落等の取組を支援することとした。
• 出羽自治会の中期(10年間)事業計画策定
※平成21年から平成30年の取り組みを整理。平成26年の自治会総会で
中期計画の一部見直しを実施。改めて定住促進を取組の柱に設定した。
出羽の課題の解決、夢の実現に向けて実践
「住む人が希望に満ち、元気はつらつと生きる地域」
一年間、考えた出羽の課題と夢、みんなで実現させましょう。
■出羽の現状と課題
古くから人の営みがあった出羽。先人たちは永
い歴史の中で、幾多の危機も力を合わせて乗り越
えてきた。淀原大堤の築造や開墾も地域を上げて
取り組んできた。そして、製鉄や鉱山、鍛冶に焼き
物、牛馬の市など、その時代の新産業に果敢に挑
戦し、出羽の歴史を築いて来た。
しかしながら、ここ数十年、近代化・都市化の流
れの中で、出羽はその輝きを失いつつある。森林
や農地の荒廃、商店や家屋の空き家、人口減と高
齢化、地域の維持も次第に難しくなってきた。
そんな出羽をふたたび自らの手で光り輝かせた
い。そんな願いを持って出羽を見てみると、さまざま
な課題が見えてきます。
【産業関連では】
・農地の集約化、農業の法人化などの促進
・放棄地の利活用
・鳥獣害被害の防止対策
・特産品、加工品の開発
・空き店舗、空き家対策
・担い手確保対策
【生活環境では】
・困難さが増す集落(講中)運営の改善
・お付き合いの希薄化、役員の固定化の改善対策
・通学路や道路の危険ヵ所の整備
1.産業に関する夢
●一家一品・集落一品など自慢できる特産
品作りにチャレンジする街。
・子育てや買い物、医療環境改善
・環境美化、環境マナーの啓発
【定住・交流促進では】
・行事、イベントの負担軽減
・施設、観光資源の有効活用
・IUターン者の受け入れ、支援体制の構築
・地域内、地域外の交流の促進
※多くの課題が、過疎高齢化、担い手不足など人
的要因が原因となっています。また、個人の努
●集落営農・請負農家・生きがい農家と農
家以外が支えあう豊かな田園の街。
●久喜鉱山、志都の岩屋等の史跡や観光
農園等の体験施設が賑やかな街
3.定住・交流に関する夢
2.生活環境に関する夢
●街灯や歩道の整備で安心して歩ける等住
んで安心な街
●気軽に使え利用しやすい交通・運搬シス
テムのある街
●「地域資源を使い衣食住を自分で創る」
住みやすくU・I ターン者にも魅力的な街
●新観光名所(桜並木の復活)を創り、旅行
村等の積極活用で都市交流が盛んな街
●子供たちが地域の担い手として早くから
に地域活動に関わる元気な街
●楽しく気軽に参加できる共同作業がある街
●共同して「御用聞き」やよろず屋を復活さ
せ、かゆいところに手が届く街
●地域で育む子供たちがUターンしてくる街
●職人が住む町、腕に覚えのある人が尊
敬される街
●子どもから高齢者まで気軽に時間が過
ごせる商店街や施設がある街
●皆が顔見知りで声がかけ合え、帰省者等
も活動に参加できる包容力のある街
●使える情報が発信できる街 (空家・農地
などの相談員やホームページがある)
力や行政だけでは解決できない課題も多く、これ
からの地域づくりは、行政、地域、住民、企業(商
店)などが役割分担し出来ることをやる必要があ
ります。
みんなで描いた夢です。20年後の輝く出羽へ ― みんなで、力を合わせて街づくりを始めましょう。
(出所)出羽地域夢づくりプランダイジェスト版
“集落”、“講”単位での手間替え
「手間替え」…農村で冠婚葬祭や農作業などにおいて、労
力を貸し合い、助け合うこと。
地域通貨
人材バンク
地域通貨
相互扶助
10分=100カッパ
(商店街の維持)
商品の購入
1円=1カッパ
総務部(情報の受発信・調整)
• HP、SNSを活用した情報発信、地域通貨の発行、交流サロンの
運営、人材バンク活用調査の実施
など
生活部(生活支援・絆の再構築)
• 防災委員会運営(防災講演会の開催、各集落避難計画・絆づくり)
• 森林資源を活用した省エネルギー対策(薪ステーションの運営、出
羽型ストーブの開発
• 地域内交通・運搬システムの研究
交流部(地域内交流・地域外交流の促進)
• ソフトバレーボール大会、地区民大運動会等の開催、
• 鄙街道・鮎小屋等の地域に賑わいを創出する企画運営の支援など
産業部(空き家・農地等の利活用、商店街活性化)
• 空き家を活用した住居環境整備、農地の利活用促進
• 特産品開発など
自治会による空き家を活用した住居環境整備
「自治会が空き家を改修し、UIターン者を受け入れる」
• 平成25年度、地区内の空き家調査を実施(出羽自
治会の依頼により、LLCが実施)→調査棟数103棟、利
用可能棟数4件(うち2棟小規模修繕必要、1棟は期付)
(空き家所有者の意向)
阻害要件
対応
賃貸契約に係るトラブルの心配
契約、料金収納、アフターケアをLLCが行う。
入居者の人柄、生活習慣への不
安
入居希望窓口を自治会へ置き、地域に馴染む間、自治会が関わ
る。
盆や正月時の短期利用
個別状況ごとに話を聞き解決策を見いだす。
仏壇、家財
不要ならば処分する。仏間を利用しない等の条件を設ける。
改築が必要
小規模修繕で好条件となるならば、地域で回収を行い、利用す
空き家所有者と
身近で信頼関係
があり、細やか
な対応が可能
(=自治会なら
ではの強み)
(出所)出羽自治会資料より引用。 る。
平成26年度の動き
• 地域づくり応援助成金(定住財団、2/3、200万円/上限)に申請、9月9日公開審査会を経て
採択。
• 年度内に2棟の改修を実施。改修作業には地域住民も参加。
※自己資金については、出羽自治会に定住促進会計を設ける。主な財源は寄付金(香典返し等)。
• 「改修→UIターン者への賃貸→資金回収」のモデル実証へ。
 9月9日、地域づくり応援助成金公
(出所)出羽自治会資料より転載。
開審査会でのプレゼンテーション

改修中の空き家
 状況や所有者の意向に応じて、①所有者自らが空き家経
営、②自治会が空き家経営、以上2形態を想定。
① 自治会に空き家相談窓口を設置し、所有者、入居希望者の相談を受け付
け、空き家バンクに登録。LLC出羽は自治会より事務委託を受け、所有者、
入居者の意向の把握、賃貸に関する条件整備を行い、賃貸借契約をまとめ
る。所有者、入居者は賃貸借契約を行う。
② 自治会に空き家相談窓口、空き家バンク、定住事業基金を設置し、所有者、
入居希望者の相談を受け付ける。LLC出羽は自治会より事務委託を受け、
空き家物件の査定を行い、所有者と条件交渉して空き家バンク登録を行う。
LLC出羽は入居希望があれば条件交渉を行い、まとまれば賃貸借契約を
行う。 LLC出羽は契約成立後の住宅管理業務を自治会より受託する。自
治会は空き家賃貸借契約によって生ずる利益を定住事業基金に積立てる。
(出所)有限会社増田住建HPより転載。

出羽夢づくりプランの実現へ
 自治会による空き家の活用、定住の受け入れ・・・
⇒次世代定住の実現、 「住む人が希望に満ち、元気はつらつと生きる
地域」へ

課題・展望
 自治会費+町コミュニティ再生事業補助金等の財源があるものの、将来
的に資金が不足する可能性あり(例:空き家改修など)
 産業部(・LLC)による取り組み(農業・産業分野、農業担い手育成、




耕作放棄地対策も含む)について、より専門的(農林分野・マーケティ
ング分野等)なサポートが必要になる可能性あり
プチ6次産業化
移住・定住者へのフォロー(出羽地域のきまりごとマニュアル作成)
移住・定住者受入地域へのフォロー実施
集落コミュニティーの強化(防災委員会の活動強化)
コーディネーター
人材バンク
(会員全員)
ニーズの把握
人材探し
相互扶助
課題
農地保全
除雪作業
空き家対策
人
材
バ
ン
ク
●農地の利活用
出羽自治会
作業依頼
無償貸与
人材バンク
人材派遣
●除雪作業での利活用
出羽自治会
作業依頼
除雪の依頼
人材バンク
人材派遣
●空き家対策での利活用
出羽自治会
作業依頼
無償譲渡
人材バンク
人材派遣
解体作業
危険家屋