進路部便り3号 - 東京都立上水高等学校

進路部だより
第2回定期考査です!
第3号
東京都立上水高等学校
平成25年6月21日発行
上 水 高 等 学 校 進 路 部
3年次生はいよいよ評定平均値(7月時点)が決まる。
第2回定期考査が近づいて来ました。1年次生は、アメリカンサマーキャンプが直後に控えていますし、第1回
定期考査よりも一日長くなっています。十分準備出来るように計画してください。時間が足りないというのは、理
由にはなりません。そして、考査当日は最後まで努力すること。考査では、最後の最後まで考えて答えを出そうと
いう姿勢が重要なのです。頑張って絞り出した答えは案外ずっと覚えているものです。それから、考査を受ける時
の注意事項をしっかり守り、受験本番でも自然に注意事項を守れるようになりましょう。机の中を空っぽにするこ
とや携帯電話の電源を切ってカバンの中にしまうことなど常識です。入試では、携帯電話をポケットに入れている
だけで不正行為と見なされ、退出させられます。日頃から、注意力を身に付けることが大切です。
2年次生は、自分に合った勉強方法を見つけたでしょうか。4月に実施したスタディーサポートの結果分析では、
勉強時間が不足している生徒が増加し、全体の成績も伸び悩んでいます。まずは勉強時間を確保すること。自分と
の戦いでもあります。2年次での勉強量が、合格大学のおおまかな偏差値帯を決めてしまうと言われています。
3年次生は、推薦入試などで受験校に提出する成績が決まります(5段階評定が出るので、3年7月末時点の評
定平均値)
。今回の定期考査は言うまでもなく重要です。全力で頑張ること。最後まで、諦めずに問題に取り組むこ
と。ここまでは例年どおりですが、今年は状況が違います。3年次生なのに第1回定期考査に遅刻したり、無断欠
席したりした生徒が複数いるそうです。今回の定期考査で挽回しないと、成績が1になるかもしれません。7月に
1がつくと、12月まで1のままです。1がある限り、推薦系の入試には出願できません。
(2年次までで既に1が
ついた人も推薦系入試には出願できません)しっかり体調も整えて、定期考査に全力で取り組み、悔いのないよう
に頑張ってください。また、考査だけでなく提出物がある場合には、忘れずに提出してください。
それから、先日配付したJSC作成の3年次生向けの受験冊子は読みましたか。先輩方が忙しい大学生活の中、
原稿を書き、印刷製本してくれたものです。早くから受験中心の生活にならないと後悔するということや勉強方法
に関する具体的なアドバイスもありました。考査が終わっても安心せず、次の目標に向けて努力してください。
ハミングホール進路説明会(3年次)
情報収集力で志望校決定!
来る7月11日(木)3年次生対象に「校外進路ガイダンス」が開催されます。東大和ハミングホールで毎年こ
の時期に実施しています。上水生のために例年多くの大学・短大・専門学校がハミングホールに集まってくれます。
4月にとったアンケートの結果から、みんなの希望分野や志望校を調査して、参加を依頼しています。参加してい
ただけたこと自体が、上水高校の信用度のバロメーターであり、みんなの先輩方の実績だと言えるのです。参加校
は現在調整中ですので、参加予定校を最終ページに載せてあります。
さて、ハミングホールでは何をすべきでしょうか。いろいろな学校の情報を集めて、比較検討してください。ま
ずは教育内容やどんな学生が欲しいのかというメッセージをしっかりと理解してください。最新の就職状況や国家
試験の合格率も出ています。推薦入試はもちろん、一般入試の日程や内容もわかります。生徒によっては第一志望
校が来ていない場合もあるでしょう。毎年偏差値的に最上位の大学は参加していません。
(というか、そもそもどん
な説明会にも参加しない大学も多いです)それならば、希望分野のことを聞いてください。第一志望校との違いを
質問してもいいです。将来の就職について、業界のことについて、資格取得についてなど、さまざまなことを積極
的に聞きましょう。また、一般受験することになるかもしれません。なぜならみんなの受験動向に適したところが
多く参加してくれるからです。そして、ずばり第一志望校が参加していたら、もう言うまでもなく、推薦入試やA
O入試、一般入試の受験のあらゆる形について、よく知っておくこと。奨学金も大切です。成績優秀な学生に対し
て、各学校がさまざまな奨学金制度を持っています。入試での成績が基準だったり、入学後の成績で決まったりす
るのですが、どうしたら成績優秀になれるのか、よく聞いてみてください。
事前指導をしますが、服装・時間・マナー等に関しては、当然完璧なものを求めます。当日甘えたような態度で
いた者は推薦しません。言われなくてもできるよう、そして最高の説明会になるよう、期待しています。
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分野系統別進路ガイダンス(2年次)
今年は28講座同時展開。
6月20日(木)に「分野・系統別ガイダンス」が行われました。4月当初にとったアンケートの結果を踏まえ
て、とても充実した参加校構成になりました。5時間目と6時間目を使って、ふたつの分野の大学の説明を聞いた
人、または、5時間目は大学、6時間目は専門学校から仕事の話を聞いた人もいました。2年次生はこれからの自
分の進路について、新しい認識を得られたでしょうか。特に、学問と仕事との関係、その仕事につくための資格な
ど、本当に大切な情報に触れることができたのではないでしょうか。講師の先生方からは、とても良かったとお褒
めの言葉をいただきました。
2年次生の案内係の生徒諸君が、講師の先生方の控室まで来てくれました。多尐緊張気味で、肝心の学校名がす
ぐ出てこない生徒もいましたが、無事、各教室に案内しました。教室では、号令係が元気に挨拶をして、始めてく
れました。仕事の話をお願いした専門学校の先生からも、挨拶や仕草は社会に出る上での大切な資質ですから、と
ても好印象ですと言っていただきました。普段は高校教員向けの説明会において説明進行役となるような方々も多
く、そのような多忙な方々に上水高校までわざわざ来ていただいたのです。
「上水生はいつも、礼儀正しいです。
」
「一
生懸命聴いてくれたので、話し甲斐がありました」
「積極的に質問してくれました」と、おっしゃっていました。
講師の方々には、大学や専門学校の授業内容だけでなく、資格取得の難しさや基礎的な学力を身につけることの
大切さについても説明してもらいました。社会に出るまでの高い壁を意識して、うなだれてしまった生徒もいたよ
うです。でも、君たちならきっと乗り越えられます。社会に出るまでの長い時間をしっかりと過ごすべきです。
教育保育関係の講座の様子
資格の違い、仕事の違いについて解説しています。
指定校推薦説明会(3年次)
いよいよ志望校確定へ。
6月27日(木)指定校推薦説明会(ガイダンス)が行われます。今回は、依頼が来ている学校の中間報告と手
続きについて説明します。指定校推薦入試を希望する生徒は、7月からの指定校説明会に必ず参加してください。
7月19日(金)第1回指定校説明会 正式書類の下書き配付など 服装・身だしなみ検査
9月 3日(火)第2回指定校説明会 最終の指定校一覧発表
服装・身だしなみ検査
9月11日(水)第1回指定校校内選考忚募日
校内忚募に際しては、三者面談、夏休みの学校見学や体験授業参加も必要条件となっています。
指定校推薦は、合格したら必ず入学しなくてはなりません。そして、入学後も模範的な取り組みが求められます。
その覚悟と自信がある人だけが指定校推薦の適格者なのです。また、校内選考というデリケートな扱いになります。
情報管理をしっかりと行い、掲示物や配付物に注意して、依頼校の要項をよく読んでください。依頼校の求めてい
る学生像が時々忘れられ、評定が基準を満たしているかどうかだけに注意が向けられてしまいがちですが、ミスマ
ッチは許されないのです。何を学びたいのかがはっきりしていることが推薦を受けるためには大切です。それ以外
にも、校風やキャンパスライフ、資格取得、就職状況、奨学金、実習費・教材費など、幅広く情報を集めた上で、
比較検討してから決めてください。
★今年も本校に新たな指定校枠が増えました。先輩方の努力の結晶です。次は君たちにバトンが渡ります。詳し
くは6月27日(木)指定校推薦説明会の中で説明します。
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進路を考える(保護者の皆様へ)
★ 配付物情報
R-CAP(1年) スタディーサポート成績(1・2年)
各種模試結果(3年) 各種体験情報(全年次)
3年次生 早いところはAO入試が始まっています。一部の専門学校などは、早く決めさせようとするあまり、
入学金を大幅に安くするなどの特典を付けています。そして実質出願すれば合格という学校も多いです。特に無
認可校は要注意です。生徒は「よく考えた、あとは出願するだけ」と言うでしょう。しかし、慌てないで下さい。
割引の分は結局在学中に別の形で支払うしくみになっていますから、学校側にも必ず相談するよう指導していま
す。そして、受験に向けて勉強するのはもちろんですが、進路の情報もしっかりキャッチしてください。
2年次生 クラブ合宿や文化祭、
体育祭準備をはじめ、
委員会などでも中心となって活動しなければいけません。
進路に関しても、体験や見学にも行く、忙しい夏休みとなります。その中でも自宅学習時間を確保するよう、先
日集会で指導しました。2年次の自宅学習時間が受験時の偏差値に最も影響すると言われています。国公立大学
や上位の私立大学を目標にするならば、平日も毎日自宅で1時間以上勉強が必要です。夏休みなら、もっと時間
延長すべきです。夏期講習を含めた学習計画をしっかり立てられたら、より良いです。夏休み明けには、文化祭
もありますが、その前に宿題の成果を見る学力調査テストがあります。
1年次生 アメキャンや部合宿、小笠原アドベンチャースクールなど、初めての校外宿泊経験が待っています。
夏休みを上手く乗り切るためにも、計画をしっかりと立てて、元気に過ごしましょう。また、自宅学習の大切さ
は、上記のとおり2年次生と同様です。さらに、ボランティアや夏期講習も大切です。1年次生は、この夏に全
員が必ずひとつは進路の体験活動をすることになっています。夏休み明けに、どんな体験をしたか調査をします
から、積極的に取り組んでください。そのことが将来の就職活動に必ず生きてきます。学習に関しても、定期考
査でつまずいた人は、夏休み中に取り戻しておく必要があります。1年次生も夏休み明けには、文化祭もありま
すが、その前に宿題の成果を見る学力調査テストがしっかりあります。
生きた体験を通して進路を考える
上水高校の進路指導では、実際に体験することを重視します。体験から得られるコミュニケーション能力や問題
処理能力、技能的な能力が、将来の就職活動に大変有効だからです。既に多くの大学でもインターンシップや産学
連携などの形で取り組んでいます。大学生や教授とのコミュニケーションの中から、予想外の自分の適性に気がつ
いたり、看護医療系の体験で、志望動機が確固たるものになったりするのです。部活や文化祭準備と両立させな
がら、是非とも参加すべきです。また、保護者対象の説明会も夏休みは多いですから、保護者の方も是非
参加をしてください。そして、大人の立場からアドバイスをお願いいたします。生徒には、クラス掲示等
を通じて、詳しい内容を紹介しながら、随時募集をかけています。
★主な夏体験・キャリア体験
1・2年次生の体験として認められる主なものです。この他に自分で探して参加してもOKです。
○成蹊大学理工学部「一日体験科学教室」や中央大学文学部「授業体験」などの大学主催の体験授業
○各市や各施設で忚募するボランティア体験(保育園や介護施設での体験、各種イベントなど)
○専門学校チャレンジプログラム(高専連携です。1年次生だけは、秋から募集が始まります)
○各施設での看護体験(代々木病院・立川相互病院・ナースプラザ経由の看護体験など)
○各種団体の主催する作文コンクールや実技のコンクール、コンテスト類
○オープンキャンパスや大学見学会、新宿や立川で開催されるオープンな入試説明会など
○本校行事の小笠原アドベンチャースクールや部合宿など
ハミング進学相談会(7/11)へお越しください。
3年次生対象の進学相談会です。志望校決定に向け、多くの大学・短大・専門学校が集まります。①入
試の変更点や去年の入試動向、倍率、合格最低点など、②AO入試の要項と合格のポイント、③大学の特
長や学部学科の様子、④併願校、その他さまざまな情報が個別に相談できるよう工夫されています。次ペ
ージに案内を載せておきます。3年次生だけでなく、1・2年次生の保護者の方もぜひ、お越しください。
注 去年は終了間際まで多くの生徒が残っていたので、保護者の方だけでの個別相談は困難でした。
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