(概要)(第3回平成21年7月11日開催分・滝部公民館太陽館 - 下関市

タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
タウンミーティング(豊北)開催記録(概要)
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日 時 平成21年 7 月11日(土)13:00~14:30
場 所 滝部公民館太陽館
出席者 市長:中尾友昭
参加者 市民50人
司 会 豊北総合支所長:河野邦彦
同席者 政策調整監:大津修一、豊北総合支所 同次長:田村淳、同地域政
策課長:明井満、同課主幹:藤野洋、同市民生活課長:藤村増雄、同農林
水産課長:小口田巽、同建設課長:藤岡達雄、豊北教育支所長:美奈信夫
広報広聴課長:中村光男、同課長補佐:木村英世、同課主事:佐々木映美
1 開会のことば
河野豊北総合支所長
2 市長あいさつ
皆さんこんにちは、市長の中尾友昭でございます。
今日は、このようなタウンミーティングを企画しましたところ、皆さんには
大変大切な時間でありますが、お集まりいただきありがとうございます。普通、
市の事業であれば日当であるとか、そういうものが出る仕組みもあるのですが、
今日はお茶1本しかありません。私も市長になって2日しか休んでいませんが、
土日も使って様々な行事に出席しています。このタウンミーティングは、私の
公約の1つでありました。特に最初に4町を回って、皆さんの意見を聞き、そ
れを市政に反映するというのが公約であったので、先般、豊田、菊川は終了し、
今日は豊北と、3時から豊浦で行います。今日1回ではなく、何回かしたいと
思いますし、直接要望が実現できるかどうかわかりませんが、例えば、下関市
の予算とか、まちづくりとか、こういうことをして欲しいということも聞きた
いし、1番のメインは豊北町の自慢です。こういうものがある、4町に先駆け
てこういうことをやっている、市内よりも豊北町にいいところがある、そうい
うことを教えてもらい、それぞれが元気を出す素にしたいというのが原点です。
私は今日、さっき、火の山で、先般トルコチューリップの花を植えまして、そ
のあと何も無いというのでコリウスという花を朝8時30分から2時間ばかり
植えてきました。家に帰って着替えて来たのですが、ここに来るまで1時間3
0分かかりました。私も下関の端で、彦島というところです。豊北も最近は端
といってはいけませんね。長門の中間点ですね。ブルーラインの中間点で、下
関の元気を押し出してもらう、また長門に元気をあげる場所でもあります。そ
ういう中で私は、豊北はどういうわけか親しみを感じます。それは4年前の選
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
挙のときにも粟野の浦の方からも随分応援していただきました。また角島にも
ずいぶん行かせていただきました。また私がいた唐戸魚市場で、角島のイカ、
サワラなどを扱っていました。また太陽館は思い出があります。選挙前は、こ
こで個人演説会をさせていただきました。大変多くの方にお集まりいただきま
した。ここにはすばらしい施設があるなと思いました。豊北の総合支所よりも、
ここが先にわかりました。今は仕事上、豊北の総合支所も回っていますし、各
総合支所も何度も何度も行っています。そういう中で、私も市長に就任しまし
て、100日が過ぎまして、一段落して、いよいよ二段目かなというところで
す。一つは予算が終わりました。もう一つは人事が終わりました。今年の予算
は1,170億円となりました。大変大きな一般会計予算です。人事について
は市職員3,300人いますが、嘱託は700人います。市職員3,300人
のうちの640人が異動したというわけですから大変大きな異動となりました。
予算が 1 回出たということで、このたびの予算編成は大変やりにくかったです
ね。1 回予算を作って議会にあげたのですが、前市長が選挙に出馬しないという
ことで、その予算が否決となりました。その予算にいろいろなものが入ってい
て、私がそれを見て、これがいけないとかなかなか言いにくかったです。また
中尾カラーが出ていないのではないかと言われました。皆さんの予算について
も、それも一応ゼロから再点検して私が豊北町にとって必要なものだと、やら
なくてはならないものということで上がったものですから、前の予算をそのま
まフリーパスをして全部豊北町の予算を認めたわけではありません。検証は全
部しました。今年の予算の特徴はですね、去年より建設投資は100億円くら
い減っています。その分、緊急経済対策、雇用対策、中小企業に対する利子補
給・支援で100億円くらい膨らんでいるのです。そういう特徴があります。
豊北町というと、私はよくブルーラインと言います。この北浦沿岸は、豊北、
豊浦というブルーラインと、豊田、菊川はグリーンライン、あと下関は関門海
峡があり、三つの特徴があります。豊北には、海があります。そして畑、田も
あります。町の中では、海は関門海峡もありますが、豊北町の海も、角島など
きれいですね。それぞれに違った趣があります。こちらは北浦の海岸線、北長
門海岸国定公園、すごい海岸線で、岩場とか、日没もすごくいいところです。
関門海峡の場合は潮流ですね。一方で、田、畑は、市内では内日の方以外の旧
市内ではほとんどわかりません。これだけ山口県第2の生産を誇っている稲作
の重要さが市内では、あまりわかっていないのではないですかね。それで私、
市長に就任してから、愛読紙の新聞を全部見ますが、そのうちのひとつが日本
農業新聞という新聞です。この中には、農業の方もおられるでしょう。今朝の
農業新聞で農林水産省が棚田をつくろうという記事がありまして、見られた方
もおられるでしょうが、ペットボトルを上3分の1ぐらい切りまして、田の土
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
を入れて棚田を作ろうとするものです。大きな規模でないと思います。私、こ
れを見て、下関の市民の方にも見てもらいたいと。田で稲がどういう生育状態
をしているかお米になるのか見てもらいたいと思いました。そこで市役所の前
で田植えをしました。田植えといいましてもプランターを6個くらい植えまし
た。それをして市役所に来ていただく方に見ていただこうと思います。
それから鳥獣被害ですね。特に、イノシシ、シカ、サルもあるでしょうけれ
ども、有害獣の捕獲、処分、肉をどういう有効活用するか、これは大変大きな
課題です。これは、長門と連携して対策しないといけません。その中で、角島、
海水浴の時期には、大変なお客さんが橋ができた関係で来られます。また、映
画の舞台にもたくさんなります。さきほど言いましたイカですね。これも豊北
町のイカですね。私も名刺を作っています。いろいろブランドの名刺を作りま
した。こちらは、アンコウ、クジラは関係ないでしょうけれども、今は、ウニ
が解禁となりました。私は、フク、ウニ、クジラ、アンコウ、イカと5つ名刺
を作っています。これは北浦ウニです。東京に行っても、この名刺を配ってい
ます。山口県には、下関には、北浦という地区があって、豊北、豊浦、特に豊
北ですね。イカとウニが名物と、これも泳いでいるイカがいいか、考えました
が、イカの刺身にしました。豊北のイカです。特牛と角島のイカです。あちこ
ちに配っています。これがまちの元気を出すひとつの道だと思っています。あ
と、シロウオ、アオノリ、海産物もあります。アオノリの羊羹もあります。山
の幸、赤梨です。あと夕やけマラソンも角島で今度あります。11月8日に海
響マラソンというのがありますが、全国から今年9千人来られます。去年より
2,000人増えています。総額1億円くらいかかるイベントですが、経済効
果は4億円くらいあるといいます。これを是非広げます。その1カ月くらい前
に角島で、夕やけマラソンがあります。私も走りに行きます。少しでも地元の
にぎわいに貢献できればと思います。最初はフルマラソン42.195キロメ
ートル走ろうと思っていたのですが、よく考えたら走ったことはないのです。
毎日1万歩歩いていましたが、最近は市長になったら2,500歩です。朝3
0分走りましたら3日休まないとといけませんから、目標は5キロメートルで
す。自転車の「ツールドしものせき」で140キロメートルくらい走るイベン
トもあります。最近、再々、いろいろな方が言われてきます。豊北町に7年に
1度の祭があると、浜出祭という祭りがあります。これを新しい下関になって
初めてだから是非力を入れてやってくださいと話も伺っています。
私の政治スローガンは「市民起点」と「地域内分権」を掲げています。
「市民
起点」というのは、市民から何でも始まりますよと、市民がお客様、主人公で
あると。これは当たり前ですよね。今までの歴代の市長も全て言われました。
市民が起点、市民が主人公。しかし本当にそうでしたか。そうでないことも多
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
かったです。私は、市役所で毎朝朝礼をしています。毎日、各課を回って一緒
に朝礼をします。「気をつけ」「いらっしゃいませ」「おはようございます」「あ
りがとうございました」それをやっています。その中で「私たちは市民に雇わ
れているのですよ、市民がお客様、市民から給料をもらっている、市民にサー
ビスを還元しないといけない、いい仕事をしましょう」と毎日、言っています。
課長研修を行い、課長以上が150人くらいいます。毎月、1回でできないの
で2日に分けて2回ずつやりましたから、8回やりました。繰り返し、それを
お伝えしています。市民サービスの向上を練習しています。市民サービス、市
民がお客様、これが「市民起点」です。
もうひとつは「地域内分権」です。言葉は難しいかもしれませんが、要は豊
北町を元気にする仕組みです。今、国の仕組は中央集権から地方分権です。こ
の流れは変わりません。なぜかというと国が財政的に危機状態にあり、これ以
上仕事もお金も一緒にできない。仕事も地方に持ってくる。お金も自主財源を
増やしましょう。だけど仕事は100来ても、お金は100来ないです。お金
は極端に言うと70、80です。あとは地方で知恵を出して頑張りなさい。地
方でリストラをして、組織を小さくして頑張りなさいということです。これが
合併ですよ。1市4町が合併して財政が膨らむのではなく、1市4町は要はリ
ストラだったのです。行政コストを下げることです。公務員も減らしなさい、
極端な話として支所も減らしなさいという全国的にはそういう流れです。これ
がムチの方です。アメがあります。アメとしては、合併特例債が1市4町が合
併しましたので、450億円の合併特例債であり、何か建てなさいとなってい
ます。これがあるから合併を進めたのです。450億円。今200億円使いま
した。あと約250億円残っています。それを私が聞いたときに、1市4町は
対等合併ですから、合併してサービスが悪くなったとか、全体的に元気がなく
なったとか、合併して損したとか豊北町の皆さんに言われたくないし、それは
おかしいです。そのときに私は、選挙前にいろいろ資料を集めまして検討して
いました。市役所を建替えるとすると合併の条件があって新下関周辺が望まし
いとして、市役所だけで150億円かかるというのです。市役所を建てて、周
りを壊して、唐戸も壊して、幡生もなんとかしたら220~230億円がかか
ります。そうしますと残っている合併特例債250億円は、ほとんどなくなり
ます。アメの部分は市役所を建替えたら終わりです。私は、それを見ておかし
いなと思いました。今、中央集権から地方分権に国の政治は進んでいます。1
市4町が合併して、それはそれでよかったでしょうが、合併して市役所を約束
だとして建替えて、地方分権になるか、元気になるのだろうか、豊北町が元気
になるだろうかと思いました。新下関に市役所を建てて豊北が元気になります
か。私はならないと思います。皆さんがここから市役所に行く用事はほとんど
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
ありません。むしろ豊北総合支所を充実して、この度は課を減しましたが、サ
ービスを低下させないでハードを含めて、もう少しこちらをやってもらった方
がいい。市役所を建替えない代わりに、豊北の様々な施設を充実した方がいい
のです。それが私の持っている地域内分権です。ひとつは豊北町の総合支所長
の権限の問題もあります。今は権限、予算は少ないです。予算の権限を与え、
豊北町のためにものが言える、これだけ予算がほしい、総合支所長が市長の代
わりで、元の町長の気持ちでやってくださいと言っていますが、予算や権限が
ないので、これをくださいと。これを今から1年をかけて検討してもらいます。
1 年ないですから、半年以内で結論、方向を出さないといけません。それが地域
内分権です。豊北町でできることは豊北町でやってもらいたい。これをあまり
進めていると合併しなかった方がよかったということになります。それでは元
に戻ってしまいますし、いまさら別れることはできません。一緒にやらないと
いけません。それを思って私が市役所を建替えないということは、そうなので
す。合併特例債の250億円をみすみす使わないともったいないと国の借金で
すからね。使わないとちょっと問題はありますが、折角のアメの部分は残って
いるのですから、市役所を建替えない代わりにその余裕を4町にもっていきた
いという思いがあります。極端な話ですが、最近、彦島支所が建替りました。
7階建てで、14億円です。日本で最先端の支所ができました。すばらしいい
いものができました。市役所を建替えると150億円といわれますが、15億
の庁舎が10個分いるとは思いません。これから市の職員も減りますし、人口
も減ります。そうなると一カ所に集中して、新下関に集中して、用事があった
ら豊北町から来なさいという時代では、皆さんはとてもやれませんよ。高齢化
も進みます。その中でサービスはますます落ちるばかりです。今、もめている
のは岩国市です。岩国市は総合支所を統合しようとしています。これで住民の
反発も出ています。理想から言えば、大きな市役所を建てて、総合支所は閉鎖
する。これでは地域内分権にはならない、私はむしろ逆だと思います。対等合
併といいますが、旧下関市は25万人、旧4町は全部足しても5万人ですが、
対等合併です。中には実質、吸収合併でないかといわれる人もいます。私は、
いろいろ考えてちょっと違いますね。対等合併だったら、25万対5万の、2
5対5の5をもっとあげないといけません。どこをあげるかといいますと、人
口では負けます。何をプラスにするかといいますと、広さです。豊北町の面積
も市内の面積と比べて、やってもらわないといけません。面積が広いからサー
ビスが悪い、そんなことはないでしょう。皆さんの了解で合併したのですから、
面積が広いのをマイナスでとったらいけません。面積が広いのはプラスです。
このグリーンですね。緑、海、田、農村、山これはプラスです。これからの農
業は苦しいですが、国策としてこれ以上疲弊したら日本は沈没します。完全に
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
農業は守ってもらわないといけません。税金を相当つぎ込んでも守らないとい
けません。お金を持っていて食糧は買うという時代はいずれ終わります。中国
もインドもアフリカも自分のところのことで一生懸命です。工業が進みますか
らね。お金があっても食糧はありません。日本でもっと生産をあげないといけ
ません。それから、環境問題から見ても外国からどんどんものをもってきては
いけないということです。地産地消です。食糧の安全保障というものもありま
す。今からは環境と食糧の時代ですから、むしろプラスとなります。そうしま
すと25対5が、極端に25対10くらいになります。25対10だったら、
なにも市内だけに大きな市役所を建てることはないです。ここの総合支所をサ
ービス低下させないで、むしろ総合支所の権限を増やして、もう少し独立まで
はいきませんが、元気を出してもらいます。その方が確実なサービスになるは
ずです。高齢者が多く、場所も広いですが、市内に比べて今よりサービスを極
端に落としてはいけません。そういう思いがあります。
あと10分くらいはお話をさせていただきますが、豊北の予算を調べてきま
した。どういうものがあるか、いろいろ分野がありますが、都市基盤整備の分
野では、豊北町は、生活バス車両の購入をします。これが1台、約 500 万円で
す。2番目に地域情報通信基盤格差では、携帯電話は業者のこともありますが、
要はインターネットの整備が必要です。特に角島地域ですが、今年は約 2,000
万円、3番目に、デジタル対応化対策として、いずれデジタルになりますが、
この整備も支援していきます。予算額は約5,000万円で豊北だけでもかか
ります。これが仮に豊北町が単独だったら、やはり大きな仕事ができないこと
もあります。下関からもお金を持ってこれるといういいこともあります。下関
はかなりそういう面では、インターネットは進んでいます。同じ下関だから、
こちらの方が不便だから、予算がかかっても、豊北町に持ってこないといけま
せん。そういうメリットはあります。それから道路整備事業としては、これか
らも整備を続けて行きますが、波原神田口(はばらかんだぐち)線、五千原杣
地(ごせんばらそまち)線、阿川田耕(あがわたすき)線、小迫高塚(こざこ
たかつか)線の整備をやります。予算額は約3億円です。今年度だけでこれだ
け使います。
自然環境・生活環境整備の分野では、旭が丘団地建設事業では、予算額は約
9千万円、2番目に、農業集落排水施設建設事業では、生活環境の改善と自然
環境の保全のため、角島の尾山地区において、農業集落排水事業の推進を図り
ます。予算額は約8千万円です。
産業振興の分野では、第 1 番が畜産基盤再編総合整備事業として、下関牛と
いうブランドができていますので、力を入れていきます。自家飼料生産基盤の
向上や和牛のブランド化に、約3千万円です。2番目は、地産地消で露地野菜
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
とか季節性があって、そればかり作っても安いですね。ハウスで品種をたくさ
ん作らないといけません。季節をずらしてでも、たくさん作らないといけませ
ん。そのための整備でパイプハウスを作ります。予算額は約3千万円あります。
漁業生産基盤整備では、
「藻場」は魚の稚魚のゆりかごですが、こういう整備も
豊北では大事なことです。水産資源整備として予算額は、足したら、約1億5
千万円になります。その中には和久漁港の整備も含まれています。
観光振興の分野では、これは力を入れたいと思いますが、道の駅ですね。ま
だ道の駅という名前にはなりませんし、まだ認定は受けていませんので、道の
駅という名前がひとり歩きしたらいけませんが、そうは言いましても道の駅で
す。和久地区に、今年度整備します。土地も買いましたし、その整備も含め建
物を建てますと結局9億600万円となります。施設の管理運営検討経費を入
れると約10億円で和久地区に整備が進みます。にぎわい施設を作ることが大
事です。今、菊川、豊田に道の駅があります。豊北には、ブルーラインといい
ますから、下関から長門に向かう海岸線で、中間点です。ここに豊北の名産物
を売る拠点があって、しっかり皆さんがいいものを出してもらって、安くて品
物のいいものを観光客が寄って、買ってもらうことです。ここで、例えば漬物
とか農家の方が作ることです。そうしますと協同組合とか任意の組合を作って、
そこで働く高齢者の方に定年はありません。体が動く限りは仕事ができます。
家から近いから、もって行きやすいです。よそでは成功しています。野菜もむ
しろ曲がった野菜がいいですね。土がついたり、形が不揃いで野菜市場に持っ
て行けない、規格も揃わない、数も揃わない、そんな重労働はできない、少し
しかできない、その野菜を売ってもらったらいいです。毎日現金収入です。こ
れは皆さんが相当意欲をもって自分の商売と考えてしないといけません。市が
建物を作ったから借りようか、売れなかったら市が悪いということでは話にな
りません。私は、豊北町の方が1万円ずつ集めて、株式会社豊北町を作って、
皆さんも出荷する、買いに行く、地域の方も施設ができますから、交流しない
と豊北町の元気は出ないと思います。市役所は商売下手です。皆さんの力がい
るのです。
保健・医療・福祉の分野では、阿川児童クラブ改修工事として、200万円
です。教育・文化の分野では、第1には豊北中学校プール建設として、豊北中
学校にプールを整備することとし、今年度より調査費で100万円です。役所
は、普通の家のようにはいきませんから、まず調査して、実施設計して、それ
から始まります。3年くらいかかりますが、徐々に進めます。スクールバスの
購入については、田耕小学校のスクールバスを購入します。これが650万円
です。豊北歴史民俗資料館は、いいものが残っていますので、活用するのです
が、この文化財の活用にはお金がかかります。特殊工事もいります。これが、
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
約2億2千万円です。豊北町だけでもこれだけあります。主なものだけでもや
っていきます。
それから、市役所の建替えの件についてはお話をしましたが、市役所を建替
えない代わりに、私はまだもつと思いますので、手を入れない、少しはリニュ
ーアルしますが、その分の余裕をこちらに持っていきたいと思います。
総合支所を充実ですが、私も最初は認識不足で、合併して豊北の人間を下関
の市役所に引っぱったということで、こちらの人間が減ったという認識でした。
ところが市役所に入ってみますと、そうではなくて全体で職員を減らしていま
す。これは、国の人員削減計画があり全員減らしています。豊北だけが減った
わけではありません。この度、豊北は水産課がありましたから、8課ありまし
たが、最初に市長になって暫くして私に示された案は2課でした。総合支所、
4町を充実すると公約していたのに、8課を2課では公約と反対になり、困る
と言いましたが、市の方は「課長の数は決まっているので豊北を含め4町だけ
課長を残していくとひずみが本庁に出るのでできない」と言われました。いろ
いろ打ち合わせて 4 課になりますが、そのときに言いました、サービスは低下
しないとのことで、担当職員の人数は減っていません。課長は減りました。サ
ービスは絶対低下させないとはっきりいいますから、これは約束です。皆さん
が豊北総合支所に行かれても課は減りましたが、職員は減っていません。サー
ビスが前と違うということがあれば、すぐ河野総合支所長に言ってください。
河野総合支所長は私の代理です。元の町長の気持ちでやってください。いまの
ところ予算と権限はまだありませんので、かわいそうなところがありますが、
気持ちは町長です。それと次長は今まで課長と兼務でしたが、全部きりました
から、兼務がありません。次長は総合支所長の代理です。二人でやるのです。
総合支所長代理としてコンビを組んでやります。地元の出身です。職員も相当
帰しました。今までは1市4町が対等合併ですから、職員も共通に研修しない
といけないということで、豊北の職員も豊北から唐戸の市役所に通っていた職
員もかなりいると思います。一応、研修が終わったので今度は帰します。豊北
町の出身の方は豊北町で働いてもらいたいです。その方が地域の皆さんも親し
みがわくと思うのです。かなりやっていますので皆さんも支所に行ってみても
らいたいと思います。総合支所長も地元、次長も地元です。職員も帰っていま
す。今から半年をかけて権限も、どういう仕事ができるかしっかりまとめても
らいますので、皆さんが心配している8課が4課になっても、サービスを下が
ることはありません。むしろ私は強化したと思います。次長と総合支所長をつ
けて、職員も戻しましたから、是非、皆さん方も注目してもらいたいと思いま
す。
以上で、最初のご挨拶をさせていただきましたが、最初にご質問にお答えして、
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
その後 30 分くらいは、皆さんからいろいろお話を伺いたいと思います。どうも
ありがとうございました。
3 タウンミーティングの進め方の説明
(河野豊北総合支所長より進め方について説明)
4 質問・意見に対する回答
1.自治会の組織、運営方法の是正と活動委託料の増額について
(質問)
(1) 地域内地方分権の立場から、下関市連合自治会の組織及び運営方法の是正
をお願いしたい。
(2) 会議方法や研修視察を見直して間接費を軽減し、自治会長への活動委託料
を増額すべき。抱えている問題、研修すべき課題が異なる。
(市長)
自治会というのは任意の団体です。下関市が作っているものではなくて皆さ
んの連合自治会の組織の運営で、理事会等で検討して決めているもので、市が
直接、内部にタッチしているわけではありません。
経費の話と視察の話がありましたが、自治会長は住民の自治のリーダーです。
自治会の活性化のためには、やはり他地区を見て研修することも大切と思いま
す。視察の目的や課題の与え方はあるでしょうが、連合自治会で意見を反映さ
せたうえで、今後、実施をして他のいい場所を見習っていただきたいというこ
とはあります。連合自治会の事業運営は補助金とか、市からの財政的支援は行
っていません。ご質問のような間接的経費はないということです。
2.総合支所の課の統廃合と自治会担当窓口の一本化について
(質問)
総合支所の課の統廃合を機に、自治会担当係を絞り込み、窓口を一本にして
欲しい。
(市長)
窓口を一本化した方が便利なように見えますが、職員が全部仕事をしている
わけではありません。依頼事項はいろいろな話がありまして、むしろ一本化す
るより、それぞれの担当課に行ってもらった方がむしろ早いです。特に豊北町
のように担当、例えば、総合支所長、次長にいってもらってもいいのですが、
いくつかの話があるときは、それぞれ担当窓口にいってもらった方が対応も早
いです。
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
3.市から自治会への連絡、郵便物の受け渡しにおける支所の逓送便等の活用
について
(質問)
連絡網、逓送便に支所や支所の嘱託職員を活用して、市から自治会への連絡
や郵便物の受け渡しなどを対応するようにしてはどうか。
(市長)
今回、行政サービスを提供する窓口は市民生活課に集約しました。総合支所
管内の自治会については、地域政策課というところが窓口になります。それか
ら豊北総合支所管内では、平成19年から、職員を非常勤嘱託職員に変えまし
て、その支所業務を行っています。職員は嘱託職員でありますから必要な支所
業務に応じた任用をされており、違うところまでの仕事をさせることは行政的
には難しいところがあるということです。
4.支所職員を各自治会事務のサポーターとすることについて
(質問)
支所職員を各自治会事務のサポーターとして欲しいが、いかがお考えでしょ
うか。
(市長)
自治会活動は任意的組織であると申しましたが、市役所が協力を行っていく
必要があると考えています。ただ、お金の場合に、市役所の職員がお金を預か
るとなりますと責任の範囲が不明確になり、事故が起こったこともあります。
皆さんのお金ですから、その点の調整がいります。今まで行っていたというこ
ともあるでしょうが、行っていたこと自体は行政から見れば、公務員の仕事を
越えたことをやっていたということで、事故のもとになったということもあり
ます。総合支所職員とも支所の職員ともよく相談しているところですが、いき
なり市役所の仕事でないので、できませんとお金も通帳も事務もぽんと返すよ
うでは皆さんも困りますから、やはり通帳とかは市役所で預かるとか、出し入
れは皆さんでやってくださいとか、皆さんが帳面のつけ方がよくわからないと
かありましたら、しっかり指導するとか、今までやっていたことがいきなり知
りませんということはありません。徐々にお伝えし、自分たちのことは自分た
ちでお願いします。役所でできることはお手伝いしますよというスタンスであ
りますので極端にはなりません。
5.浜出祭の奉賛会会長就任と事業費補助について
(質問)
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
平成 23 年に開催される浜出祭について、奉賛会の長になって欲しいがいかが
か。
(市長)
私も浜出祭のことは、市長になって、いろいろ知りました。パンフレットも
持ってこられたり、歴史の資料もいただきました。2 センチも 3 センチも資料も
貯まっています。最近は、市長の仕事が、厳しくチェックの入る時代になって
います。昔は町長で、どんどんやっていたことが、違う市民から見れば行き過
ぎ、法律的に行き過ぎだとチェックを受けやすくなっています。二つありまし
て、一つは公職選挙法という法律があります。市長がいろいろな団体の長にな
りますと結果的に選挙のためにやっているのではないかと言われる方がおられ
ます。実際にそうでなくてもそういう面で言われます。寄付を出した方が受け
る側の会長になっていると言われます。その調整がいります。
もうひとつは、微妙なことになりますが、浜出祭が宗教行事かどうかです。
浜出祭が宗教行事の部分があると神官が出てきて行事をして、その中に中心に
市長がいたとなると公務ですると政教分離という面で問題になりやすいことに
なります。私だけの判断ではなく、市の判断で、それはさせていただきます。
そうは言いましても7年に1度の大きな祭ですから、何らかの形で役員なり、
代表を務めないといけないと思います。例えば名誉会長とかですね。そういう
形でお手伝いできるのではないかと今のところ考えているところです。
6.地域高齢者の暮らしを守る交通手段について
(質問)
豊北町では、4月から住民主体の乗り合いタクシーが粟野地区で開始され、
田耕・北宇賀(上畑・下畑)神玉各地区においても「生活バス」が運行されてお
り、一部の利用者は大変助かっています。しかし田耕地区では、バス停まで2
~3㎞あり、足腰の悪いお年寄りは、介助無しにはバス停に行くことすらでき
ません。新しい交通政策、行政主体の「乗合タクシー」の運行に力を入れてい
ただくようお願いします。
(市長)
私が地域を回りましたら、よく聞きます。バスは確かに回ってくるけれどバ
ス停まで行けないといわれます。大変不便をかけていると思います。そのよう
な中、市の計画は下関市バス交通整備計画があり、やっていますが、それが実
態に合っていないとか、サービスが悪いとか、便利が悪いとか、ちょっと出る
のに前の日から出ないといけないとかいうのでは、前の日からちょっと出る予
定があるかどうかはわかりませんけれど、その点で使い勝手が良くないか十分
わかります。どういうことが出来るかということで、これも各総合支所長の一
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
つの仕事だと思いますが、乗り合いタクシーの運用の仕方、コミュニティ交通
など実際の路線バス以外の住民の足となる公共機関の確保をどういうものがい
いのか検討させていただきます。
7.中山間地域の公民館における情報活動について
(質問)
田耕地区においては、毎月「田耕地区だより」を発行しています。中山間地
域の情報源としての役割は大変大きなものがあります。今年度から印刷諸経費
が、地元負担となりました。社会教育としての公民館活動に限定されると、何
かと支障があり、特に中山間地域においては都市部と違い、弾力的対応が考え
られるべきではないでしょうか。
(市長)
お気持ちはわかりますが、弾力的対応というのが大変難しいです。一カ所で
崩れるとあちらもこちらも弾力的対応で、結局行政のバランスがとれなくなり
ます。今、1市4町が合併して全市的にそれが通用するきまりかというと公民
館等社会教育施設を使って、地元の団体や個人が公民館とか施設の印刷機を使
って印刷した場合に、経費はどうするかといいますと結局は印刷者の負担とな
っています。田耕地区だよりは分かりますが、やはり統一的な負担になってい
ます。今までやっていたといってもなかなか理屈で通らないこともあります。
実際はそれほど大きな経費でもないのです。大きな経費でないから負担しても
いいというわけでもありません。役所は決まりで動いているところもあり、特
例を作ると言うのもなかなか難しいです。
8.田耕保育園の跡地利用について
(質問)
以前地元にご相談がありましたが、利用の条件として、施設の改修は不可、
維持費は利用者負担等条件が厳しく、せっかくの施設も利用者がありません。
地元民が利用しやすいように、また施設管理(周りの草刈等)の一考をお願いいた
します。
(市長)
地元にはご不便といいますか、ご迷惑をかけているみたいです。近くには田
耕公民館があり、こちらの活動が盛んであると伺っています。高齢者のグルー
プホームとかデイサービス施設があればいいのでしょうが、事業者があっての
ことですから、なかなかすぐにはいきません。ただ私としては、これからの方
向としては、やはり高齢者が住みやすいまちというのが目指す方向です。豊北
町だけでなく、外からでも来ていただき老後に住んでいただきたい。今住んで
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
いる方は、今まで社会でずっと働いてこられたわけですから、少しでも老後が
安心して生活できる環境を作るということは市の大きな仕事です。特に核家族
になって、ご夫妻二人とも高齢者で、一人は体が動かないのにもう一人が認知
症だという老老介護も今からは増えてきます。少しでも市として手当できるよ
う全市的な問題として考えています。施設管理は調べましたが、週に一回くら
いは回って点検しています。草刈等は廃園後1年経っていないので予算を計上
していないということです。現地を見るということで、打ち合わせで聞きまし
てが、そうは言っても予算がないということで業者に頼めばお金がかかります
が、総合支所の職員で草刈したらどうですかといいました。勤務が終わってし
ますといわれました。それほど杓子定規にならなくても仕事が空いていれば勤
務時間内であっても草刈にいっても仕事ですから、みなさんもそこまでは言わ
れないと思います。仕事が終わって草刈しろといわれなくとも、早めに実務を
切り上げて草刈に行ってくださいとお願いしています。
9.神玉幼稚園の跡地利用について
(質問)
幼保一元化により使わなくなった神玉幼稚園の跡地の利用はどうなるのか教
えてほしい。
(市長)
だんだん人口が減ってきますと、こういう施設の空きが増えてきます。それ
が地元で違う目的で使ってもらえると一番いいでしょうが、地元に新しい施設
ができるとそれがいらなくなります。そうしますと壊すしかなくなります。私
も一応実務が落ち着きましたので、これから毎月、各総合支所で総合支所長の
持ち回り会議を行う予定です。駆け足で4町を見ましたが、まだ小さい施設ま
では見ていません。4町に来たとき、豊北町に来たとき、豊北町の中の問題の
ある箇所をまず見て、総合支所の支所長、次長、課長の会議をして、それから
4総合支所長の会議をします。そういうパターンを毎月作っていこうと考えて
います。これを今月から始めますが、その時に十分見ていきます。地元の方の
意見が大事です。どういう希望があるか、それと使いやすい土地ならいいので
すが、崖があったり柵があったり有効活用が難しいということもあります。少
し時間がかかりますが皆さんの財産ですので継続して検討していきます。
10.幼保一元化後の幼稚園等の跡地利用に関するアンケートの調査結果とそ
の活用方法について
(質問)
跡地利用についてアンケート調査があったが、結果はどうなったのか。どの
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
ようにその情報を活用していくつもりか。
(市長)
このアンケート調査について調べてみました。豊北総合支所管内の就学前の
施設の再編に伴って廃園となりました4保育園及び1幼稚園の跡地利用につい
ては、アンケート調査は実施していません。そのうち滝部地区にも豊北こども
園というのが開園しました。これも県内でも全国でもそういう流れの中で先端
施設です。幼稚園と保育園が一緒になるという施設です。あとの施設の利用に
ついては、地元の皆さんの意見、要望、市役所としての方向性がいります。こ
れから財産をどう活用していくか検討課題になってきます。
11.小・中学校の統廃合計画について
(質問)
本年 2 月に下関市教育委員会より市内小・中学校の統廃合計画が示されまし
たが、その教育委員会の方針に対する市長の考えをお聞きしたい。
(市長)
学校の統廃合は私の公約のひとつです。統廃合をしないというのが私の公約
の一つです。3人このたび市長選挙に立候補しまして、2人の方は白紙撤回と
いわれました。私は、市長と言うのは責任のある立場で白紙撤回は無責任と思
いまして、折角、教育委員会が時間をかけてマスタープランといいますか、市
内の統廃合の図、絵を書いている、こういう地区ではこういうのが望ましいと
設計図なり、グランドデザインがありますから、これを破って捨てることはあ
りません。また今度は統廃合の要望が出たときに作り変えないといけなくなり、
またお金もかかります。そうではなく、統廃合は地元の要望がない限り進めな
いということでやっています。学校の統廃合をいきなり進めるという感じがあ
りましたので地域の方がかなり反発を持っておられました。思い出の小学校が
なくなる、地域性がなくなるということでいやだということでした。片方で、
役所の方は進めるということで、PTA、地区と市役所の教育委員会で加熱状態
でありました。私は、それがわかったもので、1回、お互い頭を冷やしましょ
う、もう一度住民の方によく説明しながら、進めるとこは進めましょう。ただ
学校の統廃合だけ進めるのではいけません。地区に関するいろいろな教育の課
題もあります。それもお話を聞きながら、お話をしながら、その中で学校統廃
合の方向も、場所によってですが出したらどうですかと。特に旧市内では反対
もひどいし、1学年ずつありますが、旧郡部について、こちらの方は子どもが
少なくなってたまらないと学校を集めてくださいという要望が地区から出ると
ころもあります。そのときにあまりにも地区の要望を優先しすぎて、待ってい
たのでは大変なことになりますので、教育委員会の情報、状況を察知して状況
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
が分かったならば地区の方としっかり相談して、そろそろ統廃合しますかとい
うことの話をしていったらいいと思います。地元抜きには、そういう話はしま
せんが、ずっと地元に任せるということもできません。市としての責任もあり
ますから、学校のコミュニティのスクールバスの準備ができて、子どもの安全、
通学が確保されたら不便なところは集まって、子どもの野球チームもできない
といけませんし、子どもの交流も少しないと、その子の将来のためになりませ
んので、責任を持って打ち合わせをさせていただくようになると思います。
12.携帯電話の圏外区域の解消について
(質問)
今日の各家庭には1台の携帯電話が普及していますが、未だ田耕地区には、
約40%の地帯が圏外区域かもしくは家の外からでないと使用できません。行
政としてぜひ一考をお願いいたします。
(市長)
これは直接的な市の事業にはなじまないと思いますが、皆さんに不便なとこ
ろがあるということで、今年の3月にNTTドコモ、ソフトバンク、5月には
KDDIに対して市長名で要望書を直接、提出しました。これを受けて携帯電
話の事業者も下関市の不感地域等の情報提供を参考に今後もエリア整備に役立
てていくという回答もありました。徐々に進んでいくと思います。今後とも山
口県もひとつの対象になりますので連携して携帯電話の事業者にも強くサービ
スエリア拡大を要望してまいりたいと思います。
13.救急医療の対策について
(質問)
豊北地区において救急の患者が出た場合の緊急医療体制はどうなっているか
教えてほしい。
(市長)
これについては、病院の問題と救急車の問題があります。まず病院の問題で
すが、ご自分で行かれるような状態であればの話ですが、平日の昼間ですと豊
北町内には12の医療機関があります。病院が1と診療所が11あります。日
ごろから、かかりつけのお医者さんを作っていただき、その先生に連絡して診
察を行ってもらうということになります。心配なのは夜間です。夜間でもかか
りつけの先生に相談するか、大学町の夜間救急診療所がありますので、こちら
に受診してもらうか、夜11時以降、深夜になりますと市内の救急病院が交代
で対応していますので、当番医を確認してかかることになります。先になりま
すが、山口県では、ドクターヘリといってお医者さんをドクターヘリに乗せて
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
緊急出動するということが進んでいます。そうなりますとヘリポートの整備が
必要ですが、これが出来ますと豊北地区も管内になりますので緊急の医療体制
に寄与できることになります。関門医療センターもヘリポートも整備され、3
65日24時間対応で皆さんを受け入れします。もう一方は救急車です。11
9をかけると救急隊が現場到着して患者さんの状態を観察して、かかりつけの
医療機関があれば、その医療機関が受け入れ可能かどうかを確認します。この
場合、ここは長門市も近いのでかかりつけが長門市の医療機関であれば、その
医療機関にも救急車は患者を搬送します。かかりつけがない場合は、その適切
な処置が行える医療機関に受け入れを要請して、そこの医療機関に搬送します。
豊北町の場合、地理的条件から下関市立豊浦病院へ受け入れを要請するケース
が多いということです。医療機関の都合、他の患者さんの処置中とかあります
ので、その容態や緊急度によっては受け入れができないことがあります。そう
いうときは時間がかかりますが、旧市内の医療機関に受け入れを要請していま
す。それから、豊北出張所の救急車が出動中に、豊北町内で他の救急車の要請
があった場合、そのときには最寄りの豊浦西消防署、または豊浦東消防署から
救急車を出動させています。高規格救急車が各1台ずつ整備されており、救急
救命士も1名ずつ同乗しているということで、お互い乗り入れて救急車が来る
という状況です。
14.雇用対策について
(質問)
豊北地区には雇用の場が無い。雇用対策はどうか。
(市長)
政府の補正予算もありまして、大変大きなお金が、14兆円もあります。い
ろいろ予算もおりてきます。その中で緊急雇用対策、緊急経済対策があります。
下関全体では3年間で市内600人の雇用の創出をするようにしています。ま
た環境保全パトロール事業、小中学校の特別支援教員、豊北地区の対象となる
雇用創出事業でもあります。先ほど申しましたが、道の駅も是非活用できるも
のとなってもらいたいと思います。ここに交流人口もですが、農産品の加工品、
観光商品で地元の流通経済に刺激を与え、雇用が発生する仕組みになってもら
いたいと思います。第一次産業の農林水産、角島の観光資源、観光交流を活か
していかないといけないと思います。
(河野豊北総合支所長)
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
以下の15、16の質問につきましては、市長所信挨拶により説明がありまし
たので、省略させていただきたいと思います。なお、補足のご意見等がありま
したら自由討論の方でお願いしたいと思います。
15.総合支所機能の充実について
中尾プラン・下関再生計画が手元にありますが、
「支所機能の強化充実を図り、
より身近で親切な行政サービスの実現」とありますが、7月1日付けで人事異
動も発令され、今までの8課が4課となり、また、それに伴う人員削減が予想
されます。選挙公約マニフェストの「市民起点・地域内地方分権」に逆行する
ものではありませんか。
16.新庁舎建設について
7月1日付け機構改革で、
「新庁舎建設準備室」が「庁舎整備室」に改名され
ましたが、前市長の折、新庁舎建設についてのアンケートの結果や市議会とし
ての準備委員会の審議状況など、ガラス張りの情報公開をお願いいたします。
また新庁舎建設を見送った場合、どのようなメリットがあるか、もう少し具体
的に市民に公表をお願いいたします。
5 自由討論
(市民)
川棚でありましたときも市長さんに質問しましたが、豊北町において休耕田、
私も有害鳥獣の捕獲に参加していまして、今日も豊北と豊田で共同捕獲をやっ
ています。有害鳥獣はものすごく多いです。国策の国営農地を作った跡地利用
について、今日も北宇賀を回りましたが、シカについて農林課の職員は行って
見たことがないと思います。私が乳牛飼育される方の家を毎年、年2日くらい
訪問するのですが、訪問されるのはあなただけと言われます。行政や農協の人
も来たことがありません。私は農林課にこういうミーティングのようなものを
豊北町だけでもやったらと、やってみたらどうかと言いますが、やってもらえ
ません。島戸に行けばなぜ来たかと言われます。農業される方はやってくれと
言われます。そういう徹底した対策がなされない。こういうミーティングをや
ってもらいたいと言うが、行政もしていません。私は自治会長のところに相談
に行きましたが、自治会長もあまり本気でなかったです。国営農地の使用方法
についてお尋ねしましたが、私は借りたいけれど、その方法が国、市の考え方
と違う。買ってもいいけれど、これも国とものすごい差がありますと言われま
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
す。もう少し雇用対策とか出ている中で、もう少し農林課や市長が農林業に力
を入れておられますから、もう少し力を入れて雇用対策、休耕田についての対
策をやってもらいたいです。肥牛と乳牛については、なかなか難しいです。生
産牛については飼料もいろいろ、あれはいけないこれはいけないと言うことは
無いです。飼料を稲の代わりに、大豆とかを植えれば、シカの対策をやらない
といけません。今の市、国の対策を見ると、保護するような対策です。鳥獣の
捕獲に力を入れてもらいたいです。捕獲体制について十二分に市民が納得いく
回答をお願いします。
(市長)
私は水産の方で山に詳しくなかったのですが、私が回ってみますと悲鳴に近
い状態です。県や国、県が窓口ですが、県が言っているシカがどれだけいるか
という数字が、頭数の5倍から極端には10倍いるかいうのが地元の方の話で
す。そういう中で長門市との連携もあります。豊田もまた同じように被害が出
ています。今年、市がやっていますのは、シカ、イノシシの肉がもう少し価値
が出て、特産品になって、皆さんが捕まえても肉が流通ができ、売れるという
ことがひとつは大事だと思うのです。長門と連携して準備をして、今年予算を
あげていますが、その解体場も簡易なもので無く、きちんとした施設で、保健
所の許可も出て、獣医も専従とまではいきませんが、兼ねてでも許可があって、
なおかつ農業新聞を見てわかったのですが、暑いところで肉をさばいてもいい
肉はできないのです。クーラーも効かしたきちんとした処理場を整備して仕組
を作らないとなかなか捕獲意欲は高まりません。シカ、イノシシ、中にはサル
もあります。この前、豊田に行ったら職員がいませんで、どうしたか聞いたら
職員が、タヌキが住み着いてそれを追い出しにいっていますというような町の
中では考えられないようなことがこちらでは当たり前に起こっています。休耕
田が増えたら餌場や、隠れ場となっています。市だけではなかなか大変ですが、
やはり農林水産、4町を元気にするということを公約から見れば、そちらに力
を入れていかないと畑を一回荒らされたら、次は、すぐにできないし、やる気
がおこりませんと聞きます。これも総合支所の仕事の1つになりますが、総合
支所の担当者によく言って市役所にあげてもらわないといけません。それから
私が思いますに、大きな市役所はいらないということは将来的に小さい市役所
にするということです。小さな市役所にするということは総合支所は元気にし
ますが、もう1つは分庁化といって市役所の仕事でできるものは本体をこちら
に移して直接見てもらいたいと思います。皆さんが市役所に来て、こういう問
題があるんですという前に、担当職員がこちらに来ていて、すぐ現場に行ける
という体制にしないといけません。市役所の担当職員は革靴ではなく、長靴か
野良靴を履いた仕事ができるようにします。任期中には徐々にやっていきます。
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
急ぐ面もありますから、予算を入れて一気に駆除をやって欲しいという声もあ
ります。銃やわな、そしてオリの関係もあります。十分気をつけて対策をたて
るよう準備をしていこうと思います。
(市民)
今日はご苦労様です。2点ほどあります。最初冒頭にありましたように、テ
レビのデジタル化です。この辺のデジタル化の中継所はだいたい出来上がって
いると思いますが、デジタル放送が神玉局の方は映らないのが現状です。アナ
ログが映っているから、それほど危機感もない状態です。特に高齢化で広域で
共同アンテナ線を引くとコストが高くなります。最初、市長の話の中で支援す
ると言われたので安心しています。特にアンテナは道路と私有地にかかるとこ
ろが多いので簡便な手続きをよろしくお願いしたいと思います。もう一つは、
JRの小串以北、豊北地域の方は小串でかなり待ち時間があります。本数も少
ないわけです。特に下関市におきましてもノーマイカーデーをやっておられま
すが、JRの便の利便性が悪いから、なかなか進まない。高校生も部活して帰
るときには、小串で待ち合わせないといけないということで、父兄の方が小串
まで迎えに行きます。JRは民間企業でありますので、直接にできないかもし
れませんが、市長を先頭にJRにお願いに行かれるなり解決方法を同じ下関市
内という観点から先頭に立ってお願いしたいです。
(市長)
今の 2 点については、河野総合支所長も気をつけてもらいたいですが、デジ
タル化ですが、神玉地域のデジタル化についてですが、豊北町だけでやるとコ
ストがかかりすぎて予算がなかなかとれないかも知れませんが、1市4町にな
ったメリットが活かせるとしたら旧市内からでも予算をもってきて、神玉だけ
が映らないといっても金がかかってもやってくれというのもひとつの方向です。
これは十分注意します。そういうことにしないと1市4町に合併した効果とな
らないと思います。仮に金もかかっても情報基盤整備は市の仕事と思います。
旧市内がデジタル化が便利で、旧4町の地域で人が少ないからしょうがないと
いうことにはなりません。注視してやっていってください。
もう一つの件についても総合支所長にお願いしますが、是非、一緒にいって
実際に実態なりをお聞きしてみたいと思います。市も努力していまして、JR
西日本がどのように言われているか紹介しますと、小串以北の路線で輸送客が
少ないので小串止まりの便が多くなっていると、乗務員や車両の運用のことか
ら延長はなかなか厳しいとなります。しかし下関市では、鉄道輸送は公共交通
機関の一番大事なものである、環境問題もある、地域住民の足であると増便を
お願いしています。小串止まりを滝部止まりに延長するよう要望してきました。
これまで小串駅で乗り継ぎをなくして直通化するとか、乗り継ぎの改善を要望
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
しました。一部改善はしました。それから先ほど言いましたノーマイカーデー
の毎週金曜日に、滝部行きと小串行きの列車が増発されていることもあります。
今後、私も直接、仕事として実際にJRに行ってお聞きしたいし、タウンミー
ティングも毎年続けますし、すぐよくなるかはわかりませんが、JRの場合、
動かしてくださいというのはなかなか難しいかもしれませんが、そうは言って
も接続とかできないものなのかどうか私からも要望を続けていきたいと思いま
す。
(河野豊北総合支所長)
市長からお話をいただきました。旧豊北町のときからJRの件に関しては随
分要望にまいりました。JRが言われることは市長が言われるように、乗って
くださいということです。やはり便利が悪いから滝部までとか、長門市までの
直通を増やすとかいう要望だけでなく皆さんも是非乗っていただきたいと思い
ます。私は本庁に3年間通いましたが、かなり列車も利用しました。確かに川
棚と下関の間しか人が乗っておりません。小串を過ぎて滝部までというと、ほ
とんど1車両に1人か2人の世界です。皆さんも是非乗られるということもよ
ろしくお願いしたいです。それからデジタル化につきましては、テレビが映ら
なくなるということは、インターネットどころの話ではありません。これにつ
いても全力をあげて取り組みたいと思っています。よろしくお願いします。
(市民)
最初から 4 番目の質問は、自治会長として、どうかということから質問を出
しました。粟野地域は10の自治会があります。その中で粟野地区の自治会長
会ということで、いろいろな会議に出ています。連合自治会は67あって、8
18の下関全体の連合自治会があります。現時点で、ピラミッド組織でできて
いる様ですが、それを構成しているひとつひとつの自治会が運営するのが困難
で、自治会長になっていただくのが難しいという集落ができはじめています。
先ほど自治会は任意の団体であり、行政はかかわっていないような言い方をさ
れますが、ある意味で行政サービスの末端にいるのは自治会長なわけです。実
は豊北町は、合併するまでは特別職公務員として町長から委嘱されて地域の現
状と問題点とか行政サービスの提供をやってきました。その思いを合併して下
関として自治会長から行政連絡員という名前にはなりましたが、その志を皆持
っています。それが下関市という大きな中に入ったとき、やっていることと、
言われること、現実とが違います。報酬も現実的に半分になったりしていると
ころがあるのです。自治会長の報酬を上げるために自治会費を上げないといけ
ないというところもできています。市長が言われましたように面積の広さも加
味してほしいと思います。そのことを考えられていろいろなことがされている
と思います。まだまだ下関市全体として豊北町の広さと人間の人口密度の少な
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
さを実感されていないのが現実と思っています。そうした中で一つ一つの構成
員である自治会が安心して暮らせる市を作ってもらいたいです。
「市民起点」
「地
域内分権」ということで、違うあり方が考えられないかと思います。例えば連
合自治会が60何人かが下関に集まります。交通費とか何とかは出ますが。そ
こで話されることは何か、私が 1 時間半かけて行って話されることが本当に現
実として必要なことか、それを考えると、例えば豊北総合支所でやって連絡す
るだけでいいのではないかこともあります。現地視察も大事なのですが、旧市
内の方たちと我々、高齢化した小集落とは、今からどうすべきか考えているこ
とは自ずと違うのです。それを一つの研修会として経費を使うことは本当にい
いことなのでしょうか。自治会の連合会を通じて私自身は言っていますが、や
っぱり組織を守ることが強ければ、現場の声も黙殺されるのではないかと危惧
しておりますので、こういった機会がありましたので、市とは直接関係はあり
ませんが、こういうことを言わせていただきました。また具体的なことは、総
合支所を通して、自治会の連合会長を通して言いたいと思います。
それから、粟野地区振興協議会の組織としての問題点を提起ということで2
点だけ申し上げたいと思います。先程来、保育所の跡地利用は、粟野地区も昨
年1年間かけて粟野地区の問題点は何か、それを解決するにはどうしたらいい
か、保育所の跡地利用をどうしたらいいのかみんなで相談しています。ネック
は改修費をどうするかという問題です。保育所を改修する一番の問題はトイレ
です。他のところは我慢できても子供用のトイレをお年寄りなど大人が使う用
便器にすれば必ず改修しないといけません。改修費の補助策はないでしょうか
と相談しましたが、市の持ち物というものを代えるのに今そのようなものはあ
りませんということなので、これまで保育所改修して統廃合することは今まで
無かったと思いますので、新しいことですので改修費に対する補助政策を考え
ていただけないかというお願いです。
もう 1 点は、コミュニティタクシーのお話がありました。粟野地区でも今年
の3月よりコミュニティタクシーをやっています。NHKで鹿野のコミュニテ
ィタクシーも出ていましたが、思ったより、計画より現実は乗降客が少ないで
す。3 分の 1 くらいしか乗客はありません。運営できるのは、市の補助金がある
から本年度はできます。コミュニティタクシーの試行運転はできますけれど、
コミュニティタクシー推進委員会を毎月1回、20何人という推進委員で、自
治会長さんを中心にやっています。来年以降、これが持続可能な制度とするに
はどうしたらいいか話しているのですが、問題は市からの補助金がどうなるか、
今年と同額は無理としても全くゼロということでしたら、とてもこの制度は続
けられないと思います。先ほど田耕のお話もありましたが、やはり高齢者、交
通弱者を守るにはどうしたらいいかということを数字で短期間に決めて、来年
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
から切るということはないよう、ある意味で、もう少し2,3年くらい猶予を
見ながら持続可能な制度を考えてもらうと幸せと思っています。
それと支所の問題ですが、私達が議論していたときに、粟野支所の嘱託職員
が会議のときに記録をつけていただいたり、出席者への案内文を作ってもらっ
たり、職務外のサービスをサポーターとしてやっていただいたことは助かって
いました。そうしていたものが機構改革で無くなると、自治会長だけで振興協
議会だけでしなさいというのはなかなかな難しいと思いますので、費用対効果、
数字だけで短兵急に結論を出されないように要望します。
(市民)
私は、浜出祭を文化財として保存する会をやっています。市長が地域の観光
などに細かいところまで配慮をされていることをお聞きし、今回私初めてタウ
ンミーティングに出席させていただき、好感を持ちました。是非とも豊北町に
残る文化財の一つとして、たくさんありますが、代表するものとして浜出祭は
あります。市長が言われるように、奉賛会という名前では抵抗があるのであれ
ば、できたら文化財保存の面で名誉会長でもそういう肩書きでもよございます
のでお願いしたいと思います。そして豊北の文化の振興を守っていきたい、協
賛していただきたいと思います。文化の面でも豊北町はたくさんあります。是
非伝統ある文化を私達は継承していきます。祭は、伝統文化として700年以
上続いていますので守っていきたいと思いますので今後ともよろしくお願いし
ます。
(河野豊北総合支所長)
最後に市長挨拶をお願いします。
6 おわりに
(市長)
皆さん本日はありがとうございました。時間が足りなくて失礼しました。豊
浦町が3時からとなっており、60人くらいの方が集まっておられるので、時
間に追われてすみませんでした。次回はもう少し時間をとって手を挙げる方が
なくなるまでやりたいと思います。私の公約は、4町を元気にしたいことは4
年前から変わっていません。4町の元気が下関の元気になるということも変わ
っていないと信じています。皆さんも対等合併ですから、私が言う以上に対等
合併を主張して欲しいと思います。人口の多い少ないは関係ありません。対等
合併です。25万人対5万人だって対等合併ですから関係ないです。ただこれ
は、全国ではあまりやっていません。中には合併したことよりも反対のことを
して、合併の無いころに戻しているのではないかと言われますが、私はそれで
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タウンミーティング開催記録(概要)(豊北 21.7.11)
も豊北町は元気になると思います。私のこのやり方は日本では下関初となって、
下関方式として、モデルケースです。合併したところをどうしたら、よそより
疲弊させないで保っているかということです。豊北を元気にすることです。こ
れから半年しかありませんが、今まで言われた全てのことを河野総合支所長を
私の代わりにここにおきますから、家も近いので、夜も引き回してしっかり話
してください。要望をしていただき、要望だけでなく、皆さん方がどうしたら
豊北地区が元気になるかも教えてもらいたいと思います。税金でやれることは
案外限られています。そうは言っても皆さんが希望を持ったり、いろいろ力を
合わせてやらないといけないこともあります。お祭りのこともあります。でき
るだけお手伝いしようと思います。豊北町が元気になるかどうかというのが、
私も試されています。全国初をやろうと思っているからです。その点を是非も
ご理解いただきたいと思います。新聞だけでは、市長は公約を破っているので
はないか、市役所も建替えない、1 市 4 町の合併を守っていない、総合支所を元
気にすると言ったのに元気にしていない、守っていないのではないかと言われ
ます。まだ100日です。まだ3か月です。1年余裕をください。来年3月ま
でには、あれもやった、これもやったと言われるようにしたいと思います。そ
うしないと来年のミーティングに来られません。私は逃げはしません。とにか
く市が良くなると信じてやっています。いろいろな問題もありますから相談し
てやります。河野総合支所長はこれから出世されるかどうかは、皆さん方のお
引き立てによります。給料は増えません。ボーナスも増えません。仕事はしな
いといけません。私も朝礼でいつも言っています。
「条件の不足が組織を強くし、
条件の不足が総合支所を強くし、困難な仕事が総合支所長を育てる。」と思って
やっています。私が来れない分、どんどん総合支所長におっしゃってください。
ミーティングで上ってきます。皆さん今日は長時間ありがとうございました。
また参ります。
7 閉会のことば
河野豊北総合支所長
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