1 .単 元 名 3 .単 元 に つ い て 「世界の中の日本」 本 単 元 で は 、「 自 国 の 文 化 や 伝 統 に 関 心 を も ち、認識を深めるとともに、他国・他民族の文 化や伝統の良さを感じ、異なる文化を有する 人々を受け入れ尊重することができる子ども」 2 .単 元 の 目 標 を育てたいと考えている。互いの文化は、そこ にある事物を知るだけではなく、人々の営みや 思いを知り、互いの共通点や差異を見つめるこ 課 題 を発 見 し、設 定 する力 する とで、見えてくる。そこで、単元を通して人と のかかわりや、互いを比較する視点を大切にし ○世界の国々のくらしを調べる ていく。 活動を通して、人々の思いや 6年生の子どもは、世界には様々な国々があ 願いにふれ、自分なりの課題 り日本と異なる暮らしがあることは知っている を見付ける。 ものの、自分たちと何が違うのかは漠然として いる。そこで、単元の導入では世界の給食比べ 課 題 の解 決 に向 けて行 動 する力 する を 行 う 。「 一 度 、家 に 帰 っ て 食 べ る ん だ 。」 「お肉 ば か り だ よ 、い い の か な 。」と と 、普 段 何 気 な く 食 ○問題解決に向けて、進んで活 べる身近な給食の違いが驚きとなり、子どもは 動し、新たな情報を求める。 世界の人々の暮らしをもっと知りたいと関心を ○自分から世界の人々や友達に かかわり、協同的に問題を解 決しようとする。 高め、調査の対象を広げていく。 さらに、自分たちが調べたことが本当なのか 直接聞きたいとの願いからALTやジャイカの 職員、大通高校に通う留学生など様々な国の 自 分 の考 えを表 現 する力 する 方々とかかわっていく。コミュニケーションは 双方向のつながりである。子どもは、世界を知 ○活動によって得た情報を再構 りたいとかかわる中で、世界の国の人々が日本 成し、世界の国々や日本につ に感じる思いや驚きをも知る。 「自分が当たり前 いて自分なりの考えをもち、 と思っている日常に外国の方が感動したり困っ 相手意識をもって表現する。 た り し て い る ん だ 。」と い う 驚 き か ら 、子 ど も は 世界の中の日本を新たな目で見つめ直していく のである。 世 界 を 知 り 日 本 を 知 る 。そ それが互いを尊重し、 自己を確立する姿につながっていくのである。 授業者 児 童 平 成 26年 1月 28日 (火 ) 札幌市立東白石小学校 教諭 竹本 彩 6 年 1組 組 男 子 21名 女 子 14名 計 35 35名 ―総合1―
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